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公開番号2025150698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051725
出願日2024-03-27
発明の名称現金処理装置及び現金処理方法
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G07G 1/12 20060101AFI20251002BHJP(チェック装置)
要約【課題】店舗におけるクーポンの使用を容易に実現する。
【解決手段】取引金額の精算に利用される現金処理装置を、外部装置と情報を送受信する通信部と、入金処理及び出金処理を含む現金処理を実行可能な現金処理部と、現金処理部を制御して現金処理を実行する制御部と、クーポンの情報を取得するクーポン処理部とを備え、制御部は、通信部を介して、取引金額及び該取引金額分の現金を受け取る現金処理の実行命令を受信したときに、クーポン処理部に受け付けたクーポンのクーポン金額と、取引金額と、入金された現金の金額とに基づいて、現金処理部で現金処理を実行するように構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
取引金額の精算に利用される現金処理装置であって、
外部装置と情報を送受信する通信部と、
入金処理及び出金処理を含む現金処理を実行可能な現金処理部と、
前記現金処理部を制御して現金処理を実行する制御部と、
クーポンの情報を取得するクーポン処理部と
を備え、
前記制御部は、前記通信部を介して、取引金額及び該取引金額分の現金を受け取る現金処理の実行命令を受信したときに、前記クーポン処理部に受け付けたクーポンのクーポン金額と、前記取引金額と、入金された現金の金額とに基づいて、前記現金処理部で現金処理を実行する
ことを特徴とする現金処理装置。
続きを表示（約 1,700 文字）【請求項２】
前記クーポン金額が前記取引金額と一致する場合、
前記制御部は、
前記現金処理部で現金処理を実行することなく、
前記通信部を介して、実行命令を受けた前記取引金額分の現金を受け取る前記現金処理の完了を通知する
ことを特徴とする請求項１に記載の現金処理装置。
【請求項３】
前記クーポン金額が前記取引金額に満たない場合、
前記制御部は、
前記現金処理部で、前記取引金額から前記クーポン金額を差し引いた不足金額分の現金を受け取る現金処理を実行して、
前記通信部を介して、実行命令を受けた前記取引金額分の現金を受け取る前記現金処理の完了を通知する
ことを特徴とする請求項１に記載の現金処理装置。
【請求項４】
前記クーポン金額が前記取引金額を超え、かつ、クーポン金額が取引金額を超えるクーポンの使用時に釣銭出金を認める設定がされている場合、
前記制御部は、
前記現金処理部で、前記クーポン金額から前記取引金額を差し引いた金額分の釣銭を出金する現金処理を実行して、
前記通信部を介して、実行命令を受けた前記取引金額分の現金を受け取る前記現金処理の完了を通知する
ことを特徴とする請求項１に記載の現金処理装置。
【請求項５】
前記クーポン金額が前記取引金額を超え、かつ、クーポン金額が取引金額を超えるクーポンの使用時に釣銭出金を認めない設定がされている場合、
前記制御部は、
クーポンの使用を続けるかキャンセルするかの選択を受け付けて、
クーポンの使用を続ける選択がされた場合は、前記現金処理部で現金処理を実行することなく、前記通信部を介して、実行命令を受けた前記取引金額分の現金を受け取る前記現金処理の完了を通知して、
クーポンの使用をキャンセルする選択がされた場合は、前記現金処理部で、前記取引金額分の現金を受け取る現金処理を実行して、前記通信部を介して、前記現金処理の完了を通知する
ことを特徴とする請求項１に記載の現金処理装置。
【請求項６】
取引に関する情報を表示する表示部
をさらに備え、
前記制御部は、取引金額分の現金を受け取る現金処理の実行命令を受信した後、前記クーポン処理部へのクーポンの情報入力を求める画面を前記表示部に表示して、前記クーポン処理部に入力されたクーポンの情報に基づいて前記クーポン金額を特定する
ことを特徴とする請求項１～５のいずれか１項に記載の現金処理装置。
【請求項７】
クーポン情報の入力を求める画面を表示する表示部
をさらに備え、
前記制御部は、取引金額分の現金を受け取る現金処理の実行命令を受信するより前に、前記クーポン処理部に入力されたクーポンの情報に基づいて前記クーポン金額を特定する
ことを特徴とする請求項１～６のいずれか１項に記載の現金処理装置。
【請求項８】
前記クーポン処理部は読取部を有し、
前記制御部は、前記読取部でクーポンから読み取ったクーポン情報に基づいて前記クーポン金額を特定する
ことを特徴とする請求項１～７のいずれか１項に記載の現金処理装置。
【請求項９】
客の操作を受け付ける操作部
をさらに備え、
前記制御部は、前記操作部で行われた操作に基づいて、前記読取部による前記クーポン情報の読み取りを開始する
ことを特徴とする請求項８に記載の現金処理装置。
【請求項１０】
前記制御部は、
前記読取部でクーポンからクーポン番号を読み取り、
前記通信部を介して、複数のクーポンのクーポン金額が各クーポンのクーポン番号と関連付けて登録されたクーポンデータを記憶する外部装置に、前記クーポン番号に基づいてクーポン金額を問い合わせて、前記クーポン金額を特定する
ことを特徴とする請求項８に記載の現金処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、客との取引時に店舗で精算処理に利用される現金処理装置及び該現金処理装置が実行する現金処理方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、多くの店舗でＰＯＳ（ＰｏｉｎｔｏｆＳａｌｅｓ）システムを利用した商品販売が行われている。例えば、ＰＯＳサーバと接続されたＰＯＳレジで、客が購入する商品の種類及び販売価格が登録されて客との取引金額が確定される。取引金額の支払は、電子決済端末を利用した電子決済や現金処理装置を利用した現金決済によって行われる。
【０００３】
店舗では、取引金額の支払に充てることができる商品券、取引金額の一部が割り引かれる割引券等が使用されることがある。例えば、特許文献１には、商品券を使用した取引金額の支払に対応するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１３－１９１０８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上記従来技術が開示するシステムを含め、商品券や割引券の使用は、客がレジ係に使用を申し出たり、レジ係が客に使用の有無を尋ねたりすることによって行われていた。また、商品券や割引券を使用する取引を行って取引後の現金処理装置の現金在高を管理するためには、ＰＯＳレジ及びＰＯＳサーバを含むＰＯＳシステムの機能を更新する必要があった。
【０００６】
例えば、客から硬貨の入金を受け付けて、入金額に応じて取引金額の支払に使用可能なクーポンを発行する硬貨入金機が知られている。このクーポンを店舗で使用できるようにするには、商品券の場合と同様に、ＰＯＳシステムの機能を更新する必要がある。システム更新の手間や費用の問題から、店舗は、クーポンを発行する新たな装置を容易に導入できないという問題があった。
【０００７】
本開示は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、その目的の１つは、店舗におけるクーポンの使用を容易に実現することができる現金処理装置及び現金処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示に係る現金処理装置は、取引金額の精算に利用される現金処理装置であって、外部装置と情報を送受信する通信部と、入金処理及び出金処理を含む現金処理を実行可能な現金処理部と、前記現金処理部を制御して現金処理を実行する制御部と、クーポンの情報を取得するクーポン処理部とを備え、前記制御部は、前記通信部を介して、取引金額及び該取引金額分の現金を受け取る現金処理の実行命令を受信したときに、前記クーポン処理部に受け付けたクーポンのクーポン金額と、前記取引金額と、入金された現金の金額とに基づいて、前記現金処理部で現金処理を実行する。
【０００９】
上記構成において、前記クーポン金額が前記取引金額と一致する場合、前記制御部は、前記現金処理部で現金処理を実行することなく、前記通信部を介して、実行命令を受けた前記取引金額分の現金を受け取る前記現金処理の完了を通知してもよい。
【００１０】
上記構成において、前記クーポン金額が前記取引金額に満たない場合、前記制御部は、前記現金処理部で、前記取引金額から前記クーポン金額を差し引いた不足金額分の現金を受け取る現金処理を実行して、前記通信部を介して、実行命令を受けた前記取引金額分の現金を受け取る前記現金処理の完了を通知してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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