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公開番号
2025159655
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-21
出願番号
2024062403
出願日
2024-04-08
発明の名称
車両用制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
10/04 20060101AFI20251014BHJP(車両一般)
要約
【課題】運転者毎に対応してアイドリングストップ制御を適切に作動させることができる車両用制御装置を提供する。
【解決手段】ブレーキ操作が為された車両の停止時におけるマスタシリンダ油圧が記憶され、その記憶されたマスタシリンダ油圧に基づいて、アイドリングストップ制御を行う為の閾値である所定油圧が補正される。これにより、ブレーキ操作が為された車両の停止時に、運転者のブレーキ操作量に応じてアイドリングストップ制御が作動させられ易くされる。加えて、アイドリングストップ制御を行う際には、マスタシリンダ油圧とされているブレーキ油圧がブレーキアクチュエータによって増圧させられる。これにより、エンジンの運転停止中における車両のずり下がり、及びエンジン再始動時の車両の動き出しなどが防止される。よって、運転者毎に対応してアイドリングストップ制御を適切に作動させることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、運転者によるブレーキ操作に応じてブレーキマスタシリンダから発生させられるマスタシリンダ油圧をブレーキ油圧として各車輪に設けられたブレーキホイールシリンダへ供給すると共に前記ブレーキ操作に拘わらず必要に応じて前記ブレーキ油圧を前記ブレーキホイールシリンダへ供給するブレーキアクチュエータと、を備えた車両に搭載される、前記ブレーキ操作が為された前記車両の停止時に前記エンジンの運転を一時的に停止させるアイドリングストップ制御を行う車両用制御装置であって、
前記ブレーキ操作が為された前記車両の停止時における前記マスタシリンダ油圧が所定油圧を超えているときに前記アイドリングストップ制御を行うものであり、
前記ブレーキ操作が為された前記車両の停止時における前記マスタシリンダ油圧を記憶し、記憶した前記マスタシリンダ油圧に基づいて前記所定油圧を補正すると共に、前記アイドリングストップ制御を行う際には、前記マスタシリンダ油圧とされている前記ブレーキ油圧を前記ブレーキアクチュエータによって増圧させることを特徴とする車両用制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アイドリングストップ制御を行う車両用制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンと、運転者によるブレーキ操作に応じてブレーキマスタシリンダから発生させられるマスタシリンダ油圧をブレーキ油圧として各車輪に設けられたブレーキホイールシリンダへ供給すると共に前記ブレーキ操作に拘わらず必要に応じて前記ブレーキ油圧を前記ブレーキホイールシリンダへ供給するブレーキアクチュエータと、を備えた車両に搭載される、前記ブレーキ操作が為された前記車両の停止時に前記エンジンの運転を一時的に停止させるアイドリングストップ制御を行う車両用制御装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された車両用ブレーキシステムがそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-137828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、アイドリングストップ制御を行った場合、車輪に付与される制動トルクの不足によって、エンジンを再始動した際に車両が動き出したり、エンジンの運転停止中に車両がずり下がったりする現象が生じるおそれがある。このような現象を生じさせない為には、一定以上の制動トルクが車輪に付与されている必要があり、ブレーキ操作が為された車両の停止時におけるマスタシリンダ油圧には、アイドリングストップ制御を行う為の閾値が設けられている。例えば、アイドリングストップ制御は、ブレーキ操作が為された車両の停止時におけるマスタシリンダ油圧が所定油圧を超えているときに行われる。しかしながら、ブレーキ操作量が少ない運転者の場合、停車する意思があったとしてもアイドリングストップ制御を作動させることができない場面が出てくる。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、運転者毎に対応してアイドリングストップ制御を適切に作動させることができる車両用制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)エンジンと、運転者によるブレーキ操作に応じてブレーキマスタシリンダから発生させられるマスタシリンダ油圧をブレーキ油圧として各車輪に設けられたブレーキホイールシリンダへ供給すると共に前記ブレーキ操作に拘わらず必要に応じて前記ブレーキ油圧を前記ブレーキホイールシリンダへ供給するブレーキアクチュエータと、を備えた車両に搭載される、前記ブレーキ操作が為された前記車両の停止時に前記エンジンの運転を一時的に停止させるアイドリングストップ制御を行う車両用制御装置であって、(b)前記ブレーキ操作が為された前記車両の停止時における前記マスタシリンダ油圧が所定油圧を超えているときに前記アイドリングストップ制御を行うものであり、(c)前記ブレーキ操作が為された前記車両の停止時における前記マスタシリンダ油圧を記憶し、記憶した前記マスタシリンダ油圧に基づいて前記所定油圧を補正すると共に、前記アイドリングストップ制御を行う際には、前記マスタシリンダ油圧とされている前記ブレーキ油圧を前記ブレーキアクチュエータによって増圧させることにある。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、ブレーキ操作が為された車両の停止時におけるマスタシリンダ油圧が記憶され、その記憶されたマスタシリンダ油圧に基づいて、アイドリングストップ制御を行う為の閾値である所定油圧が補正される。これにより、ブレーキ操作が為された車両の停止時に、運転者のブレーキ操作量に応じてアイドリングストップ制御が作動させられ易くされる。加えて、アイドリングストップ制御を行う際には、マスタシリンダ油圧とされているブレーキ油圧がブレーキアクチュエータによって増圧させられる。これにより、エンジンの運転停止中における車両のずり下がり、及びエンジン再始動時の車両の動き出しなどが防止される。よって、運転者毎に対応してアイドリングストップ制御を適切に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであり、運転者毎に対応してS&S制御を適切に作動させる為の制御作動を説明するフローチャートである。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであって、運転者毎に対応してS&S制御を適切に作動させる為の制御作動を説明するフローチャートであり、図2のフローチャートと並行して実行される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。図1において、車両10は、動力源としてのエンジン12と、駆動輪14及び従動輪16を含む車輪WHと、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置18と、を備えている。尚、動力源は、エンジン12に加えて電動機が用いられても良い。又、車両10が全輪駆動車両であれば、従動輪16は駆動輪となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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