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公開番号2025162907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024066408
出願日2024-04-16
発明の名称経口組成物
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A23L 33/105 20160101AFI20251021BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本開示は、モリンガ種子の抽出物を含み、苦味が抑制されている経口組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】モリンガ種子の抽出物、キシリトール、及びデキストリンを含有する、経口組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
モリンガ種子の抽出物、キシリトール、及びデキストリンを含有する、経口組成物。
続きを表示（約 190 文字）【請求項２】
モリンガ種子の抽出物が乾燥質量換算で２重量％以上含まれる、請求項１に記載の経口組成物。
【請求項３】
モリンガ種子の抽出物の乾燥質量換算で１重量部当たり、キシリトールが２～３０重量部、デキストリンが０．１～５０重量部含まれる、請求項１又は２に記載の経口組成物。
【請求項４】
飲食品である、請求項１又は２に記載の経口組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、モリンガ種子の抽出物を含み、苦味が抑制されている経口組成物に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
モリンガは、ワサビノキ科ワサビノキ属に属する植物の一種である。モリンガには、ミネラル、アミノ酸、グルコモリンギン、ベンジルグルコシノレート等の有用な成分が含まれており、栄養価が高い素材として注目されている。従来、モリンガに含まれる栄養素を機能性素材として利用するために、モリンガの抽出物の製法が種々提案されている(例えば、特許文献１及び２等)。
【０００３】
モリンガの部位の中でも、種子には抗酸化や抗炎症等の作用を示す成分が多く存在しており、モリンガ種子の抽出物には、疲労回復、筋持久力の向上等の生理機能が見出されている。更に、モリンガ種子の抽出物には、腰痛改善効果があることも報告されている（特許文献３）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－２１７００６号公報
国際公開２０２０／１１６０９２号
特開２０２１－２９１８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
モリンガ種子の抽出物には特有の苦味があるため、モリンガ種子の抽出物を含む経口組成物では不快な苦味が際立つという問題点がある。そこで、本開示は、モリンガ種子の抽出物を含み、苦味が抑制されている経口組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討したところ、モリンガ種子の抽出物を含む経口組成物にキシリトールとデキストリンとを組み合わせて配合することにより、モリンガ種子の抽出物に特有の不快な苦味を効果的に抑制できることを見出した。本開示は、係る知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【０００７】
即ち、本開示は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項１．モリンガ種子の抽出物、キシリトール、及びデキストリンを含有する、経口組成物。
項２．モリンガ種子の抽出物が乾燥質量換算で２重量％以上含まれる、項１に記載の経口組成物。
項３．モリンガ種子の抽出物の乾燥質量換算で１重量部当たり、キシリトールが２～３０重量部、デキストリンが０．１～５０重量部含まれる、項１又は２に記載の経口組成物。
項４．飲食品である、項１～３のいずれかに記載の経口組成物。
項５．モリンガ種子の抽出物を含む経口組成物における苦味を抑制する方法であって、経口組成物中にモリンガ種子の抽出物、キシリトール、及びデキストリンを含有させる、前記方法。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、モリンガ種子の抽出物に特有の不快な苦味を低減できるので、モリンガ種子の抽出物を摂取し易い経口組成物の提供が可能になる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示において、数値範囲に関する記載「Ｘ～Ｙ」は、Ｘ以上Ｙ以下であることを指す。
【００１０】
１．経口組成物
本開示の経口組成物は、モリンガ種子の抽出物、キシリトール、及びデキストリンを含むことを特徴とする。以下、本開示の経口組成物を詳述する。
（【００１１】以降は省略されています）

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