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公開番号2025154850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024058083
出願日2024-03-29
発明の名称外観ムラ抑制部材
出願人日本軽金属株式会社,理研軽金属工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04F 13/12 20060101AFI20251002BHJP(建築物)
要約【課題】外観ムラを抑制することができるとともに、大型で大量生産可能な外観ムラ抑制部材を提供すること。
【解決手段】外観ムラ抑制部材1は、凸部20と凹部30とが交互に連続して配置された三角波構造10を備え、複数の凹部30の平均深さは1mm以上30mm以下であり、断面視において、第1壁部22aと第2壁部22bとによって形成された凹部30の内側の角度である内抱角θの平均値は、0°超90°未満であり、複数の凹部30の各々の深さDは実質的に同一であり、三角波構造10の凸部20と凹部30とが交互に連続して並ぶ第1方向Xにおいて、凹部30の底部31は、凹部30に連続する両側の凸部20の頂部21の間に位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
頂部を有する複数の凸部と、前記複数の凸部のうち隣接する凸部によって挟まれ、底部を有する複数の凹部とを有し、前記凸部と前記凹部とが交互に連続して配置された三角波構造を備える外観ムラ抑制部材であって、
前記複数の凹部の各々は、断面視において、第1壁部と第2壁部とによって形成され、前記底部に向かって幅が狭くなるように窪んでおり、
前記複数の凸部の各々は、前記断面視において、前記凸部に隣接する一方の凹部の前記第1壁部と、前記凸部に隣接する他方の凹部の前記第2壁部とによって形成され、前記頂部に向かって幅が狭くなるように突出し、
前記複数の凹部の平均深さは、1mm以上30mm以下であり、
前記断面視において、前記第1壁部と前記第2壁部とによって形成された前記凹部の内側の角度である内抱角の平均値は、0°超90°未満であり、
前記複数の凹部の各々の深さは実質的に同一であり、
前記三角波構造の前記凸部と前記凹部とが交互に連続して並ぶ第1方向において、前記凹部の底部は、前記凹部に連続する両側の前記凸部の頂部の間に位置しており、
純アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている、外観ムラ抑制部材。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記内抱角の平均値は0°超60°以下である、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
【請求項3】
前記内抱角の平均値は0°超50°以下である、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
【請求項4】
前記内抱角の平均値は0°超20°以下である、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
【請求項5】
前記複数の凹部の平均幅は0mm超60mm以下である、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
【請求項6】
前記複数の凹部の各々の深さは、前記複数の凹部の平均深さに対して-20%以上+20%以下である、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
【請求項7】
平面視において、前記複数の凸部及び前記複数の凹部は、前記凸部と前記凹部とが交互に連続して並ぶ前記第1方向に垂直な第2方向に直線状に延び、互いに平行に形成されている、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
【請求項8】
前記第1方向に垂直な第2方向において、前記三角波構造の全長は1m以上である、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
【請求項9】
押出材である、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
【請求項10】
前記外観ムラ抑制部材は、純アルミニウム又はアルミニウム合金を含むアルミニウム基材と、前記アルミニウム基材の表面に設けられる陽極酸化皮膜とを備え、
前記陽極酸化皮膜は、前記アルミニウム基材の表面に設けられたバリヤ層と、前記バリヤ層の表面に設けられ、複数の孔を有するポーラス層とを有し、
前記ポーラス層には、金属、金属塩、染料、顔料、及び有機酸のうち少なくとも一種を含む着色層が設けられている、請求項1に記載の外観ムラ抑制部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、外観ムラ抑制部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
純アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム部材は、建築物の外壁面に配置する建築外装部材、車両部材、土木部材、光学部材等に用いられている。
【0003】
アルミニウム部材は、部材に対する光源の位置と、部材に対する観察者の位置との関係の変化、及びアルミニウム部材の光学特性に応じて、部材の輝度が変化して観察者に観察される。同じ材料を用い、同じ製造条件で製造した同ロットに含まれるアルミニウム部材であっても、部材毎に光学特性が異なることがある。このため、例えば、アルミニウム部材を建築外装部材として用いて、同ロットのアルミニウム部材を複数組み合わせて面状に並べるように配置した場合に、配置された複数のアルミニウム部材の輝度が異なるように観察者に観察されることがある。このような複数のアルミニウム部材間の輝度の差異は、建築物の外観ムラとして看取されることになる。
【0004】
特許文献1には、アルミニウム材の表面にレーザー照射処理を行ってミクロンオーダーの凹凸表層部を有する低反射層を形成することで、アルミニウム部材の反射光の一様性を高める、低反射アルミニウム材の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-106095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、一つのアルミニウム部材から生じる反射光の一様性を高めることができる。しかしながら、特許文献1は、複数のアルミニウム部材間の輝度の差異に起因して生じる、外観ムラを抑制しようとする技術ではなかった。
【0007】
また、特許文献1では、レーザー照射処理を行うことで凹凸表層部を有する低反射層を形成しているため、小型のアルミニウム部材への適用に留まっており、大型化や量産化への対応といった生産性の向上が求められていた。
【0008】
本開示は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本開示の目的は、外観ムラを抑制することができるとともに、大型で大量生産可能な外観ムラ抑制部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の態様に係る外観ムラ抑制部材は、頂部を有する複数の凸部と、複数の凸部のうち隣接する凸部によって挟まれ、底部を有する複数の凹部とを有し、凸部と凹部とが交互に連続して配置された三角波構造を備える。複数の凹部の各々は、断面視において、第1壁部と第2壁部とによって形成され、底部に向かって幅が狭くなるように窪んでいる。複数の凸部の各々は断面視において、凸部に隣接する一方の凹部の第1壁部と、凸部に隣接する他方の凹部の第2壁部とによって形成され、頂部に向かって幅が狭くなるように突出している。複数の凹部の平均深さは、1mm以上30mm以下である。断面視において、第1壁部と第2壁部とによって形成された凹部の内側の角度である内抱角の平均値は、0°超90°未満である。複数の凹部の各々の深さは実質的に同一である。三角波構造の凸部と凹部とが交互に連続して並ぶ第1方向において、凹部の底部は、凹部に連続する両側の凸部の頂部の間に位置している。外観ムラ抑制部材は、純アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、外観ムラを抑制することができるとともに、大型で大量生産可能な外観ムラ抑制部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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