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公開番号2024001581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-10
出願番号2022100321
出願日2022-06-22
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 3/46 20060101AFI20231227BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高密度の導体回路を有するとともに低背化されているプリント配線板の提供。
【解決手段】プリント配線板は、絶縁層と、前記絶縁層上に形成されており、導体回路を含む第1導体層と、前記第1導体層の表面と前記第1導体層から露出する前記絶縁層を覆う絶縁性密着層と、前記絶縁層と前記第1導体層上に形成されている樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層上に形成されている第2導体層、とを有する。前記絶縁性密着層は前記第1導体層と前記樹脂絶縁層で挟まれていて、前記導体回路の上面を覆う第1部分と前記導体回路の側面を覆う第2部分を含んでいる。前記第1部分の厚みは前記第2部分の厚みより大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁層と、
前記絶縁層上に形成されており、導体回路を含む第1導体層と、
前記第1導体層の表面と前記第1導体層から露出する前記絶縁層を覆う絶縁性密着層と、
前記絶縁層と前記第1導体層上に形成されている樹脂絶縁層と、
前記樹脂絶縁層上に形成されている第2導体層、とを有するプリント配線板であって、
前記絶縁性密着層は前記第1導体層と前記樹脂絶縁層で挟まれていて、前記導体回路の上面を覆う第1部分と前記導体回路の側面を覆う第2部分を含んでおり、
前記第1部分の厚みは前記第2部分の厚みより大きい。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記第2部分の厚みは前記第1部分の厚みの15%以上50%以下である。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、前記第2部分の厚みは、前記導体回路の前記上面から前記導体回路の下面に向かって小さくなる。
【請求項4】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1部分の厚みは50nm以上500nm以下であり、前記第2部分の厚みは15nm以上200nm以下である。
【請求項5】
請求項1のプリント配線板であって、前記絶縁性密着層はケイ素と窒素と酸素を含む。
【請求項6】
請求項1のプリント配線板であって、前記絶縁性密着層は窒化ケイ素層、または、窒化ケイ素と酸化ケイ素の混合層である。
【請求項7】
請求項1のプリント配線板であって、前記絶縁性密着層は均一密度及び均一組成を有する。
【請求項8】
請求項1のプリント配線板であって、前記導体回路の二乗平均平方根高さ(Sq Ave)は0.050μm以上0.200μm以下である。
【請求項9】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1導体層上面と前記第2導体層下面の間の距離は1μm以上6μm以下である。
【請求項10】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1導体層は隣り合う2つの前記導体回路を含み、隣り合う2つの前記導体回路間の距離は1μm以上6μm以下である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、コア基板と、コア基板上に形成されている第1導体回路と、コア基板上及び第1導体回路上に形成されている層間絶縁層と、層間絶縁層上に形成されている第2導体回路、とを有する多層プリント配線板を開示している。第1導体回路の表面には絶縁性薄膜が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-87508号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1の技術では、絶縁性薄膜の厚みは場所に関わらず一定であると考えられる。そのため、絶縁性薄膜が厚いと、第1導体回路中の配線間の距離を小さくすることが難しいと考えられる。高密度の配線を形成することが難しいと考えられる。一方、絶縁性薄膜が薄いと、第1導体回路と第2導体回路の間の絶縁性能が低下すると考えられる。層間絶縁層を厚くする必要があるため、多層プリント配線板全体が厚くなり、プリント配線板の低背化が難しくなると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、絶縁層と、前記絶縁層上に形成されており、導体回路を含む第1導体層と、前記第1導体層の表面と前記第1導体層から露出する前記絶縁層を覆う絶縁性密着層と、前記絶縁層と前記第1導体層上に形成されている樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層上に形成されている第2導体層、とを有する。前記絶縁性密着層は前記第1導体層と前記樹脂絶縁層で挟まれていて、前記導体回路の上面を覆う第1部分と前記導体回路の側面を覆う第2部分を含んでいる。前記第1部分の厚みは前記第2部分の厚みより大きい。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、絶縁性密着層の第1部分の厚みは第2部分の厚みより大きい。導体回路の側面を覆う第2部分が薄いため、第1導体層の隣り合う導体回路間の距離を小さくすることができる。導体回路を高密度に形成することができる。一方、導体回路の上面を覆う第1部分が厚いため、第1導体層と第2導体層の間の絶縁性が確保される。層間絶縁層を厚く形成する必要がないため、プリント配線板の低背化が可能である。従って、上記の構成によると、高密度の導体回路を有するとともに低背化されているプリント配線板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す断面図である。図2は実施形態のプリント配線板2の一部を示す拡大断面図である。図1に示されるように、プリント配線板2は、絶縁層4と第1導体層10と樹脂絶縁層20と第2導体層30とビア導体40とを有する。
【0009】
絶縁層4は熱硬化性樹脂を用いて形成される。絶縁層4は光硬化性樹脂でも良い。絶縁層4はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。絶縁層4は、ガラスクロス等の補強材を含んでもよい。絶縁層4は、第3面6(図中の上面)と第3面6と反対側の第4面8(図中の下面)を有する。
【0010】
第1導体層10は絶縁層4の第3面6上に形成されている。第1導体層10は第1信号配線12と第2信号配線14とパッド16を含む。図に示されていないが、第1導体層10は第1信号配線12と第2信号配線14とパッド16以外の導体回路も含んでいる。第1信号配線12と第2信号配線14はペア配線を形成している。第1信号配線12と第2信号配線14は隣り合っている。第1信号配線12と第2信号配線14との間の間隔D1は1μm以上6μm以下である。第1信号配線12と第2信号配線14は「隣り合う2つの導体回路」の一例である。第1信号配線12と第2信号配線14とパッド16の表面は低粗度に形成されている。第1信号配線12と第2信号配線14とパッド16の表面の二乗平均平方根高さ(Sq Ave)は0.050μm以上0.200μm以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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