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公開番号
2025153928
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056650
出願日
2024-03-29
発明の名称
医療機器及びいびき検出方法
出願人
フクダ電子株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
A61B
5/083 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】いびきの発生を精度よく検出する。
【解決手段】医療機器は、患者の呼吸の流量の時系列を表す流量データ(301)から高周波データ(302)を生成する生成部と、複数の期間(304_1~304_n)のそれぞれについて、各期間における高周波データの評価値を決定する決定部と、複数の期間の評価値に基づいて、複数の期間のうちの1つの期間を選択する選択部と、流量データのうち選択された1つの期間の部分を解析することによって、患者のいびきの発生を検出する検出部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
医療機器であって、
患者の呼吸の流量の時系列を表す流量データから高周波データを生成する生成手段と、
複数の期間のそれぞれについて、各期間における前記高周波データの評価値を決定する決定手段と、
前記複数の期間の前記評価値に基づいて、前記複数の期間のうちの1つの期間を選択する選択手段と、
前記流量データのうち前記選択された1つの期間の部分を解析することによって、前記患者のいびきの発生を検出する検出手段と、を備える、医療機器。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記選択手段は、前記複数の期間の前記評価値同士を比較することによって、前記複数の期間のうちの1つの期間を選択する、請求項1に記載の医療機器。
【請求項3】
前記複数の期間は、吸気期間に含まれる、請求項1に記載の医療機器。
【請求項4】
前記複数の期間のそれぞれは、前記複数の期間の別の期間と部分的に重なる、請求項1に記載の医療機器。
【請求項5】
前記複数の期間はいずれも同じ時間長である、請求項1に記載の医療機器。
【請求項6】
前記複数の期間の始点は同じ時間間隔で並んでいる、請求項1に記載の医療機器。
【請求項7】
前記流量データはデジタルデータであり、
前記複数の期間の始点の間隔は、前記流量データのサンプリング間隔よりも広い、請求項6に記載の医療機器。
【請求項8】
前記評価値は、いびきが発生している可能性が高いほど大きな値を有し、
前記選択手段は、前記複数の期間のうち、前記評価値が最大である1つの期間を選択する、請求項1に記載の医療機器。
【請求項9】
前記決定手段は、各期間における前記高周波データの絶対値の積分値に基づいて前記評価値を決定する、請求項1に記載の医療機器。
【請求項10】
前記検出手段は、前記患者のいびきの発生を、前記患者の睡眠中にリアルタイムで検出する、請求項1に記載の医療機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器及びいびき検出方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法として、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)が知られている。CPAPは、鼻マスクを通じて患者の気道に適切な圧力の空気を持続的に送り込み、睡眠中の気道の閉塞を防ぐことにより、無呼吸や低呼吸の発生を抑制する治療法である。無呼吸や低呼吸の発生の前兆として、いびきが発生することがある。特許文献1では、吸気期間の流量から呼気期間の流量を減算した値が閾値を超える場合にいびきの発生を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2009-522026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の方法では、いびきを精度よく検出することが困難である。本発明の一部の側面は、いびきの発生を精度よく検出するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一部の実施形態によれば、医療機器であって、患者の呼吸の流量の時系列を表す流量データから高周波データを生成する生成手段と、複数の期間のそれぞれについて、各期間における前記高周波データの評価値を決定する決定手段と、前記複数の期間の前記評価値に基づいて、前記複数の期間のうちの1つの期間を選択する選択手段と、前記流量データのうち前記選択された1つの期間の部分を解析することによって、前記患者のいびきの発生を検出する検出手段と、を備える、医療機器が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一部の実施形態によれば、いびきの発生を精度よく検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一部の実施形態のCPAP装置の構成例を説明するブロック図。
一部の実施形態のいびき検出方法の例を説明するフロー図。
一部の実施形態の解析対象期間の決定方法の例を説明する模式図。
一部の実施形態の検出条件の例を説明する模式図。
一部の実施形態の治療圧変更方法の例を説明するフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
図1を参照して、一部の実施形態に係る持続的気道陽圧装置(以下、CPAP装置と表す)100の構成例について説明する。CPAP装置100は、いびき検出機能を有する医療機器の一例である。CPAP装置100は、本体101と、マスク125と、本体101とマスク125とを接続するチューブ122とを有する。CPAP装置100の動作はCPU(Central Processing Unit)112がROM(Read Only Memory)113に格納されているプログラムをRAM(Random Access Memory)114に読み込んで実行することにより実現される。このように、CPU112、ROM113及びRAM114を有する装置はコンピュータであるとみなされてもよい。なお、CPU112内に記載された機能ブロック117~121は、CPU112がプログラムを実行することにより実現するさまざまな機能のうち、主要な機能を模式的に表現したものである。従って、機能ブロック117~121を主体として説明する動作は、実際にはCPU112がプログラムを実行することで実現される。これに代えて、1つ以上の機能ブロックがCPU112以外のハードウェア回路を用いて実現されてもよい。
【0010】
まず、空気の流路に存在する構成要素について説明する。フィルタ102は空気の取り入れ口に設けられ、花粉、細菌、塵埃などを除去する。温度センサ103は、流入した空気の温度を計測する。温度センサ103による計測値は、温度制御部119に供給される。湿度センサ104は、流入した空気の湿度を計測する。湿度センサ104による計測値は、温度制御部119に供給される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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