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公開番号
2025176636
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2024082920
出願日
2024-05-21
発明の名称
アスファルト添加剤組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
E01C
7/18 20060101AFI20251127BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】アスファルト再生骨材を使用する場合であっても得られるアスファルト舗装の舗装物性の向上及び施工時の良好な作業環境を両立することができるアスファルト添加剤組成物及びアスファルト混合物を提供すること。
【解決手段】下記化合物(A)、下記化合物(B)及び下記化合物(C)を含む、アスファルト添加剤組成物:化合物(A):カルボキシ基、水酸基、アミド基又はアミノ基を有する炭素数8以上の化合物、化合物(B):5員又は6員の環状構造を有し、かつエステル基を含まない炭素数10以上16以下であるケトン化合物、化合物(C):logP値が2.5以上3.5以下である化合物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記化合物(A)、下記化合物(B)及び下記化合物(C)を含む、アスファルト添加剤組成物。
化合物(A):カルボキシ基、水酸基、アミド基又はアミノ基を有する炭素数8以上の化合物
化合物(B):5員又は6員の環状構造を有し、かつエステル基を含まない炭素数10以上16以下であるケトン化合物
化合物(C):logP値が2.5以上3.5以下である化合物
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記化合物(B)が、メントン、ダマセノン、ジャスモン、イオノン及び1-(2,3,8,8-テトラメチル-1,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロナフタレン-2-イル)エタノンからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のアスファルト添加剤組成物。
【請求項3】
前記化合物(C)の質量に対する前記化合物(B)の質量の割合[(B)/(C)]が2/98以上80/20以下である、請求項1に記載のアスファルト添加剤組成物。
【請求項4】
前記化合物(A)が、炭素数8以上の脂肪酸、炭素数8以上の脂肪族アミン、炭素数8以上の脂肪族アルコール、炭素数8以上の糖アルコール及び炭素数8以上の脂肪族アミドからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のアスファルト添加剤組成物。
【請求項5】
前記化合物(B)及び前記化合物(C)の合計質量に対する前記化合物(A)の質量の割合[(A)/((B)+(C))]が95/5以上99.9/0.1以下である、請求項1に記載のアスファルト添加剤組成物。
【請求項6】
アスファルト再生骨材、下記化合物(A)、下記化合物(B)及び下記化合物(C)を含む、アスファルト混合物。
化合物(A):カルボキシ基、水酸基、アミド基又はアミノ基を有する炭素数8以上の化合物
化合物(B):5員又は6員の環状構造を有し、かつエステル基を含まない炭素数10以上16以下であるケトン化合物
化合物(C):logP値が2.5以上3.5以下である化合物
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト添加剤組成物及びアスファルト混合物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車道や駐車場、貨物ヤード、歩道等の舗装には、敷設が比較的容易であり、舗装作業開始から交通開始までの時間が短くてすむことから、アスファルト組成物を用いるアスファルト舗装が行われている。
このアスファルト舗装は、骨材をアスファルトで結合したアスファルト混合物によって路面が形成されており、良好な硬度や耐久性を有している。
【0003】
近年は、環境負荷低減の観点及び原油高騰の観点から、傷んだアスファルト舗装がら(アスファルト再生骨材)を新しい舗装材料として使用するアスファルト舗装の普及が進んでいる。
【0004】
特許文献1には、消臭乃至マスキング効果と持続性とを両立できるアスファルト臭気抑制剤として、常圧における沸点が200℃未満の香料化合物と、常圧における沸点が200℃以上の溶剤と、を含有するアスファルト臭気抑制剤を開示する。
特許文献2は、建築、土木工事におけるアスファルトの防水施工に用いるアスファルト溶解釜から発生する臭気を芳香によりマスキングして低減する溶解アスファルト用防臭組成物として、香料とこの香料の保持基材とからなることを特徴とする溶解アスファルト用防臭組成物を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
日本国特許第7182575号
日本国特許第4762687号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アスファルト再生骨材は、供用及び/又は回収する箇所ごとに応じて、効果的に作用して軟質化する再生用添加剤の使用が求められる。そして、再生用添加剤として石油由来の製品以外の使用が検討されている。
本発明者らは、特定の化合物を再生用添加剤として使用することで、劣化が進んだアスファルト再生骨材を使用してもアスファルト混合物が優れた舗装物性を発揮できることを見出した。
しかし、特定の化合物を再生用添加剤として使用するとアスファルトの舗装時に異臭が発生する場合があり、施工時の作業環境が悪くなる。
【0007】
特許文献1に記載の技術により、アスファルト由来の臭気低減は達成されるものの、特定化合物の再生用添加剤由来の臭気に対しては効果が不十分である。
特許文献2に記載の技術により、アスファルト由来の持続性ある臭気低減効果は達成されるものの、揮発性に乏しいため、臭気低減効果が不十分である。また、特定化合物の再生用添加剤由来の臭気に対しては効果が不十分である。
【0008】
本発明は、アスファルト再生骨材を使用する場合であっても得られるアスファルト舗装の舗装物性の向上及び施工時の良好な作業環境を両立することができるアスファルト添加剤組成物及びアスファルト混合物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の[1]~[2]に関する。
[1] 下記化合物(A)、下記化合物(B)及び下記化合物(C)を含む、アスファルト添加剤組成物。
化合物(A):カルボキシ基、水酸基、アミド基又はアミノ基を有する炭素数8以上の化合物
化合物(B):5員又は6員の環状構造を有し、かつエステル基を含まない炭素数10以上16以下であるケトン化合物
化合物(C):logP値が2.5以上3.5以下である化合物
[2] アスファルト再生骨材、下記化合物(A)、下記化合物(B)及び下記化合物(C)を含む、アスファルト混合物。
化合物(A):カルボキシ基、水酸基、アミド基又はアミノ基を有する炭素数8以上の化合物
化合物(B):5員又は6員の環状構造を有し、かつエステル基を含まない炭素数10以上16以下であるケトン化合物
化合物(C):logP値が2.5以上3.5以下である化合物
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、アスファルト再生骨材を使用する場合であっても得られるアスファルト舗装の舗装物性の向上及び施工時の良好な作業環境を両立することができるアスファルト添加剤組成物及びアスファルト混合物が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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