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公開番号
2025152310
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024054143
出願日
2024-03-28
発明の名称
複数床部屋の空調システム
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
弁理士法人アイミー国際特許事務所
主分類
F24F
13/08 20060101AFI20251002BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】簡易な構成で、複数床部屋におけるベッド空間の空気環境を個室に近い空間環境にすること。
【解決手段】複数床部屋の空調システム(SYS)は、互いに対面する建物壁部(11,12)の間に形成された室内通路(21)と室内通路から出入り可能な複数のベッド空間(22)とを有する複数床部屋において、ベッド空間の個別空調を行うための空調システムであって、ベッド空間と室内通路とを仕切る可動仕切り部材(32)と、室内通路の天井面に設置され、室内通路の一端側および他端側の二方向に空調空気を吹き出す空調機(4)と、空調機からの空調空気を受けるように、建物壁部から室内通路側に突出し、建物壁部の横幅方向に沿って延在する突出部材(5)と、可動仕切り部材を含む間仕切り部に位置し、突出部材が受けた空調空気をベッド空間へ給気するための通気口(34)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに対面する建物壁部の間に形成された室内通路と、前記建物壁部に隣接し、前記室内通路から出入り可能な複数のベッド空間とを有する複数床部屋において、前記ベッド空間の個別空調を行うための空調システムであって、
前記ベッド空間と前記室内通路とを仕切る可動仕切り部材と、
前記室内通路の天井面に設置され、前記室内通路の一端側および他端側の二方向に空調空気を吹き出す空調機と、
前記空調機からの空調空気を受けるように、前記建物壁部から前記室内通路側に突出し、前記建物壁部の横幅方向に沿って延在する突出部材と、
前記可動仕切り部材を含む間仕切り部に位置し、前記突出部材が受けた空調空気を前記ベッド空間へ給気するための通気口とを備える、複数床部屋の空調システム。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記通気口を介した空調空気の供給量を調整可能な供給量調整部材をさらに備える、請求項1に記載の複数床部屋の空調システム。
【請求項3】
前記室内通路の一端側または他端側に位置する前記建物壁部は、日射光を取り込む窓を有しており、
前記窓を有する前記建物壁部に設けられた前記突出部材は、日射光を反射するライトシェルフにより構成されている、請求項1に記載の複数床部屋の空調システム。
【請求項4】
前記室内通路の一端側または他端側に位置する前記建物壁部は、前記複数床部屋の出入口を有しており、
前記出入口を有する前記建物壁部に設けられた前記突出部材は、発光板により構成されている、請求項1に記載の複数床部屋の空調システム。
【請求項5】
前記間仕切り部に位置し、天井面から垂れ下がる垂れ壁をさらに備え、
前記可動仕切り部材は、前記垂れ壁に吊るされた防音カーテンである、請求項1に記載の複数床部屋の空調システム。
【請求項6】
前記垂れ壁は、透光性を有する、請求項5に記載の複数床部屋の空調システム。
【請求項7】
前記突出部材は、前記建物壁部の横幅方向に沿って、前記間仕切り部を超えて延在し、
前記間仕切り部に位置し、前記突出部材および前記建物壁部に交差する袖壁をさらに備える、請求項1~6のいずれかに記載の複数床部屋の空調システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院などの建物における複数床部屋(たとえば4床病室)の空調システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
病院の病室の種類として、1つのベッド空間のみを有する個室部屋と、複数のベッド空間を有する複数床部屋(大部屋または相部屋)とがある。複数床部屋では、カーテンによりベッド空間が区画されることが一般的である。しかし、カーテンによる仕切りでは、視線の遮蔽は実現できるものの、空調空気の通り道となる隙間や空間が多いため、防音性能が低いという問題がある。そのため、従来から、複数床部屋においても個室並みの空間環境を実現する技術が提案されている。
【0003】
たとえば特開2010-121443号公報(特許文献1)では、隣り合うベッド間にサイドパネル(一部に光透過性のパネルを用いた積層タイプのブロックパネル)を設置するとともに、中央通路に面するようにカーテンを設ける技術が開示されている。
【0004】
また、特開2013-160468号公報(特許文献2)では、4床病室の室中央に設置した1台の空調機に、4方向への風量調節ベーンを設けて、個別に風量調整を可能にする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-121443号公報
特開2013-160468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
複数床病室において個室に近い空間環境を実現しようとした場合、ベッド空間ごとの個別の空調制御に加えて、防音・視線の遮蔽・明るさ感確保が重要となる。
【0007】
特許文献1の技術は、防音と視線の遮蔽については良好となる一方で、個別の空調制御を行うためにはダクトやダンパーといった付属部材が必要となり、高コストとなる。また、明るさ感についても部分的な光透過パネルのみでは十分とは言えない。
【0008】
特許文献2の技術は、低コストで個別の空調制御を行うことができるが、仕切りが無いことが前提となっており、たとえば特許文献1のように防音目的で天井面まで仕切りを設ける場合には適用できない。
【0009】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡易な構成で、複数床部屋におけるベッド空間の空気環境を個室に近い空間環境にすることのできる空調システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明のある局面に従う複数床部屋の空調システムは、互いに対面する建物壁部の間に形成された室内通路と、建物壁部に隣接し、室内通路から出入り可能な複数のベッド空間とを有する複数床部屋において、ベッド空間の個別空調を行うための空調システムである。当該空調システムは、ベッド空間と室内通路とを仕切る可動仕切り部材と、前記室内通路の天井面に設置され、前記室内通路の一端側および他端側の二方向に空調空気を吹き出す空調機と、空調機からの空調空気を受けるように、建物壁部から室内通路側に突出し、建物壁部の横幅方向に沿って延在する突出部材と、可動仕切り部材を含む間仕切り部に位置し、突出部材が受けた空調空気をベッド空間へ給気するための通気口とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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