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公開番号
2025177626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084643
出願日
2024-05-24
発明の名称
支援装置、支援方法、及び支援プログラム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
G06F
11/34 20060101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】既存のシステムを新システムに移行する際に、既存のシステムの機能が正しく新システムに移行されたかの検証を支援する。
【解決手段】所定のプログラミング言語で記述された第1システムを他のプログラミング言語に移行した第2システムの動作の検証を支援する支援装置であって、第1システムの第1プログラムを含むプロンプトを自然言語モデルに入力することにより、自然言語モデルに第1システムをエミュレーションさせ、その実行結果として第1システムのプログラムの変数値を含む第1実行ログを取得し、第2システムの第2プログラムを実行することにより、第2システムの第2プログラムの変数値を含む第2実行ログを取得し、第1実行ログと第2実行ログとを比較することにより、第1システムと第2システムとで変数値が一致しない不一致箇所を特定して出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定のプログラミング言語で記述された第1システムを他のプログラミング言語に移行した第2システムの動作の検証を支援する支援装置であって、
プロセッサ及びメモリを有し、
前記第1システムの第1プログラムを含むプロンプトを自然言語モデルに入力することにより、前記自然言語モデルに前記第1システムをエミュレーションさせ、その実行結果として前記第1システムのプログラムの変数値を含む第1実行ログを取得する移行前システムエミュレーション部と、
前記第2システムの第2プログラムを実行することにより、前記第2システムの第2プログラムの変数値を含む第2実行ログを取得する移行後システム実行部と、
前記第1実行ログと前記第2実行ログとを比較することにより、前記第1システムと前記第2システムとで変数値が一致しない不一致箇所を特定する実行ログ比較部と、
前記不一致箇所を出力する出力部と、
を備える支援装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記移行前システムエミュレーション部は、前記第1プログラムに含まれる各変数の変数値を前記第1実行ログに記録する指示を含む前記プロンプトを前記自然言語モデルに入力することにより、前記第1実行ログを取得する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項3】
前記移行前システムエミュレーション部は、前記第1プログラムに外部呼び出し処理が有る場合に、前記外部呼び出し処理の結果取得されるデータを含む前記プロンプトを前記自然言語モデルに入力することにより、前記第1実行ログを取得する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項4】
前記移行前システムエミュレーション部は、前記第1プログラムに、前記外部呼び出し処理としてデータベースからデータを取得する処理が有る場合に、前記取得する処理の検索条件により前記データベースから取得したデータを含む前記プロンプトを前記自然言語モデルに入力することにより、前記第1実行ログを取得する、
請求項3に記載の支援装置。
【請求項5】
前記移行前システムエミュレーション部は、前記第1プログラムを所定の処理実行単位に区切った単位プログラム、及び、前記単位プログラムで他の処理の呼び出しがある場合にはその時点までの変数値を前記第1実行ログに記録してエミュレーションを終了する指示を含む前記プロンプトを前記自然言語モデルに入力することにより、前記単位プログラムの前記第1実行ログを取得する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項6】
前記実行ログ比較部は、前記第1実行ログと前記第2実行ログとを比較することにより、前記第1実行ログ又は前記第2実行ログに不足している変数を特定し、
前記出力部は、前記第1実行ログ又は前記第2実行ログに不足している変数を出力する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項7】
前記実行ログ比較部は、前記第1実行ログ及び前記第2実行ログに含まれる変数名をそれぞれ文字列に変換し、変換した各文字列の差分を抽出することにより、前記第1実行ログ又は前記第2実行ログに不足している変数を特定する、
請求項6に記載の支援装置。
【請求項8】
前記実行ログ比較部は、前記第1実行ログと前記第2実行ログとを比較することにより、前記第1実行ログ又は前記第2実行ログに不足している変数を特定し、前記第2実行ログに不足している変数を前記第1実行ログから削除し、前記第1実行ログに不足している変数を前記第2実行ログから削除した後、前記第1システムと前記第2システムとで変数値が一致しない不一致箇所を特定する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項9】
所定のプログラミング言語で記述された第1システムを他のプログラミング言語に移行した第2システムの動作の検証を支援する情報処理装置が、
前記第1システムの第1プログラムを含むプロンプトを自然言語モデルに入力することにより、前記自然言語モデルに前記第1システムをエミュレーションさせ、その実行結果として前記第1システムのプログラムの変数値を含む第1実行ログを取得する移行前システムエミュレーション処理と、
前記第2システムの第2プログラムを実行することにより、前記第2システムの第2プログラムの変数値を含む第2実行ログを取得する移行後システム実行処理と、
前記第1実行ログと前記第2実行ログとを比較することにより、前記第1システムと前記第2システムとで変数値が一致しない不一致箇所を特定する実行ログ比較処理と、
前記不一致箇所を出力する出力処理と、
を実行する支援方法。
【請求項10】
所定のプログラミング言語で記述された第1システムを他のプログラミング言語に移行した第2システムの動作の検証を支援する情報処理装置に、
前記第1システムの第1プログラムを含むプロンプトを自然言語モデルに入力することにより、前記自然言語モデルに前記第1システムをエミュレーションさせ、その実行結果として前記第1システムのプログラムの変数値を含む第1実行ログを取得する移行前システムエミュレーション処理と、
前記第2システムの第2プログラムを実行することにより、前記第2システムの第2プログラムの変数値を含む第2実行ログを取得する移行後システム実行処理と、
前記第1実行ログと前記第2実行ログとを比較することにより、前記第1システムと前記第2システムとで変数値が一致しない不一致箇所を特定する実行ログ比較処理と、
前記不一致箇所を出力する出力処理と、
を実行させる支援プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、支援装置、支援方法、及び支援プログラムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
既存の開発基盤技術で開発された、例えばモノリシックな現在のIT(Information Technology)システム(以下、「移行前システム」と称する。)のプログラム及びデータを複数のマイクロサービスに分割してマイクロサービスアーキテクチャ(以下、「移行後システム」と称する。)に移行させ、柔軟性又は拡張性を向上させることが注目されている。そして、移行する際には、移行前システムの機能が正しく移行後システムに移行されたか否かを確認することが非常に重要である。
【0003】
従来から不具合を再現する技術が存在する。特許文献1に記載の検証支援システムでは、検証支援システムの上で試験者により試験対象プログラムの試験が実行されると、記録契機事象の有無を繰り返し判断し、記録契機事象が検出されると、観察対象の情報を収集し、収集された情報の変化の有無などに基づき記録の要否を判定し、要記録事項が試験ログに記録され、開発者にフィードバックされる。そして、開発者実行環境の下では、試験ログに基づいて試験対象プログラムの不具合動作を再現し、記録対象事象に対し観察対象の変化が明確になるように表示部上に表示がなされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-205314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した技術では、システムの不具合がありそうな箇所に限定し、全実行命令のログを出力し、出力したログに沿って移行後システムの動作を再現し、不具合を再現する。しかしながら、移行前システムの機能が正しく移行後システムに移行されたかを照合する場合には、移行前システム及び移行後システムに同じ入力データを読み込ませ、出力の不一致が起きた場合にプログラム上での不一致箇所を特定する必要がある。これに対し、上述した技術では、移行後システムの不具合を再現することはできても、移行前システム及び移行後システムの不一致の原因を特定することはできない。そのため、移行前システムの実行ログと移行後システムの実行ログとの比較により、不一致原因を特定する必要があるが、移行前システムの実行環境を用意できず、移行前システムの実行ログを出力できないことがある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、既存のシステムを新システムに移行する際に、既存のシステムの機能が正しく新システムに移行されたかの検証を支援可能な支援装置、支援方法、及び支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の一つは、所定のプログラミング言語で記述された第1システムを他のプログラミング言語に移行した第2システムの動作の検証を支援する支援装置であって、プロセッサ及びメモリを有し、前記第1システムの第1プログラムを含むプロンプトを自然言語モデルに入力することにより、前記自然言語モデルに前記第1システムをエミュレーションさせ、その実行結果として前記第1システムのプログラムの変数値を含む第1実行ログを取得する移行前システムエミュレーション部と、前記第2システムの第2プログラムを実行することにより、前記第2システムの第2プログラムの変数値を含む第2実行ログを取得する移行後システム実行部と、前記第1実行ログと前記第2実行ログとを比較することにより、前記第1システムと前記第2システムとで変数値が一致しない不一致箇所を特定する実行ログ比較部と、前記不一致箇所を出力する出力部と、を備える支援装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、既存のシステムを新システムに移行する際に、既存のシステムの機能が正しく新システムに移行されたかの検証を支援することができる。
上記した以外の構成及び効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
支援システムの構成例を示す図である。
現新照合支援装置及びユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。
移行前システム実行ログ出力処理の処理手順を示すフローチャートである。
プロンプトの一例を示す図である。
移行前システム実行ログの一例を示す図である。
呼び出し終了後実行箇所データの一例を示す図である。
不一致箇所出力処理の処理手順を示すフローチャートである。
不一致箇所出力処理の概要を説明するための図である。
不一致箇所出力処理の概要を説明するための図である。
不一致箇所表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
以下の説明では、「テーブル」、「リスト」、「キュー」等の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、これら以外のデータ構造で表現されていてもよい。データ構造に依存しないことを示すために「XXテーブル」、「XXリスト」等を「XX情報」と呼ぶことがある。識別情報について説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「ID」、「番号」等の表現を用いるが、これらについてはお互いに置換が可能である。
同一あるいは同様な機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
また、以下の説明では、プログラムを実行して行う処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU、GPU(Graphics Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)および/またはインタフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら行うため、処理の主体がプロセッサとされてもよい。同様に、プログラムを実行して行う処理の主体が、プロセッサを有するコントローラ、装置、システム、計算機、ノードであってもよい。プログラムを実行して行う処理の主体は、演算部であれば良く、特定の処理を行う専用回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit))を含んでいてもよい。
プログラムは、プログラムソースから計算機のような装置にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサと配布対象のプログラムを記憶する記憶資源を含み、プログラム配布サーバのプロセッサが配布対象のプログラムを他の計算機に配布してもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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