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公開番号2025160777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2024063557
出願日2024-04-10
発明の名称ガス処理装置
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B01D 53/18 20060101AFI20251016BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】構造が簡単で少ないエネルギーで効率的に処理対象ガス中の被回収成分を分離して回収するガス処理装置を提供する。
【解決手段】内部の処理液に処理対象ガスを吹き込むノズルが下部に設けられた吸収塔と、内部の処理液から被回収成分を回収する再生塔と、前記吸収塔の上部と前記再生塔の上部とを連通する上部連通管と、前記吸収塔の下部と前記再生塔の下部とを連通する下部連通管と、前記再生塔内の処理液と熱交換可能に設けられ、前記ノズルに前記処理対象ガスを供給する供給管と、を有するガス処理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部の処理液に処理対象ガスを吹き込むノズルが下部に設けられた吸収塔と、
内部の処理液から被回収成分を回収する再生塔と、
前記吸収塔の上部と前記再生塔の上部とを連通する上部連通管と、
前記吸収塔の下部と前記再生塔の下部とを連通する下部連通管と、
前記再生塔内の処理液と熱交換可能に設けられ、前記ノズルに前記処理対象ガスを供給する供給管と、
を有するガス処理装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記供給管は前記再生塔の外周面に設けられている、
請求項1に記載のガス処理装置。
【請求項3】
前記供給管は前記再生塔の外周面にらせん状に設けられている、
請求項1に記載のガス処理装置。
【請求項4】
前記供給管は前記再生塔の内部を通るように設けられている、
請求項1に記載のガス処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排気ガス等の処理対象ガスから二酸化炭素等の特定の気体成分(以下、「被回収成分」という。)を分離して回収する装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
二酸化炭素は温室効果ガスとして地球温暖化の原因になるため、燃焼ガス等から二酸化炭素を分離して回収する技術が研究されている。特許文献1には、処理対象ガスと、二酸化炭素ガスを吸収可能なリーン吸収液と、を吸収塔内で接触させ、処理対象ガス中の二酸化炭素ガスをリーン吸収液に吸収させてリッチ吸収液を生成し、リッチ吸収液を再生塔内で加熱して二酸化炭素をガスとして分離して回収する二酸化炭素ガス回収装置が開示されている。
【0003】
上記の装置では、吸収液としてイソプロパアミノエタノール等の水溶液が用いられ、吸収塔内で吸収液に処理対象ガスを接触させると、二酸化炭素ガスが選択的に吸収液に吸収されてリッチ吸収液となる。次いで、このリッチ吸収液を再生塔内で加熱すると、リッチ吸収液中の二酸化炭素がガスとして分離され、この分離された二酸化炭素ガスを回収している。
【0004】
また、処理対象ガスから二酸化炭素を吸収して固体析出物として分離する処理液としては、イソホロンジアミンや水酸化カルシウム水溶液がある。これらの処理液を使用する場合には、二酸化炭素を固体析出物として分離し、この固体析出物をバッチ処理により加熱して分解し、二酸化炭素のガスを回収することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-131735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の特許文献1に記載された技術では、リーン吸収液中に二酸化炭素が吸収されるので、二酸化炭素を吸収したリッチ吸収液をすべて再生塔へ送って加熱し二酸化炭素を分離する必要があり、吸収塔と再生塔が大型化し、装置が複雑になるという問題がある。また、リッチ吸収液やリーン吸収液の移動や加熱に多くのエネルギーを消費するという問題もある。
【0007】
また、二酸化炭素を固体析出物として分離する場合には、処理装置の小型化が見込まれるものの、固体析出物の分解をバッチ処理で行うので処理の効率化に課題がある。
【0008】
本開示は、構造が簡単で少ないエネルギーで効率的に処理対象ガス中の被回収成分を分離して回収するガス処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のガス処理装置は、内部の処理液に処理対象ガスを吹き込むノズルが下部に設けられた吸収塔と、内部の処理液から被回収成分を回収する再生塔と、前記吸収塔の上部と前記再生塔の上部とを連通する上部連通管と、前記吸収塔の下部と前記再生塔の下部とを連通する下部連通管と、前記再生塔内の処理液と熱交換可能に設けられ、前記ノズルに前記処理対象ガスを供給する供給管と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本開示のガス処理装置によれば、吸収塔の下部から処理対象ガスを処理液中に吹き込むことにより被回収成分が処理液に吸収され、さらに処理液中を上昇する処理対象ガスの気泡につられるように処理液に循環流が発生し、被回収成分を吸収した処理液は再生塔に送られる。また、処理対象ガスと処理液との間の熱交換により再生塔内の処理液が温められるとともに処理対象ガスが冷却されることにより、再生塔内の処理液の分解による被回収成分の放出が促進されるとともに、吸収塔内における処理対象ガスの処理液への吸収も促進される。したがって、ガス処理装置を大型化、複雑化することなく効率的に被回収成分を処理対象ガスから分離して回収できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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