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公開番号2025153916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056637
出願日2024-03-29
発明の名称医療機器およびその制御方法
出願人フクダ電子株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類A61M 16/00 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】吸気時および呼気時の少なくとも一方における快適性を改善することが可能な医療機器およびその制御方法を提供すること。
【解決手段】患者の気道に陽圧の気体を供給する医療機器(100)である。医療機器は、供給圧を制御する治療圧制御部(118)を有し、治療圧制御部(118)は、気体の流量が、患者の吸気期間におけるピーク流量から予め定められた値だけ低下したことが検出されると、気体の供給圧の減圧制御を開始する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者の気道に陽圧の気体を供給する医療機器であって、
前記気体の供給圧を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、前記気体の流量が、前記患者の吸気期間におけるピーク流量から予め定められた値だけ低下したことが検出されると、前記供給圧の減圧制御を開始する、
ことを特徴とする医療機器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記減圧制御において、前記供給圧が予め定められた減圧率で減少するように前記供給圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
【請求項3】
前記制御手段は、前記供給圧が0より大きい予め定められた最低圧に達すると、前記最低圧を維持するように前記供給圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
【請求項4】
前記予め定められた値が、前記ピーク流量の25%以上90%以下であることを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
【請求項5】
前記予め定められた値が、前記ピーク流量の30%以上50%以下であることを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
【請求項6】
前記患者の吸気期間におけるピーク流量が複数ある場合、前記制御手段は、前記吸気期間の開始から、ピーク流量に達すると予測される時間以降の最初のピーク流量から前記予め定められた値だけ低下したことが検出されると、前記減圧制御を開始することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
【請求項7】
前記制御手段は、前記気体の流量に基づいて前記患者が吸気を開始したと判定されると、前記供給圧の昇圧制御を開始し、
前記制御手段は、前記昇圧制御において、前記患者の吸気期間におけるピーク流量に達すると予測される時間に予め定められた治療圧に達するように前記供給圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
【請求項8】
患者の気道に陽圧の気体を供給する医療機器であって、
前記気体の供給圧を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、前記気体の流量に基づいて前記患者が吸気を開始したと判定されると、前記供給圧の昇圧制御を開始し、
前記制御手段は、前記昇圧制御において、前記患者の吸気期間におけるピーク流量に達すると予測される時間に予め定められた治療圧に達するように前記供給圧を制御することを特徴とする医療機器。
【請求項9】
前記予測される時間が、直近の所定回数の呼吸における、吸気の開始から前記ピーク流量に達するまでの時間に基づいて求められることを特徴とする請求項8に記載の医療機器。
【請求項10】
前記患者の吸気期間におけるピーク流量が複数ある場合、前記予測される時間が、吸気の開始から最初の前記ピーク流量に達するまでの時間に基づいて求められることを特徴とする請求項8に記載の医療機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は医療機器およびその制御方法に関し、特には患者の気道に給気する医療機器およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
患者の気道に給気する医療機器として、非侵襲的陽圧換気(NPPV)療法に用いられる人工呼吸器や、経鼻的持続陽圧呼吸(CPAP)療法に用いられる持続的気道陽圧装置(以下、CPAP装置ともいう)などが知られている。CPAPは、鼻マスクを通じて患者の気道に適切な圧力の空気を持続的に送り込み、睡眠中の気道の閉塞を防ぐことにより、無呼吸や低呼吸の発生を抑制する治療法である。
【0003】
これらの医療機器により供給される陽圧の空気の流れと、患者の呼気の空気の流れとは逆方向であるため、患者が呼吸する際に不快感を与えうる。そのため、特許文献1では、空気の流量が負から正になったタイミングで治療圧まで給気圧を上昇させ、空気の流量が正から負になったタイミングで給気を停止させることで、不快感の軽減を図るCPAP装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2007-524446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたCPAP装置では、空気の流量の符号が反転するタイミングや流量が閾値になったタイミングのみに基づいて昇圧動作を実行したり、給気を停止させたりする。例えば、流量が正から負になるまで治療圧が維持されることで、息が吐きづらいなど、患者の呼吸動作の不快感の軽減にはさらなる余地が存在していた。
【0006】
このような従来技術の課題に鑑み、本発明はその一態様において、吸気時および呼気時の少なくとも一方における快適性を改善することが可能な持続的気道陽圧装置およびその制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明はその一態様において、患者の気道に陽圧の空気を供給する持続的気道陽圧装置であって、空気の圧力を制御する制御手段を有し、制御手段は、空気の流量が、患者の吸気期間におけるピーク流量から予め定められた割合低下したことが検出されると、空気の圧力の減圧制御を開始する、ことを特徴とする持続的気道陽圧装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、吸気時および呼気時の少なくとも一方における快適性を改善することが可能な持続的起動陽圧装置およびその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る持続的気道陽圧装置の機能構成例を示すブロック図
実施形態に係る持続的気道陽圧装置による給気圧制御の例を説明するための図
実施形態に係る持続的気道陽圧装置の動作に関するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定しない。また、実施形態には複数の特徴が記載されているが、その全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。加えて、以下では、持続的気道陽圧装置で本発明を実施する形態について説明するが、本発明は患者の気道に給気する機能を有する他の医療機器(例えば人工呼吸器)でも実施可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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