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公開番号2023167242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-24
出願番号2022078275
出願日2022-05-11
発明の名称背負い鞄
出願人株式会社オステオ
代理人個人
主分類A45F 3/04 20060101AFI20231116BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】被着者の肩と腰への負担を小さくして、被着者の身体負担の軽減を図ることができる背負い鞄を得る。
【解決手段】袋状の本体部1と、本体部1の背面4の上部と下部に連結された左右一対の肩ベルト2とを備える背負い鞄において、背面4の左右方向に二分する中心線Pを挟む対称位置に、被着者の脊柱に対して荷物荷重を作用させるための左右一対の荷重パッド列11・11を形成する。各荷重パッド列11は、上下方向に所定間隔を置くとともに、上下方向に列設された複数個の弾性パッド10で構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
袋状の本体部(1)と、本体部(1)の背面(4)の上部と下部に連結された左右一対の肩ベルト(2)とを備え、被着者に背負われて使用に供される背負い鞄であって、
背面(4)の左右方向に二分する中心線(P)を挟む対称位置に、被着者の脊柱に対して荷物荷重を作用させるための左右一対の荷重パッド列(11・11)が形成されていることを特徴とする背負い鞄。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
各荷重パッド列(11)は、上下方向に所定間隔を置くとともに、上下方向に列設された複数個の弾性パッド(10)で構成されており、
背負われた状態において、一対の荷重パッド列(11)が、被着者の脊柱の棘突起に接触することなく脊柱を挟む位置に配されるととともに、当該荷重パッド列(11)を構成する複数個の弾性パッド(10)が、脊柱を構成する第7頸椎から仙骨の上端の高さ位置の間に配列されるように構成されている、請求項1に記載の背負い鞄。
【請求項3】
本体部(1)の背面(4)の下部に腰ベルト(3)が連結されており、
肩ベルト(2)の上側の連結部から荷重パッド列(11)の上端までの上下方向の距離(D1)が、100mm以内に設定されており、
腰ベルト(3)の上下方向の幅方向の中心から荷重パッド列(11)の下端までの上下方向の距離(D2)が、150mm以内に設定されており、
中心線(P)から荷重パッド列(11)を構成する弾性パッド(10)の対向内縁までの左右方向の間隔距離(D3)が、5mm以上、50mm以下に設定されている、請求項2に記載の背負い鞄。
【請求項4】
各荷重パッド列(11)が5~20個の弾性パッド(10)で構成されている、請求項2または3に記載の背負い鞄。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被着者の背中に接する背面部分が改良されたリュックサックなどの背負い鞄に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
袋状の本体部と、本体部の背面の上部と下部に連結された左右一対の肩ベルトとを備え、被着者に背負われて使用に供される背負い鞄において、背面にクッションを設けること自体は周知技術である。このように背負い鞄の背面にクッションが設けられていると、被着者の背中に背負い鞄の背面を柔らかくフィットさせることができるので、被着者は快適に背負い鞄を背負うことができる。クッションに凹凸が形成されていると、被着者の背中と背負い鞄の背面との間に適当な間隔を形成することができるので、空気の流通を良好にして背中が蒸れることを防ぐことができる。
【0003】
クッションには種々の形態があり、例えば特許文献1には、被着者の背中と背負い鞄(バックパック)の背面との間の通気性の向上を目的として、該背面に多数の突起部を有するスペーサー部材を設けることが開示されている。スペーサー部材は、上下方向に5つの領域に区分されており、そのうち少なくとも一番上の第1領域と一番下の第5領域とに突起部が設けられる。第1領域の下の第2領域と、その下の第3領域にも突起部が設けられており、さらにその下の第4領域に、突起部が設けられない通気領域が形成されている。このように通気領域を形成することにより、被着者の背中の下部の通気性を高めて、不快な汗蒸れを軽減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-41072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば登山では、より重い荷物を背負って長時間歩くことが必要となる。このため、登山用の背負い鞄では長時間背負ったときにも疲れにくいように、種々の工夫がなされており、上記のように背面にクッション性や通気性を持たせることも、工夫の一つであると言える。但し、従前の工夫は、より被着者の身体負担の軽減を図るという、背負い鞄の根本課題の解決に寄与するものではなく、その点に改良の余地があった。つまり、従来の背負い鞄では、荷物荷重は、基本的に肩と腰で支えるという考えの下で設計されているため、これら肩や腰の負担を小さくして被着者の身体負担の軽減を図ることはできず、その点に改良の余地があった。
【0006】
本発明の目的は、被着者の肩と腰への負担を小さくして、被着者の身体負担の軽減を図ることができる背負い鞄を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、被着者の脊柱に対して背負い鞄の荷物荷重を積極的に作用させるようにして、被着者の脊柱に荷物荷重を負わせれば、被着者の肩や腰への負担を小さくして、被着者の身体負担の軽減を図ることができるとの知見に基づいて、本願発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本発明は、袋状の本体部1と、本体部1の背面4の上部と下部に連結された左右一対の肩ベルト2とを備え、被着者に背負われて使用に供される背負い鞄を対象とする。そして、背面4の左右方向に二分する中心線Pを挟む対称位置に、被着者の脊柱に対して荷物荷重を作用させるための左右一対の荷重パッド列11・11が形成されていることを特徴とする。
【0009】
具体的には、各荷重パッド列11は、上下方向に所定間隔を置くとともに、上下方向に列設された複数個の弾性パッド10で構成されており、背負われた状態において、一対の荷重パッド列11が、被着者の脊柱の棘突起に接触することなく脊柱を挟む位置に配されるととともに、当該荷重パッド列11を構成する複数個の弾性パッド10が、脊柱を構成する第7頸椎から仙骨の上端の高さ位置の間に配列されるように構成されている。
【0010】
より具体的には、本体部1の背面4の下部に腰ベルト3が連結されており、肩ベルト2の上側の連結部から荷重パッド列11の上端までの上下方向の距離D1が、100mm以内に設定されており、腰ベルト3の上下方向の幅方向の中心から荷重パッド列11の下端までの上下方向の距離D2が、150mm以内に設定されており、中心線Pから荷重パッド列11を構成する弾性パッド10の対向内縁までの左右方向の間隔距離D3が、5mm以上、50mm以下に設定されている構成を採ることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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