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公開番号
2025149502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050206
出願日
2024-03-26
発明の名称
画像読取装置、診断方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
1/191 20060101AFI20251001BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】容易に故障箇所を特定することができる画像読取装置、診断方法を提供する。
【解決手段】複数のチップ19で構成される読取センサー16と、光を照射可能な光源14と、読取センサー16で読み取られたアナログ信号をAFE基板でデジタル信号に変換する信号変換部17と、制御部12と、を備える画像読取装置11であって、制御部12は、光源14を消灯して読取センサー16に画像データを読み取らせることで、複数の画素にそれぞれ対応する消灯輝度値を取得し、消灯輝度値と判定閾値を比較する第1輝度判定を実行し、消灯輝度値が判定閾値以下である画素の数が判定画素数以下であるチップ19を故障であると判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のチップで構成される読取センサーと、
光を照射可能な光源と、
前記読取センサーで読み取られたアナログ信号をAFE基板でデジタル信号に変換する信号変換部と、
制御部と、
を備える画像読取装置であって、
前記制御部は、
前記光源を消灯して前記読取センサーに画像データを読み取らせることで、複数の画素にそれぞれ対応する消灯輝度値を取得し、
前記消灯輝度値と判定閾値を比較する第1輝度判定を実行し、
前記消灯輝度値が前記判定閾値以下である画素の数が判定画素数以下である前記チップを故障であると判定することを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記光源を点灯して前記読取センサーに前記画像データを読み取らせることで、複数の画素にそれぞれ対応する点灯輝度値を取得し、
前記点灯輝度値と前記判定閾値を比較する第2輝度判定を実行し、
前記点灯輝度値が前記判定閾値を越えている画素の数が前記判定画素数以下である前記チップを故障であると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1輝度判定を全ての前記チップについて実行し、
故障であると判定した前記チップがある場合、前記読取センサーの故障であると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記消灯輝度値が前記判定閾値以下である画素の数が前記判定画素数以下である前記チップの故障の原因を、電源ショートであると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記点灯輝度値が前記判定閾値を越えている画素の数が前記判定画素数以下である前記チップの故障の原因を、グランドショートであると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記消灯輝度値が前記判定閾値を越えている画素の数と、前記点灯輝度値が前記判定閾値以下である画素の数と、の合計が、前記判定画素数を越える前記チップを故障であると判定し、
該チップの故障の原因を、オープン故障であると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項7】
複数の前記チップは、複数の第1チップと、複数の第2チップと、を含み、
前記信号変換部は、第1変換部と、第2変換部と、を有し、
前記第1変換部は、複数の前記第1チップが読み取ったアナログの前記消灯輝度値をデジタルデータに変換し、
前記第2変換部は、複数の前記第2チップが読み取ったアナログの前記消灯輝度値をデジタルデータに変換し、
前記制御部は、
全ての前記第1チップを故障であると判定した場合に、前記第1変換部の故障であると判定し、
全ての前記第2チップを故障であると判定した場合に、前記第2変換部の故障であると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記制御部は、電源が投入されると、前記消灯輝度値の取得と、前記第1輝度判定と、を実行することを特徴とする請求項1~請求項7のうち何れか一項に記載の画像読取装置。
【請求項9】
複数のチップで構成される読取センサーと、
光を照射可能な光源と、
前記読取センサーで読み取られたアナログ信号をAFE基板でデジタル信号に変換する信号変換部と、
を備える画像読取装置の診断方法であって、
前記光源を消灯して前記読取センサーに画像データを読み取らせることで、複数の画素にそれぞれ対応する消灯輝度値を取得することと、
前記消灯輝度値と判定閾値を比較する第1輝度判定を実行することと、
前記消灯輝度値が前記判定閾値以下である画素の数が判定画素数以下である前記チップを故障であると判定することと、
を含むことを特徴とする診断方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置、診断方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のように、読取センサーの一例であるイメージセンサーによって画像データを読み取る画像読取装置がある。画像読取装置は、信号変換部の一例である基板を含む複数の基板と、故障診断部と、を備える。故障診断部は、何れかの基板が故障した場合に、どの基板が故障したのかを検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-296330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像読取装置では、信号変換部だけではなく、読取センサーも故障することがある。そのため、画像読取装置においては、故障した部分を特定できるような機能が所望されていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する画像読取装置は、複数のチップで構成される読取センサーと、光を照射可能な光源と、前記読取センサーで読み取られたアナログ信号をAFE基板でデジタル信号に変換する信号変換部と、制御部と、を備える画像読取装置であって、前記制御部は、前記光源を消灯して前記読取センサーに画像データを読み取らせることで、複数の画素にそれぞれ対応する消灯輝度値を取得し、前記消灯輝度値と判定閾値を比較する第1輝度判定を実行し、前記消灯輝度値が判定閾値以下である画素の数が判定画素数以下である前記チップを故障であると判定する。
【0006】
上記課題を解決する診断方法は、複数のチップで構成される読取センサーと、光を照射可能な光源と、前記読取センサーで読み取られたアナログ信号をAFE基板でデジタル信号に変換する信号変換部と、を備える画像読取装置の診断方法であって、前記光源を消灯して前記読取センサーに画像データを読み取らせることで、複数の画素にそれぞれ対応する消灯輝度値を取得することと、前記消灯輝度値と判定閾値を比較する第1輝度判定を実行することと、前記消灯輝度値が判定閾値以下である画素の数が判定画素数以下である前記チップを故障であると判定することと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、画像読取装置の一実施形態の模式図である。
図2は、診断ルーチンを示すフローチャーである。
図3は、診断ルーチンを示すフローチャーである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
以下、画像読取装置、診断方法の一実施形態を、図面を参照して説明する。画像読取装置は、例えば、紙、フィルムなどの原稿の画像を読み取るスキャナーである。画像読取装置は、搬送される原稿を固定された読取センサーが読み取るシートフィードスキャナーでもよい。画像読取装置は、停止した原稿を読取センサーが移動して読み取るフラットベッドスキャナーでもよい。
【0009】
<画像読取装置>
図1に示すように、画像読取装置11は、制御部12と、報知部13と、光源14と、背景板15と、読取センサー16と、信号変換部17と、を備えてもよい。
【0010】
制御部12は、画像読取装置11における各機構の駆動を統括的に制御する。制御部12は、画像読取装置11で実行される各種動作を制御する。
制御部12は、α:コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、β:各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはγ:それらの組み合わせ、を含む回路として構成し得る。ハードウェア回路は、例えば特定用途向け集積回路である。プロセッサーは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリーを含み、メモリーは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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