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公開番号
2025156556
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025132497,2023119256
出願日
2025-08-07,2023-07-21
発明の名称
圧縮性フィルムを介して焼結力を加えるための装置
出願人
エーエスエムピーティー・シンガポール・ピーティーイー・リミテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
21/52 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】基板の上に電子デバイスを、電子デバイスの上に金属シートを同時に焼結するための焼結装置を提供する。
【解決手段】焼結装置は、焼結ツールと、金属シートおよび電子デバイスの上に位置決め可能な圧縮性フィルムとを備えている。圧縮性フィルムの厚さは金属シートの高さより大きい。圧縮性フィルムは、焼結ツールが焼結プロセス中に圧縮性フィルムの上に焼結力を加える場合に、金属シートおよび電子デバイスの形状に適合して、金属シートおよび電子デバイスの少なくとも一部を同時に覆うようになっている。
【選択図】図4D
特許請求の範囲
【請求項1】
基板の上に電子デバイスを、前記電子デバイスの上に金属シートを同時に焼結するための焼結装置であって、
焼結ツールと、
前記金属シートおよび前記電子デバイスの上に位置決め可能な圧縮性フィルムと、を備え、
前記圧縮性フィルムの厚さは前記金属シートの高さより大きく、前記圧縮性フィルムは、前記焼結ツールが焼結プロセス中に前記圧縮性フィルムの上に焼結力を加える場合に、前記金属シートおよび前記電子デバイスの形状に適合して、前記金属シートの露出領域および前記電子デバイスの露出領域の少なくとも一部を同時に覆うようになっており、
前記圧縮性フィルムの体積は、前記焼結力が前記圧縮性フィルムの上に加えられる場合に変化し、異なる高さに位置する前記金属シートおよび前記電子デバイスの前記露出領域に均一な焼結圧力分布を加えるように構成されている、焼結装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記焼結装置は、少なくとも1つの基板を焼結中に支持可能なキャリアを受けるようになっており、前記キャリアは、前記焼結プロセスを行う前に前記金属シートおよび前記電子デバイスを覆うために一片の前記圧縮性フィルムとフィットするように構成されている、請求項1に記載の焼結装置。
【請求項3】
前記キャリアによって支持される前記金属シートおよび前記電子デバイスの上に前記一片の圧縮フィルムを置くための圧縮性フィルム投入ステーションをさらに備えた、請求項2に記載の焼結装置。
【請求項4】
前記キャリアは複数のポケットを有し、各ポケットはそれぞれの基板を保持するように構成され、前記キャリアはさらに貫通孔を有し、底部焼結ツールは、前記基板を支持するために、前記貫通孔を通じて挿入可能であることができる、請求項2に記載の焼結装置。
【請求項5】
前記圧縮性フィルムの前記厚さは、前記焼結プロセス中に前記金属シートおよび前記電子デバイスの露出された領域全体をさらに覆うのに十分である、請求項1に記載の焼結装置。
【請求項6】
前記圧縮性
フィルム
は、前記焼結ツールが前記焼結プロセス中に前記圧縮性
フィルム
上に焼結力を加えている場合に、前記焼結ツールの底部表面および側壁の一部に適合して覆うようになっている、請求項1に記載の焼結装置。
【請求項7】
前記圧縮性フィルムは、所定の伸張比で拡張された高繊維状構造膜を備えている、請求項1に記載の焼結装置。
【請求項8】
前記圧縮性フィルムは拡張PTFEを備えている、請求項1に記載の焼結装置。
【請求項9】
前記拡張PTFEは、0.5g/cm
3
~0.9g/cm
3
の密度、および50%~90%の圧縮率を有する、請求項8に記載の焼結装置。
【請求項10】
前記拡張PTFEはさらに、0.1g/cm
3
~1.9g/cm
3
の比重、25%~96の間隙率を有する、請求項9に記載の焼結装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイパワーエレクトロニクスデバイスを含む焼結されたパッケージの製造中などの、電子デバイスの焼結に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
焼結は、液状化点に溶融することなく、熱および/または圧力によって材料の固体塊を圧縮および形成するプロセスである。材料中の原子は、粒子の境界にわたって拡散して、粒子を共に溶解し、1つの固体片を作り出す。焼結は、焼結材料が高温用途においてはんだの代わりになる場合に、ハイパワーエレクトロニクスデバイス内に半導体ダイを取り付けるために一般的に利用される。
【0003】
積み重ねられた電力構造用の現在の焼結システムおよび解決法は、2ステップ焼結プロセスを必要とする。第1のステップ中、電力半導体ダイは基板の上に焼結される。第2のステップ中、薄い金属シートはその後、電力半導体ダイの上に焼結される。金属シートは、銅、銀、金、ニッケルまたは他の金属で作られた箔の形であってもよく、または合金を含んでいてもよい。金属シートはまた、銅箔の上にめっきされた銀層などのめっき層を含んでいてもよい。このような薄い金属シートの例は、いわゆるダイトップシステム(「DTS」)である。金属シートは、高い歩留まりでの銅ワイヤ結合を可能にするためにダイ保護を行い、半導体ダイの上のその組立を単純化するために、予め塗布された焼結ペーストおよび接着剤を含んでいてもよい。
【0004】
図1は、複数の半導体チップまたはダイ102および金属シート104が上に取り付けられた基板100の平面図である。基板100は、直接結合銅(DBC)セラミック基板であってもよい。普通は、焼結される単一のDBC基板100の上に取り付けられた複数の半導体ダイ102があり、様々な半導体ダイ102の間に高さ変化があってもよい。
【0005】
図2Aは、焼結ツール110および半導体ダイ102を分離させる非圧縮性フィルム108を使用した従来技術の焼結アプローチの側面図である。非圧縮性フィルム108は、圧縮均一性を改善するために、クッションとして使用される。このような非圧縮性フィルム108は、変形させるために力が加えられる場合に一定のままである体積を有する。このように、その材料は普通、非圧縮性フィルム108の体積保存状態を確立するために、変形力によって横に押される。半導体ダイ102は、基板100上の焼結ペースト106の層の上に置かれている。固化した焼結ペースト106は、焼結後に、半導体ダイ102を基板100に接着させる。
【0006】
図2Bは、非圧縮性フィルム108を介して半導体ダイ102上に加えられている焼結力112を示している。半導体ダイ102が焼結ペースト106および基板100の上に結合された後に、焼結ツール110および非圧縮性フィルム108は、半導体ダイ102から離れるように移動される。
【0007】
その後、図2Cは、焼結ツール110および非圧縮性フィルム108が半導体ダイ102から離れるように移動された後に、基板100に結合された半導体ダイ102の上部に置かれた金属シート104を示している。焼結ペースト106の層は、金属シート104を半導体ダイ102に結合させるために、金属シート104と半導体ダイ102の間に存在している。
【0008】
図2Dは、非圧縮性フィルム108を介して、今回は金属シート104の上に焼結力112を加える焼結ツール110を示している。焼結ペースト106が硬化した後に、金属シート104は、半導体ダイ102の上に上手く結合される。
【0009】
焼結力112を伝達するために、通常の非圧縮性PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)フィルムなどの非圧縮性フィルム108に頼る、現在の2ステップ焼結プロセスにはいくつかの欠点がある。まず、ダイトップメタライゼーションは、第1の焼結ステップ中に半導体ダイトップと直接接触するPTFEフィルムによって汚染され、金属シートを焼結するためには、半導体ダイトップメタライゼーションを洗浄または再活性化させるための専用の洗浄プロセスが必要である。これは、組立時間を長くし、動作費用および複雑性を増大させる。
【0010】
さらに、PTFEフィルムなどの非圧縮性フィルムの典型的な厚さは0.05mmである。0.05mmの厚さを有するPTFEフィルムは、典型的には最大約0.01mmの高さ変化をカバーすることしかできないので、この厚さは普通、半導体ダイ102または金属シート104の高さ変化をカバーするのに十分ではない。もう一方で、半導体ダイ102または金属シート104の実際の変化は、0.05mmであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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