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公開番号2023153552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-18
出願番号2022062896
出願日2022-04-05
発明の名称網保護装置
出願人小田鐵網株式会社
代理人個人,個人
主分類E01F 7/04 20060101AFI20231011BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 落石防護網を落石防護柵の支柱の角部から保護できる網保護装置を提供する。
【解決手段】 本開示の網保護装置は、傘部2と、傘部2を落石防護柵52の支柱53に着脱自在に取り付ける取付部3を備える。傘部2は、本体部23と、本体部23を傾動自在に支持する軸部21を有し、取付部3は、軸部21を受ける軸受け部33を有する。網保護装置1は、取付部3を支柱53に取り付けた状態において、傘部2が支柱53の上端部の少なくとも一部を被覆するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
傘部と、前記傘部を落石防護柵の支柱に着脱自在に取り付ける取付部と、を備え、
前記取付部を前記支柱に取り付けた状態において、前記傘部は、前記支柱の上端部の少なくとも一部を被覆することを特徴とする網保護装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記傘部が、球冠状に形成された本体部と、前記本体部の径方向に配置された軸部と、を含み、
前記取付部が、前記軸部を受ける軸受け部を含む、請求項1に記載の網保護装置。
【請求項3】
前記支柱は、H鋼であり、
前記取付部が、前記H鋼のフランジに係合する第1スリットと、前記H鋼のウェブ部に係合する第2スリットと、を含む、請求項1又は2に記載の網保護装置。
【請求項4】
傘部を備え、
前記傘部が、該傘部を落石防護柵の支柱に固定する固定部を含み、
前記傘部を前記支柱に固定した状態において、前記傘部は、前記支柱の上端部の少なくとも一部を被覆することを特徴とする網保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、法面に張架された落石防護網を、落石防護柵の支柱の角部から保護するための網保護装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、落石の危険のある切取法面や山腹に設置し、道路への落石を防止する、落石防護網や、落石防護柵等の技術が知られている。例えば、特許文献1には、落石防護網を設置する際に用いる足場の発明が開示されている。また、特許文献2には、落石による金網の目の広がりや破れを抑制することができる落石防護柵の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-008761号公報
特開2018-199934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般的に、急な坂の場合はポケット型の落石防護網が用いられ、なだらかな坂の場合は落石防護柵が用いられることが多く、落石防護網と落石防護柵とを隣接して設置する場合もある。このような場合、落石防護網と落石防護柵の隙間から落石がこぼれ落ちないよう、防護網を防護柵に被せて設置している。しかし、このように設置した場合、図9に示すように、落石防護網51が落石防護柵52の支柱の鋭い角部53a(H鋼の道路側の端部)と接触し、落石防護網51の金網を構成する列線が折れ曲がって変形したり、擦れにより裂傷等の損傷が生じたり、穴が開いてしまったりする恐れがあった。
【0005】
そこで、本開示の目的は、落石防護網を落石防護柵に被せるように設置する場合に、落石防護網を落石防護柵の支柱の角部から保護できる網保護装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の網保護装置は、傘部と、傘部を落石防護柵の支柱に着脱自在に取り付ける取付部と、を備え、取付部を支柱に取り付けた状態において、傘部は、支柱の上端部の少なくとも一部を被覆することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の網保護装置によれば、傘部により支柱の上端部の少なくとも一部を被覆するように構成したため、支柱の角から落石防護網51を保護できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の網保護装置の一実施形態を示す概略図である。
図1の網保護装置を背面方向から見た分解斜視図である。
傘部の(a)平面図、(b)底面図である。
傘部の(a)正面図、(b)側面図、(c)AA線端面図である。
取付部の(a)背面図、(b)右側面図である。
取付部の(a)BB線断面図、(b)CC線断面図、(c)DD線断面図である。破線は、他の部材(傘部、支柱)の配置を示す。
傘部の動きを示す説明図である。
傘部の変形例を示す模式図である。
従来の問題点を表した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。説明中のサイズ表記は、好ましい数値を例示するものであり、状況に応じて適宜サイズ変更できるものとする。以下の説明において、網保護装置1の道路(谷側)に向く側を正面側、その反対側(山側)を背面側とする。また、傘部2の落石防護網51と当接する側を表面、その反対の面を裏面とする。網保護装置1は金属からなり、落石防護網51は、金属線を網状に形成したものである。
【0010】
図1,2に示すように、本開示の網保護装置1は、傘部2と、傘部2を落石防護柵52の支柱53に着脱自在に取り付ける取付部3とを備える。落石防護柵52の支柱53は、断面H字状のH鋼である。支柱53は、H鋼のフランジ54が道路側を向くように設置される。取付部3を支柱53に取り付けた状態において、傘部2は、支柱53の上端部の少なくとも一部を被覆する。
(【0011】以降は省略されています)

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