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公開番号2025158086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2025049043
出願日2025-03-24
発明の名称アップリンク送信を処理する方法及び通信装置
出願人宏碁股分有限公司,ACER INCORPORATED
代理人個人
主分類H04W 24/10 20090101AFI20251008BHJP(電気通信技術)
要約【課題】セル/ビーム切り替え手順を実行するためのアップリンク(UL)送信の処理方法を提供する。
【解決手段】通信装置によりUL送信を処理する方法は、基準信号(RS)のセットを含む第1設定をネットワークから受信するステップと、RSのセットに対して少なくとも1つの測定を実行して、測定レポートを生成するステップと、第1設定とは異なる少なくとも1つの設定に従ってネットワークと少なくとも1つの通信動作を実行するステップと、RSのセットのうちの少なくとも1つのRSが条件を満たすことに応答して、第1ULチャネルをネットワークに送信するステップと、測定レポートを含む第2ULチャネルをネットワークに送信するステップと、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
通信装置によりアップリンク（ＵＬ）送信を処理する方法であって、
基準信号（ＲＳ）のセットを含む第１設定をネットワークから受信するステップと、
前記ＲＳのセットに対して少なくとも１つの測定を実行して、測定レポートを生成するステップと、
前記第１設定とは異なる少なくとも１つの設定に従って前記ネットワークと少なくとも１つの通信動作を実行するステップと、
前記ＲＳのセットのうちの少なくとも１つのＲＳが条件を満たすことに応答して、第１ＵＬチャネルを前記ネットワークに送信するステップと、
前記測定レポートを含む第２ＵＬチャネルを前記ネットワークに送信するステップと、を含む、方法。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記第１ＵＬチャネルは、
前記第１ＵＬチャネルが物理ＵＬ制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）を含むことと、
前記第１ＵＬチャネルが１ビットの情報を運ぶことと、
前記第１ＵＬチャネルに第１周期及び第１オフセットのうちの少なくとも１つが設定されることと、
前記第１ＵＬチャネルが、前記第２ＵＬチャネルが前記測定レポートを運ぶことを示すことと、のうちの少なくとも１つの条件を満たす、請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記第２ＵＬチャネルは、
前記第２ＵＬチャネルが設定済グラント物理ＵＬ共有チャネル（ＣＧ－ＰＵＳＣＨ）を含むことと、
前記第２ＵＬチャネルに第２周期及び第２オフセットのうちの少なくとも１つが設定されることと、のうちの少なくとも１つの条件を満たす、請求項１に記載の方法。
【請求項４】
前記第１ＵＬチャネル及び前記第２ＵＬチャネルは、
前記第１ＵＬチャネル及び前記第２ＵＬチャネルに同じ周期が設定されることと、
前記第１ＵＬチャネル及び前記第２ＵＬチャネルにそれぞれオフセットが設定されることと、のうちの少なくとも１つの条件を満たす、請求項１に記載の方法。
【請求項５】
前記測定レポートは、前記ＲＳのセットの第１数、少なくとも１つの信号品質、複数の差動信号品質、及びイベント識別子（ＩＤ）のうちの少なくとも１つを含み、前記第１数は、第１上位層信号によって設定される、請求項１に記載の方法。
【請求項６】
前記通信装置は、統一された送信設定インジケータ（ＴＣＩ）状態を示す第２上位層信号によって設定される、請求項１に記載の方法。
【請求項７】
時間ウィンドウ内の少なくとも１つのＲＳの少なくとも１つのイベントインスタンスの第２数が第３数よりも小さくないことに応答して、少なくとも１つの前記ＲＳが前記条件を満たすことを決定するステップを更に含み、
前記時間ウィンドウは、第３上位層信号によって設定され、
前記第３数は、第４上位層信号によって設定される、請求項１に記載の方法。
【請求項８】
少なくとも１つの前記イベントインスタンスは、少なくとも１つの前記ＲＳの少なくとも１つの信号品質があるＲＳの信号品質よりもよい閾値になることを示す、請求項７に記載の方法。
【請求項９】
少なくとも１つの前記信号品質は、少なくとも１つの層１基準信号受信電力（Ｌ１－ＲＳＲＰ）を含む、請求項８に記載の方法。
【請求項１０】
少なくとも１つの前記イベントインスタンスのうちの第１イベントインスタンスの発生に応答して、時間ウィンドウを開始するステップを更に含む、請求項７に記載の方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
関連出願の相互参照
本願は、２０２４年４月３日に出願された米国仮出願第６３／５７３，４８９号の利益を主張する。更に、本願は、２０２４年４月３日に出願された米国仮出願第６３／５７３，４９９号の利益を主張する。これらの出願の内容は、いずれも参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示（約 1,900 文字）【０００２】
技術分野
本開示は、無線通信システムに用いられる方法及び通信装置に関し、より具体的には、アップリンク（ＵＬ）送信を処理する方法及び通信装置に関する。
【背景技術】
【０００３】
第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）Ｒｅｌ－８規格及び／又は３ＧＰＰＲｅｌ－９規格をサポートするロングタームエボリューション（ＬＴＥ（登録商標））システムは、ユニバーサル移動体通信システム（ＵＭＴＳ）の後継として、ユーザの高まるニーズを満たすようにＵＭＴＳの性能を更に強化するために、３ＧＰＰにより開発されている。
【０００４】
ＬＴＥアドバンスド（ＬＴＥ－Ａ）システムは、その名が示すように、ＬＴＥシステムの進化形である。ＬＴＥ－Ａシステムは、電力状態間のより高速な切り替えを目標とし、進化型ノードＢ（ｅＮＢ）のカバレッジエッジでの性能を向上させ、ピークデータレート及びスループットを増加させ、キャリアアグリゲーション（ＣＡ）、アップリンク（ＵＬ）多入力多出力（ＵＬ－ＭＩＭＯ）などのような高度な技術を含む。
【０００５】
３ＧＰＰＲｅｌ－１５規格～３ＧＰＰＲｅｌ－１９規格をサポートする次世代無線アクセスネットワーク（ＮＧ－ＲＡＮ）は、ＬＴＥ－Ａシステムを更に強化するために開発されている。ＮＧ－ＲＡＮは、１つ以上の次世代ノードＢ（ｇＮＢ）を含み、より広い動作帯域、異なる周波数範囲に対する異なるヌメロロジー、大規模ＭＩＭＯ、高度なチャネル符号化などの特性を有する。
【０００６】
層１（Ｌ１）／層２（Ｌ２）トリガーモビリティ（ＬＴＭ）又は多入力多出力（ＭＩＭＯ）システムでは、通信装置は、ビーム又はセルの測定レポートをＮＧ－ＲＡＮに定期的に報告して、セル／ビーム切り替え手順を実行してもよい。しかしながら、定期的な測定レポートの送信は、ＵＬリソースを占用する。更に、通信装置は、ＮＧ－ＲＡＮからのセル／ビーム切り替え指示がなければ、セル／ビーム切り替え手順を実行するか否かを知らない可能性がある。したがって、セル／ビーム切り替え手順を実行するために、どのようにＵＬ送信を処理するかは、解決すべき重要な問題である。
【発明の概要】
【０００７】
したがって、本開示は、上記課題を解決するために、アップリンク（ＵＬ）送信を処理する方法及び通信装置を提供する。
【０００８】
通信装置によりアップリンク（ＵＬ）送信を処理する方法は、基準信号（ＲＳ）のセットを含む第１設定をネットワークから受信するステップと、ＲＳのセットに対して少なくとも１つの測定を実行して、測定レポートを生成するステップと、第１設定とは異なる少なくとも１つの設定に従ってネットワークと少なくとも１つの通信動作を実行するステップと、ＲＳのセットのうちの少なくとも１つのＲＳが条件を満たすことに応答して、第１ＵＬチャネルをネットワークに送信するステップと、測定レポートを含む第２ＵＬチャネルをネットワークに送信するステップと、を含む。
【０００９】
アップリンク（ＵＬ）送信を処理する通信装置は、少なくとも１つの記憶装置と、少なくとも１つの記憶装置に結合された少なくとも１つの処理回路と、を含み、少なくとも１つの記憶装置は、命令を記憶するように構成され、少なくとも１つの処理回路は、基準信号（ＲＳ）のセットを含む第１設定をネットワークから受信する命令と、ＲＳのセットに対して少なくとも１つの測定を実行して、測定レポートを生成する命令と、第１設定とは異なる少なくとも１つの設定に従ってネットワークと少なくとも１つの通信動作を実行する命令と、ＲＳのセットのうちの少なくとも１つのＲＳが条件を満たすことに応答して、第１ＵＬチャネルをネットワークに送信する命令と、測定レポートを含む第２ＵＬチャネルをネットワークに送信する命令と、を実行するように構成される。
【００１０】
ネットワークによりアップリンク（ＵＬ）送信を処理する方法は、基準信号（ＲＳ）のセットを含む第１設定を通信装置に送信するステップと、第１設定とは異なる少なくとも１つの設定に従って通信装置との少なくとも１つの通信動作を実行するステップと、ＲＳのセットのうちの少なくとも１つのＲＳが条件を満たすことに応答して、通信装置から第１ＵＬチャネルを受信するステップと、ＲＳのセットの測定レポートを含む第２ＵＬチャネルを通信装置から受信するステップと、を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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