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公開番号2025166758
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2024070981
出願日2024-04-24
発明の名称遊技機
出願人株式会社平和
代理人個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20251029BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】部材の取り付け効率の低下及び取り付け時の部材の損傷を防止可能な遊技機を提供する。
【解決手段】構造物を取り付け可能なベース部を備えた遊技機において、第1の構造物とベース部に第1の構造物を取り付けた状態でベース部に取り付け可能な第2の構造物とを含み、第2の構造物及びベース部の一方には複数の凸部が設けられ、他方には凸部を挿入可能であり取付位置への案内が可能な凹部が設けられ、凹部は、開孔形状の挿入部と凸部の当接により取付位置への位置決めがなされたものとする開孔形状の位置決め部とを有し、挿入部と位置決め部により略長孔形状に形成され、挿入部の径を位置決め部の径よりも大きくすることで位置決め部よりも挿入部に凸部を挿入容易であり、挿入部から位置決め部へ向かう方向は挿入部から第1の構造物へ向かう方向と異なるように構成する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
複数の構造物を取り付け可能なベース部を備え、
所定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機であって、
複数の構造物には、第１の構造物と、ベース部に第１の構造物を取り付けた状態で当該ベース部に取り付け可能な第２の構造物とを少なくとも含み、
第２の構造物及びベース部のいずれか一方には、複数の凸部が設けられ、
第２の構造物及びベース部のいずれか他方には、対応する凸部を挿入可能であり、かつベース部における第２の構造物の取付位置への案内が可能な凹部が設けられ、
凹部は、凸部が挿入される開孔形状の挿入部と、挿入部に挿入された凸部が当接可能であり、かつ当該凸部が当接することにより第２の構造物の取付位置への位置決めがなされたものとする開孔形状の位置決め部とを有すると共に、当該挿入部と当該位置決め部とによって略長孔形状に形成され、
凹部は、挿入部の径が位置決め部の径よりも大きく構成されることにより、位置決め部よりも挿入部に凸部を挿入することが容易であると共に、挿入部から位置決め部へ向かう方向は挿入部から第１の構造物へ向かう方向と異なるように構成されていることを特徴とする遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、遊技機に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、この種の遊技機、例えばパチンコ機においては、遊技を行うための遊技領域が形成される遊技盤に、各種部材（例えば、遊技の進行に伴う各種演出に用いる導光板等の演出用部材等）を取り付けるための取付孔を形成し、部材に形成された取付突起を取付孔に挿入し部材を取り付けるための取付位置に位置決めした上で、ネジ等の締結具で固定することにより、当該部材を遊技盤に取り付けるようなことが行われている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－４１３１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、上述のような遊技機において、各種部材を上述の取付位置に位置決めするための取付孔は、同径の半円部を有してなる角丸長方形状の長孔となっているのが一般的であり、このような取付孔では、長孔の短手方向において取付突起に対するクリアランスが小さいために、取付突起を挿入し難いのみならず、取付孔に挿入した取付突起が容易に外れてしまうおそれがあり、各種部材の取り付け効率が低下するのみならず、部材同士が接触し損傷する可能性があるとの問題も生じていた。
【０００５】
そこで、本発明は、上述した事情によりなされたものであり、部材の取り付け効率の低下及び取り付け時の部材の損傷を防止可能な遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
（１）本発明は、複数の構造物を取り付け可能なベース部を備え、所定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機であって、複数の構造物には、第１の構造物と、ベース部に第１の構造物を取り付けた状態で当該ベース部に取り付け可能な第２の構造物とを少なくとも含み、第２の構造物及びベース部のいずれか一方には、複数の凸部が設けられ、第２の構造物及びベース部のいずれか他方には、対応する凸部を挿入可能であり、かつベース部における第２の構造物の取付位置への案内が可能な凹部が設けられ、凹部は、凸部が挿入される開孔形状の挿入部と、挿入部に挿入された凸部が当接可能であり、かつ当該凸部が当接することにより第２の構造物の取付位置への位置決めがなされたものとする開孔形状の位置決め部とを有すると共に、当該挿入部と当該位置決め部とによって略長孔形状に形成され、凹部は、挿入部の径が位置決め部の径よりも大きく構成されることにより、位置決め部よりも挿入部に凸部を挿入することが容易であると共に、挿入部から位置決め部へ向かう方向は挿入部から第１の構造物へ向かう方向と異なるように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、部材の取り付け効率の低下及び取り付け時の部材の損傷を防止可能な遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
パチンコ機の外観斜視図である。
パチンコ機の前扉を開けた状態の外観斜視図である。
パチンコ機の遊技盤の正面概略図である。
パチンコ機の遊技盤及び演出役物装置及びセット板の斜視概略図である。
パチンコ機の遊技盤の正面図であって、アタッカー装置や電チューユニットなどが取り付けられた状態の図である。
パチンコ機の遊技盤の正面図であって、アタッカー装置や電チューユニットなどが外された状態の図である。
パチンコ機の遊技盤の斜視図であって、アタッカー装置や電チューユニットなどが外された状態の図である。
パチンコ機の遊技盤の分解斜視図であって、遊技盤から導光板ユニットが外された状態の図である
パチンコ機の遊技盤の正面図である。
パチンコ機の導光板ユニットの斜視図である。
パチンコ機の導光板ユニットの正面図である。
（Ａ）はパチンコ機の遊技盤の拡大正面図であって、（Ｂ）はパチンコ機の導光板ユニットの拡大正面図である。
（Ａ）及び（Ｂ）はパチンコ機の遊技板と導光板ユニットの分解斜視図であって、（Ｃ）はパチンコ機の遊技板と導光板ユニットの拡大分解斜視図である。
（Ａ）及び（Ｂ）はパチンコ機の遊技盤及び導光板ユニットの拡大正面図である。
パチンコ機の遊技盤及び演出役物装置の正面図である。
パチンコ機の可動体の分解斜視図である。
パチンコ機の遊技盤及び演出役物装置の正面図である。
パチンコ機の遊技盤及び演出役物装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書において、パチンコ機Ｐに設けられた各構成部品についての、前後（正面背面）、左右（側面）、上下（平面底面）の方向は、各構成部品をパチンコ機Ｐに固定した状態でパチンコ機Ｐを正面視したときの方向を示すものとする。
【００１０】
（パチンコ機Ｐの外部構成）
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Ｐである。特に図示していないが、一般的に、パチンコ機Ｐが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Ｐが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置（特に図示しておらず）が各パチンコ機Ｐに隣接して設置される。また、各パチンコ機Ｐは対応する遊技球貸出装置に接続されている。
遊技球貸出装置は、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体（カード）の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置に紙幣を投入（又は、カードを挿入）した上で、パチンコ機Ｐに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Ｒから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
（【００１１】以降は省略されています）

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