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公開番号2025153851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056516
出願日2024-03-29
発明の名称液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/19 20060101AFI20251002BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】使用安定性を向上させることができる液体吐出ヘッドを提供すること。
【解決手段】液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための吐出口と、吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子が設けられた圧力室と、圧力室に供給する液体から気泡を除去するための泡抜きユニットと、を備える。泡抜きユニットは、圧力室の一端と流体連通し液体を貯留することが可能な液体貯留室と、気体の透過が可能な気体透過膜と、気体透過膜を介して液体貯留室と隣接する減圧室と、気体透過膜に接触することによって、気体透過膜の変形を抑制する変形抑制手段と、を有する。
【選択図】図27
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出するための吐出口と、
前記吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子が設けられた圧力室と、
前記圧力室に供給する液体から気泡を除去するための泡抜きユニットと、
を備える液体吐出ヘッドであって、
前記泡抜きユニットは、
前記圧力室の一端と流体連通し液体を貯留することが可能な液体貯留室と、
気体の透過が可能な気体透過膜と、
前記気体透過膜を介して前記液体貯留室と隣接する減圧室と、
前記気体透過膜に接触することによって、前記気体透過膜の変形を抑制する変形抑制手段と、
を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記変形抑制手段は、メッシュである、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記変形抑制手段は、多孔質体である、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記変形抑制手段は、前記減圧室を覆う蓋の一部である、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記減圧室は、前記液体貯留室を構成する筐体、及び、前記蓋によって囲まれた空間であり、
前記変形抑制手段は、前記蓋から前記液体貯留室に向かって形成された凸部である、
請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記凸部は、変形した状態の前記気体透過膜に接触する接触面を有する、
請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記凸部は、変形していない状態の前記気体透過膜に接触する接触面を有する、
請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記凸部には、R面取り、又は、C面取りが施されている、
請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記凸部には、R面取り、又は、C面取りが施されている、
請求項7に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記変形抑制手段は、前記気体透過膜に固定されている、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
記録ヘッド(液体吐出ヘッド)では、液体に混入した気体(泡)に起因する不具合を抑制することが望まれている。
【0003】
特許文献1には、圧力差を利用して、上部フィルタ室内に捕捉された気体(泡)を、透過区画壁を透過させて気体回収空部に回収する記録ヘッドが開示されている。この記録ヘッドによれば、圧力室に気体(泡)が混入することに起因して発生する不具合を可及的に抑制することが実現される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-173961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1に記載の透過区隔壁は、成形の都合上、比較的大きな厚さを有するため、当該透過区隔壁を通して泡を排出するためには、気体回収空部とフィルタ室との圧力差をかなり大きくする必要がある。即ち、特許文献1の泡の排出方法は、透過区隔壁の厚さが大きいため、泡を排出することが困難である。その結果、液体吐出ヘッドの使用安定性を向上させることが困難であった。
【0006】
そこで、本開示は、使用安定性を向上させることができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子が設けられた圧力室と、前記圧力室に供給する液体から気泡を除去するための泡抜きユニットと、を備え、前記泡抜きユニットは、前記圧力室の一端と流体連通し液体を貯留することが可能な液体貯留室と、気体の透過が可能な気体透過膜と、前記気体透過膜を介して前記液体貯留室と隣接する減圧室と、前記気体透過膜に接触することによって、前記気体透過膜の変形を抑制する変形抑制手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示の液体吐出ヘッドによれば、使用安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
液体吐出装置を説明する図である。
インク供給部の流路を示す模式図である。
圧力室加圧動作を説明する模式図である。
加圧維持動作を説明する模式図である。
インク補給動作を説明する模式図である。
泡抜き減圧動作を説明する模式図である。
液体吐出ヘッドの分解斜視図である。
液体吐出ヘッド及び吐出モジュールの断面図である。
循環ユニットの外観概略図である。
循環経路を示す縦断面図である。
循環経路を模式的に示すブロック図である。
圧力調整手段の例を示す断面図である。
循環ポンプの外観斜視図である。
図13(a)に示した循環ポンプのXIV-XIV線断面図である。
液体吐出ヘッド内のインクの流れを説明する図である。
吐出ユニットにおける循環経路を示した模式図である。
開口プレートを示した図である。
吐出素子基板を示した図である。
吐出ユニットのインク流れを示した断面図である。
吐出口の近傍を示した断面図である。
吐出口の近傍の比較例を示した断面図である。
吐出素子基板の比較例を示した図である。
液体吐出ヘッドの流路構成を示した図である。
吐出口付近におけるインクの逆流を模式的に示す図である。
吐出モジュール内のインク供給を説明する図である。
液体吐出装置の本体部と液体吐出ヘッドとの接続状態を示す概略図である。
泡抜きユニットの概略図である。
泡抜きユニットの変形例を示す断面図である。
初期充填及び泡抜きユニットの動作を示す模式図である。
インク経路の第1構成例を模式的に示す図である。
循環経路の第1変形例を模式的に示す図である。
加熱式循環ポンプの近傍を模式的に示す図である。
循環経路の第1変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第2変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第2変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第3変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第3変形例を模式的に示す図である。
インク経路の第2構成例を模式的に示す図である。
循環経路の第4変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第4変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第5変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第5変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第6変形例を模式的に示す図である。
循環経路の第6変形例を模式的に示す図である。
循環経路の他の変形例を模式的に示すブロック図である。
循環経路の他の変形例を模式的に示すブロック図である。
循環経路の他の変形例を模式的に示すブロック図である。
変形抑制部材の一実施例を示す図である。
変形抑制部材の材料を示す模式図である。
泡抜きユニットの一実施例を示す図である。
泡抜きユニットの一実施例を示す図である。
泡抜きユニットの一実施例を示す図である。
一実施例における繊維の拡大図である。
変形抑制部材の一実施例及び参考例を示す図である。
泡抜きユニットの一実施例を示す図である。
泡抜きユニットの一実施例を示す図である。
一実施例におけるカバー部材及び気体透過膜を示す図である。
泡抜きユニットの一実施例を示す図である。
一実施例におけるカバー部材の部分拡大図。
一実施例におけるカバー部材及び気体透過膜を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は本開示事項を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせすべてが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成要素には同一の参照番号を付す。本実施形態では、液体を吐出する吐出素子として、電熱変換素子により気泡を発生させて液体を吐出するサーマル方式を採用した例を用いて説明するが、これに限られない。圧電素子(ピエゾ)を用いて液体を吐出する吐出方式、または、他の吐出方式が採用された液体吐出ヘッドにも適用することができる。さらに、以下に説明するポンプ及び圧力調整手段等も、実施形態及び図面に記載されている構成自体に限定されるものではない。以下の説明では、まず、本開示の基本的構成を述べ、その後、本開示の特徴部について説明を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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