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公開番号2023077047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-05
出願番号2021190157
出願日2021-11-24
発明の名称ロータリーエンジン
出願人共栄製作株式会社
代理人個人,個人
主分類F02B 53/00 20060101AFI20230529BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】さらなる性能の改善を図ることができるロータリーエンジンを提供する。
【解決手段】本発明のロータリーエンジンは、ハウジング内に収容された第一のローターと第二のローターとを備える。そして、第一のローターは、燃焼室を形成し、外周側から中心に向かって凹む凹部を有し、第二のローターは、凹部に挿抜される凸部を有し、第一のローターと第二のローターとの回転に伴い、凸部が凹部に対して挿抜されるよう構成されており、凹部に凸部が挿入される前に凹部内に燃焼ガスを吸気させる吸気機構を備えることで、凹部に凸部が挿入された際に凹部内で燃焼ガスの圧縮爆発が生じるよう構成されている。
【選択図】図1B

特許請求の範囲【請求項1】
ハウジング内に収容された第一のローターと第二のローターとを備えたロータリーエンジンであって、
前記第一のローターは、燃焼室を形成し、外周側から中心に向かって凹む凹部を有し、
前記第二のローターは、前記凹部に挿抜される凸部を有し、
前記第一のローターと前記第二のローターとの回転に伴い、前記凸部が前記凹部に対して挿抜されるよう構成されており、
前記凹部に前記凸部が挿入される前に前記凹部内に燃焼ガスを吸気させる吸気機構を備えることで、前記凹部に前記凸部が挿入された際に前記凹部内で燃焼ガスの圧縮爆発が生じるよう構成されている、
ロータリーエンジン。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のロータリーエンジンであって、
前記第二のローターの外周側に、さらに外側に向かって突出する前記凸部が形成されており、
前記第一のローターと前記第二のローターとが回転することにより、それぞれの外周側において前記第一のローターの前記凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿抜されるよう、前記第一のローターと前記第二のローターとが並置されている、
ロータリーエンジン。
【請求項3】
請求項2に記載のロータリーエンジンであって、
前記第一のローターに、前記凹部が複数形成されており、
前記第二のローターに、前記凸部が複数形成されており、
前記第一のローターと前記第二のローターとの回転に伴い、順次、前記第一のローターに形成された前記凹部に対して前記第二のローターに形成された前記凸部が挿抜されるよう構成されている、
ロータリーエンジン。
【請求項4】
請求項3に記載のロータリーエンジンであって、
前記第二のローターの前記凸部が挿抜される、外周側から中心に向かって凹む他の凹部を複数有する第三のローターを、前記ハウジング内に収容して備え、
前記第二のローターと前記第三のローターとが回転することにより、それぞれの外周側において前記第三のローターの前記他の凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿抜されるよう、前記第二のローターと前記第三のローターとが並置されており、
前記第三のローターの前記他の凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿入された際に、前記他の凹部から前記第一のローターの前記凹部内における圧縮爆発により生じた排気ガスを排気する排気機構を備える、
ロータリーエンジン。
【請求項5】
請求項4に記載のロータリーエンジンであって、
前記第一のローターと前記第二のローターと前記第三のローターとの回転に伴い、順次、前記第一のローターの前記凹部に対して挿抜された後の前記第二のローターの前記凸部が、前記第三のローターの前記他の凹部に対して挿抜されるよう構成されている、
ロータリーエンジン。
【請求項6】
請求項1に記載のロータリーエンジンであって、
前記第二のローターの表面上に前記凸部が形成され、
前記第二のローターの表面上の一部に前記第一のローターの一部が重なって配置されており、
前記第一のローターと前記第二のローターとが回転することにより、前記第二のローターの表面上において前記第一のローターの前記凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿抜されるよう構成されている、
ロータリーエンジン。
【請求項7】
請求項6に記載のロータリーエンジンであって、
前記第二のローターの表面上に前記凸部が複数形成され、
前記第一のローターを複数備えると共に、前記第一のローターのそれぞれの一部が前記第二のローターの表面上の一部に重なって配置されており、
複数の前記第一のローターと前記第二のローターとが回転することにより、前記第二のローターの表面上において、前記第二のローターの複数の前記凸部のそれぞれが、それぞれ異なる前記第一のローターの前記凹部に挿抜されるよう構成されている、
ロータリーエンジン。
【請求項8】
請求項6に記載のロータリーエンジンであって、
前記第二のローターの表面上に形成された前記凸部が、当該第二のローターの表面上において当該第二のローターの回転軸と平行の回転軸を中心に回転可能なよう形成されており、
前記第一のローターと前記第二のローターとが回転することにより、前記第二のローターの表面上において前記第一のローターの前記凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿抜される際に、当該第二のローターの前記凸部が前記第一のローターの前記凹部の開口部の形状に対応した向きとなるよう前記第二のローターの表面上で回転するよう構成されている、
ロータリーエンジン。
【請求項9】
請求項1に記載のロータリーエンジンであって、
前記第一のローターに、前記凹部が複数形成されており、
前記第二のローターの外周側に、さらに外側に向かって突出する前記凸部が複数形成されており、
前記第一のローターと前記第二のローターとは、それぞれの外周側において前記第一のローターの前記凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿抜されるよう配置され、
前記第二のローターは、自転しつつ前記第一のローターの周囲を公転する遊星歯車として形成されている、
ロータリーエンジン。
【請求項10】
請求項9記載のロータリーエンジンであって、
前記第一のローターの外周側に、当該第一のローターの周囲を遊星歯車として公転する前記第二のローターを複数配置した、
ロータリーエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリーエンジンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
往復運動を回転運動に変換する通常のレシプロ(往復ピストン)エンジンに対し、爆発によってローターを直接回転させて動力を取り出すロータリーエンジンが開発されてきた。さらに近年では、特許文献1に示すような様々な構造のロータリーエンジンが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6410387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロータリーエンジンでは、高精度な機密性や圧縮率の問題が生じ、さらなる改善が望まれている。このため、本発明の目的は、さらなる性能の改善を図ることができるロータリーエンジンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一形態であるロータリーエンジンは、
ハウジング内に収容された第一のローターと第二のローターとを備えたロータリーエンジンであって、
前記第一のローターは、燃焼室を形成し、外周側から中心に向かって凹む凹部を有し、
前記第二のローターは、前記凹部に挿抜される凸部を有し、
前記第一のローターと前記第二のローターとの回転に伴い、前記凸部が前記凹部に対して挿抜されるよう構成されており、
前記凹部に前記凸部が挿入される前に前記凹部内に燃焼ガスを吸気させる吸気機構を備えることで、前記凹部に前記凸部が挿入された際に前記凹部内で燃焼ガスの圧縮爆発が生じるよう構成されている、
という構成をとる。
【0006】
そして、上記ロータリーエンジンでは、
前記第二のローターの外周側に、さらに外側に向かって突出する前記凸部が形成されており、
前記第一のローターと前記第二のローターとが回転することにより、それぞれの外周側において前記第一のローターの前記凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿抜されるよう、前記第一のローターと前記第二のローターとが並置されている、
という構成をとる。
【0007】
また、上記ロータリーエンジンでは、
前記第一のローターに、前記凹部が複数形成されており、
前記第二のローターに、前記凸部が複数形成されており、
前記第一のローターと前記第二のローターとの回転に伴い、順次、前記第一のローターに形成された前記凹部に対して前記第二のローターに形成された前記凸部が挿抜されるよう構成されている、
という構成をとる。
【0008】
また、上記ロータリーエンジンでは、
前記第二のローターの前記凸部が挿抜される、外周側から中心に向かって凹む他の凹部を複数有する第三のローターを、前記ハウジング内に収容して備え、
前記第二のローターと前記第三のローターとが回転することにより、それぞれの外周側において前記第三のローターの前記他の凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿抜されるよう、前記第二のローターと前記第三のローターとが並置されており、
前記第三のローターの前記他の凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿入された際に、前記他の凹部から前記第一のローターの前記凹部内における圧縮爆発により生じた排気ガスを排気する排気機構を備える、
という構成をとる。
【0009】
また、上記ロータリーエンジンでは、
前記第一のローターと前記第二のローターと前記第三のローターとの回転に伴い、順次、前記第一のローターの前記凹部に対して挿抜された後の前記第二のローターの前記凸部が、前記第三のローターの前記他の凹部に対して挿抜されるよう構成されている、
という構成をとる。
【0010】
また、上記ロータリーエンジンでは、
前記第二のローターの表面上に前記凸部が形成され、
前記第二のローターの表面上の一部に前記第一のローターの一部が重なって配置されており、
前記第一のローターと前記第二のローターとが回転することにより、前記第二のローターの表面上において前記第一のローターの前記凹部に前記第二のローターの前記凸部が挿抜されるよう構成されている、
という構成をとる。
(【0011】以降は省略されています)

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