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公開番号2023168969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-29
出願番号2022080392
出願日2022-05-16
発明の名称液体吐出装置、および液体吐出方法
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類D06B 11/00 20060101AFI20231121BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】線状媒体全体に還元剤を付与可能な液体吐出装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る液体吐出装置は、液体を吐出して線状媒体を染色する液体吐出装置であって、第1液体を吐出して前記線状媒体に付与する第1吐出部と、還元剤を含有する第2液体を吐出して前記線状媒体に付与する第2吐出部と、前記第1吐出部および前記第2吐出部それぞれの動作を制御することにより、前記第1液体が付与された前記線状媒体の周囲を被うように前記第2液体を付与する制御部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出して線状媒体を染色する液体吐出装置であって、
第1液体を吐出して前記線状媒体に付与する第1吐出部と、
還元剤を含有する第2液体を吐出して前記線状媒体に付与する第2吐出部と、
前記第1吐出部および前記第2吐出部それぞれの動作を制御することにより、前記第1液体が付与された前記線状媒体の周囲を被うように前記第2液体を付与する制御部と、を有する、液体吐出装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記線状媒体を搬送する搬送部をさらに有し、
前記制御部は、前記搬送部の動作をさらに制御可能である、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
pH調整剤を含有する第3液体を吐出し、前記線状媒体に付与する第3吐出部を有し、
前記制御部は、前記第3吐出部の動作を制御することにより、前記線状媒体のpHを調整可能である、請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
液体を吐出し、線状媒体を染色する液体吐出装置による液体吐出方法であって、前記液体吐出装置が、
第1吐出部により、第1液体を吐出して前記線状媒体に付与し、
第2吐出部により、還元剤を含有する第2液体を吐出して前記線状媒体に付与し、
制御部により、前記第1吐出部および前記第2吐出部それぞれの動作を制御することによって、前記第1液体が付与された前記線状媒体の周囲を被覆するように前記第2液体を付与する、液体吐出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置、および液体吐出方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、糸等の線状媒体の染色では、染色堅牢度や色の安定性を向上させるために、還元洗浄処理を行い、還元洗浄の処理前と処理後における染料の脱離を規制するものが知られている。
【0003】
また、液体吐出方式によって液体を付与することにより、予め可抜性染料を用いて染色した布帛の抜染を行う方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、液体吐出方式により線状媒体に還元剤を付与し、還元洗浄処理を行う場合、特許文献1の方法では、一方向のみからしか線状媒体に還元剤を付与できない。そのため、線状媒体における還元剤を付与された側とは反対側には、一方向から付与した還元剤を線状媒体内部に浸透させて反対側まで到達させる必要があるが、還元剤が内部に浸透せず反対側まで到達しない場合がある。この結果、線状媒体全体に還元剤を付与できず還元洗浄品質が低下する場合がある。
【0005】
本発明は、線状媒体全体に還元剤を付与可能な液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る液体吐出装置は、液体を吐出して線状媒体を染色する液体吐出装置であって、第1液体を吐出して前記線状媒体に付与する第1吐出部と、還元剤を含有する第2液体を吐出して前記線状媒体に付与する第2吐出部と、前記第1吐出部および前記第2吐出部それぞれの動作を制御することにより、前記第1液体が付与された前記線状媒体の周囲を被うように前記第2液体を付与する制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、線状媒体全体に還元剤を付与可能な液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る液体吐出装置の構成を例示する図である。
第1実施形態に係る制御部の機能構成を例示するブロック図である。
第1実施形態に係る液体吐出装置の動作を例示する図である。
第1液体および第2液体が付与された線状媒体を例示する図であり、図4(a)は付与直後を示す図、図4(b)は所定時間の経過後を示す図である。
第1実施形態に係る液体吐出装置の動作を例示するフロー図である。
第2実施形態に係る液体吐出装置の構成を例示する図である。
第2実施形態に係る制御部の機能構成を例示するブロック図である。
第2実施形態に係る液体吐出装置の動作を例示するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について詳細に説明する。各図面において、同一構成部には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
【0010】
[第1実施形態]
<液体吐出装置100の構成例>
図1は、第1実施形態に係る液体吐出装置100の構成を例示する図である。液体吐出装置100は、液体を吐出して線状媒体を染色するものである。図1に示すように、液体吐出装置100は、第1吐出部1と、第2吐出部2と、搬送部3と、制御部4と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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