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公開番号2023072802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-25
出願番号2021185465
出願日2021-11-15
発明の名称機能性シートの製造方法
出願人凸版印刷株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類D06M 23/12 20060101AFI20230518BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】マイクロカプセルを多孔質シートに担持させてなる機能性シートの製造において、マイクロカプセルの破損を生じ難くすることが可能な技術を提供する。
【解決手段】機能性シートの製造方法は、第1面とその裏面である第2面とを有している多孔質シート20を、前記第1面又は前記第2面が上流側支持ロール13と向き合い、前記第2面が下流側支持ロール14と向き合うように、前記上流側支持ロール13と前記下流側支持ロール14との間で張力を加えながら走行させることと、前記上流側支持ロール13と前記下流側支持ロール14との間で、スロットダイヘッド15から前記第1面へ、前記スロットダイヘッド15とともに前記多孔質シート20を挟む支持体なしに、マイクロカプセル分散液30を吐出させることと、前記マイクロカプセル分散液30が供給された前記多孔質シート20を乾燥させることとを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1面とその裏面である第2面とを有している多孔質シートを、前記第1面又は前記第2面が上流側支持ロールと向き合い、前記第2面が下流側支持ロールと向き合うように、前記上流側支持ロールと前記下流側支持ロールとの間で張力を加えながら走行させることと、
前記上流側支持ロールと前記下流側支持ロールとの間で、スロットダイヘッドから前記第1面へ、前記スロットダイヘッドとともに前記多孔質シートを挟む支持体なしに、マイクロカプセル分散液を吐出させることと、
前記マイクロカプセル分散液が供給された前記多孔質シートを乾燥させることと
を含んだ機能性シートの製造方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記多孔質シートとして不織布を使用する請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記マイクロカプセル分散液は、前記第2面まで浸透しないように前記スロットダイヘッドから吐出させる請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記多孔質シートの走行方向における前記スロットダイヘッドの吐出口の寸法Wと、前記マイクロカプセル分散液が含んでいる粒子の平均粒子径Rとは、不等式:R≦W≦1000Rに示す関係を満たしている請求項1乃至3の何れか1項に記載の製造方法。
【請求項5】
前記スロットダイヘッドへの前記マイクロカプセル分散液の送液を、圧空式ポンプ及び容積式ポンプの少なくとも一方によって行う請求項1乃至4の何れか1項に記載の製造方法。
【請求項6】
前記マイクロカプセル分散液は、マイクロカプセルと水とバインダ樹脂とを含んだ請求項1乃至5の何れか1項に記載の製造方法。
【請求項7】
前記マイクロカプセル分散液は、固形分含量が1乃至50質量%の範囲内にある請求項1乃至6の何れか1項に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機能性シートの製造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、防腐、消毒、抗菌、抗ウイルス、消臭、及び芳香などの種々の望ましい効果を奏する薬剤をマイクロカプセル化し、これを不織布に担持させた製品が開発されている。そのような製品は、マイクロカプセルの設計次第で、薬剤を放出する期間やタイミングを調節可能であり、例えば、作物及び食品の保存やマスク及びオムツなどの衛生用品に用いることができる。例えば、特許文献1には、作物を保存するための複合材料として、防虫、殺真菌、静真菌、殺菌、静菌又は腐敗遅延作用を有する精油をマイクロカプセル化し、これを不織布に担持させたものが記載されている。
【0003】
マイクロカプセルは、他の目的で不織布に担持させることもある。例えば、特許文献2には、相転移材料を封入したマイクロカプセルを不織布に支持させた涼感性不織布が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2017-530120号公報
特開2016-211103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、マイクロカプセルを不織布などの多孔質シートに担持させてなる機能性シートの製造では、マイクロカプセルの破損を生じ易いことを見出している。
【0006】
そこで、本発明は、マイクロカプセルを多孔質シートに担持させてなる機能性シートの製造において、マイクロカプセルの破損を生じ難くすることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面によると、第1面とその裏面である第2面とを有している多孔質シートを、前記第1面又は前記第2面が上流側支持ロールと向き合い、前記第2面が下流側支持ロールと向き合うように、前記上流側支持ロールと前記下流側支持ロールとの間で張力を加えながら走行させることと、前記上流側支持ロールと前記下流側支持ロールとの間で、スロットダイヘッドから前記第1面へ、前記スロットダイヘッドとともに前記多孔質シートを挟む支持体なしに、マイクロカプセル分散液を吐出させることと、前記マイクロカプセル分散液が供給された前記多孔質シートを乾燥させることとを含んだ機能性シートの製造方法が提供される。
【0008】
本発明の他の側面によると、前記多孔質シートとして不織布を使用する上記側面に係る製造方法が提供される。
【0009】
本発明の更に他の側面によると、前記マイクロカプセル分散液は、前記第2面まで浸透しないように前記スロットダイヘッドから吐出させる上記側面の何れかに係る製造方法が提供される。
【0010】
本発明の更に他の側面によると、前記多孔質シートの走行方向における前記スロットダイヘッドの吐出口の寸法Wと、前記マイクロカプセル分散液が含んでいる粒子の平均粒子径Rとは、不等式:R≦W≦1000Rに示す関係を満たしている上記側面の何れかに係る製造方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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