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公開番号
2025168419
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2025139059,2020189446
出願日
2025-08-22,2020-11-13
発明の名称
光学積層体および画像表示装置
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20251030BHJP(光学)
要約
【課題】高温高湿下で偏光子の端部において色抜けが抑制された新規の光学積層体を提供する。
【解決手段】偏光子と、光選択吸収性粘着剤層と、前記偏光子と前記光吸収性粘着剤層との間にこれらに接して積層された中間層と、を有する光学積層体であって、前記中間層は、液晶硬化層、配向層、及び貼合層からなる群より選択される1又は複数の層をのみを有し、前記偏光子は、ヨウ素が吸着配向され、ホウ素の含有率が5.0質量%以下であり、前記光選択吸収性粘着剤層は、光選択吸収剤を含有し、波長410nmにおける吸光度が0.1以上2.3以下である、光学積層体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
偏光子と、光選択吸収性粘着剤層と、前記偏光子と前記光選択吸収性粘着剤層との間にこれらに接して積層された中間層と、を有する光学積層体であって、
前記中間層は、液晶硬化層、配向層、及び貼合層からなる群より選択される1又は複数の層をのみを有し、
前記偏光子は、ヨウ素が吸着配向され、ホウ素の含有率が5.0質量%以下であり、
前記光選択吸収性粘着剤層は、光選択吸収剤を含有し、波長410nmにおける吸光度が0.1以上2.3以下である、光学積層体。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記偏光子の前記中間層側とは反対側に積層された保護フィルムをさらに有する、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項3】
前記光選択吸収性粘着剤層は、前記光選択吸収剤の単位面積当たりの含有量が0.01g/m
2
以上5g/m
2
以下である、請求項1又は2に記載の光学積層体。
【請求項4】
前記光選択吸収性粘着剤層は、前記光選択吸収性粘着剤層に含まれる全樹脂成分100質量部に対して前記光選択吸収剤を0.1質量部以上10質量部以下含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項5】
前記光選択吸収性粘着剤層は、厚みが0.1μm以上150μm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項6】
前記光選択吸収剤は、分子量が100以上3000以下の有機系光選択吸収剤である、請求項1~5のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項7】
前記中間層は、前記液晶硬化層であるλ/4位相差層を有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項8】
反射防止用偏光板である、請求項1~7のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項9】
画像表示パネルと、前記画像表示パネルの前面に配置された請求項8に記載の光学積層体とを含む、画像表示装置。
【請求項10】
前記画像表示パネルは、有機EL表示パネルである、請求項9に記載の画像表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体および画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
偏光子の片面又は両面に保護フィルムを積層貼合してなる偏光板は、モバイル・テレビをはじめとする液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)表示装置等の画像表示装置、とりわけ近年では携帯電話やスマートフォン、タブレット型端末のような各種モバイル機器に広く用いられている光学部材である。
偏光板は、粘着剤層を介して画像表示素子(液晶セルや有機EL表示素子等)に貼合して用いられることが多い(例えば、特開2010-229321号公報(特許文献1))。このため、偏光板は、その一方の面に予め粘着剤層が設けられた粘着剤層付偏光板の形態で市場流通されることがある。
【0003】
また、モバイル機器は高温高湿の過酷な環境下で使われることも多く、偏光子としては高い耐久性が求められている。特開2013-105036号公報(特許文献2)には、偏光子中のホウ酸含有量を高くして、ホウ酸架橋を多く生成させることにより、I
3
錯体が高配向で高い安定性で存在することになり、ブルーリークの発生が抑えられ低温高湿耐久性に優れた偏光子が得られることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-229321号公報
特開2013-105036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
偏光板において、高温高湿の環境下では偏光子の端部において色抜けが生じやすいという問題があった。かかる問題は、偏光子の片面のみに保護フィルムが積層貼合されてなる構成において顕著であった。偏光子中のホウ素含有量を高くすることにより偏光子の色抜けを抑制する方法が知られているものの、かかる方法によると、加熱によって収縮しやすいという問題があった。
【0006】
本発明は、高温高湿下で偏光子の端部において色抜けが抑制された新規の光学積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下に例示する光学積層体およびそれを用いた画像表示装置を提供する。
〔1〕 偏光子と、光選択吸収性粘着剤層と、前記偏光子と前記光選択吸収性粘着剤層との間にこれらに接して積層された中間層と、を有する光学積層体であって、
前記中間層は、液晶硬化層、配向層、及び貼合層からなる群より選択される1又は複数の層をのみを有し、
前記偏光子は、ヨウ素が吸着配向され、ホウ素の含有率が5.0質量%以下であり、
前記光選択吸収性粘着剤層は、光選択吸収剤を含有し、波長410nmにおける吸光度が0.1以上2.3以下である、光学積層体。
〔2〕 前記偏光子の前記中間層側とは反対側に積層された保護フィルムをさらに有する、〔1〕に記載の光学積層体。
〔3〕 前記光選択吸収性粘着剤層は、前記光選択吸収剤の単位面積当たりの含有量が
0.01g/m
2
以上5g/m
2
以下である、〔1〕又は〔2〕に記載の光学積層体。
〔4〕 前記光選択吸収性粘着剤層は、前記光選択吸収性粘着剤層に含まれる全樹脂成分100質量部に対して前記光選択吸収剤を0.1質量部以上10質量部以下含む、〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
〔5〕 前記光選択吸収性粘着剤層は、厚みが0.1μm以上150μm以下である、〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
〔6〕 前記光選択吸収剤は、分子量が100以上3000以下の有機系光選択吸収剤である、〔1〕~〔5〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
〔7〕 前記中間層は、前記液晶硬化層であるλ/4位相差層を有する、〔1〕~〔6〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
〔8〕 反射防止用偏光板である、〔1〕~〔7〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
〔9〕 画像表示パネルと、前記画像表示パネルの前面に配置された〔8〕に記載の光学積層体とを含む、画像表示装置。
〔10〕 前記画像表示パネルは、有機EL表示パネルである、〔9〕に記載の画像表示装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高温高湿の環境下では偏光子の端部において色抜けが抑制された光学積層体およびこれを含む画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の光学積層体の一例を示す概略断面図である。
本発明の光学積層体の一例を示す概略断面図である。
本発明の光学積層体の一例を示す概略断面図である。
光学顕微鏡での観察画像の一例を示す図である。
観察画像を白黒256階調に変換したデータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の全ての図面においては、各構成要素を理解し易くするために縮尺を適宜調整して示しており、図面に示される各構成要素の縮尺と実際の構成要素の縮尺とは必ずしも一致しない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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