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公開番号2025144747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044581
出願日2024-03-21
発明の名称監視プログラム及び監視装置
出願人ENEOS株式会社
代理人個人
主分類H04N 7/18 20060101AFI20250926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】異常等の早期発見や施設の省エネルギー化を図る。
【解決手段】施設の余剰ガスが燃却される際に発生するフレアを監視する監視プログラムであって、コンピュータを、フレアが発生される領域が撮影された画像データを分類モデル104に入力することでフレアの状態を分類する分類部132、当該画像データを推算モデル106に入力することで余剰ガスのパラメータを推算する推算部134、分類部132により分類されたフレアの状態と、推算部134により推算された余剰ガスのパラメータとを出力する出力部136、として機能させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
施設の余剰ガスが燃却される際に発生するフレアを監視する監視プログラムであって、
コンピュータを、
前記フレアが発生される領域が撮影された画像データを取得する取得部、
前記取得部で取得された前記画像データを分類モデルに入力することで前記フレアの状態を分類する分類部、
前記取得部で取得された前記画像データを推算モデルに入力することで前記余剰ガスのパラメータを推算する推算部、
前記分類部により分類された前記フレアの状態と、前記推算部により推算された前記余剰ガスのパラメータとを出力する出力部、
として機能させる監視プログラム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記分類モデルは、前記フレアの状態として、前記フレアの失火の状態、前記フレアの大きさの状態又は/及び前記フレアから発生し得る黒煙の状態を分類し、
前記推算モデルは、前記余剰ガスのパラメータとして、前記余剰ガスの流量又は/及び前記余剰ガスのカロリーを推算する、
請求項1に記載の監視プログラム。
【請求項3】
前記取得部は、前記施設の運転データを取得し、
前記推算部は、前記画像データと前記運転データを前記推算モデルに入力することで前記余剰ガスのパラメータを推算する、
請求項1又は2に記載の監視プログラム。
【請求項4】
前記取得部は、前記施設の運転データを取得し、
前記分類部は、前記画像データと前記運転データを前記分類モデルに入力することで前記フレアの状態を分類する、
請求項1又は2に記載の監視プログラム。
【請求項5】
前記コンピュータを、
前記フレアの状態と、前記余剰ガスのパラメータとに基づき、対処方針を判定する判定部、
として更に機能させる請求項1に記載の監視プログラム。
【請求項6】
前記分類モデルは、前記フレアの状態として、前記フレアの大きさの状態を分類し、
前記推算モデルは、前記余剰ガスのパラメータとして、前記余剰ガスの流量を推算し、
前記判定部は、前記フレアの大きさの状態と、前記余剰ガスの流量とに基づき、前記対処方針として、前記フレアを消炎するスチームを注入するか否か又はスチームの注入量を増減させるかを判定する、
請求項5に記載の監視プログラム。
【請求項7】
前記分類モデルは、前記フレアの状態として、前記フレアから発生し得る黒煙の状態を分類し、
前記推算モデルは、前記余剰ガスのパラメータとして、前記余剰ガスのカロリー又は/及び前記余剰ガスの流量を推算し、
前記判定部は、前記黒煙の状態と、前記余剰ガスのカロリー又は/及び前記余剰ガスの流量とに基づき、前記対処方針として、前記フレアを消炎するスチームを注入するか否か又はスチームの注入量を増減させるかを判定する、
請求項5に記載の監視プログラム。
【請求項8】
前記分類モデルは、前記フレアの状態として、前記フレアの失火の状態を分類し、
前記推算モデルは、前記余剰ガスのパラメータとして、前記余剰ガスの流量又は/及び前記余剰ガスのカロリーを推算し、
前記判定部は、前記フレアの失火の状態と、前記余剰ガスの流量又は前記余剰ガスのカロリーとに基づき、前記対処方針として、前記分類モデル又は前記推算モデルの再学習をすべきか否かを判定する、
請求項5に記載の監視プログラム。
【請求項9】
前記分類モデルは、前記フレアの状態として、前記フレアの大きさの状態を分類し、
前記推算モデルは、前記余剰ガスのパラメータとして、前記余剰ガスの流量又は/及び前記余剰ガスのカロリーを推算し、
前記判定部は、前記フレアの大きさの状態と、前記余剰ガスの流量又は前記余剰ガスのカロリーとに基づき、前記対処方針として、前記分類モデル又は前記推算モデルの再学習をすべきか否かを判定する、
請求項5に記載の監視プログラム。
【請求項10】
前記コンピュータを、
前記分類部により過去に分類された前記フレアの状態を記憶する記憶部、
前記分類部により新たに分類された前記フレアの状態と、前記分類部により前記過去に分類された前記フレアの状態とに基づき、前記フレアの状態を判定する判定部、
として機能させる請求項1又は2に記載の監視プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、監視プログラム及び監視装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
製油所等の施設では、製油の過程で排出された余剰ガスをフレアスタックと呼ばれる設備で焼却する。フレアスタックの先端からは、余剰ガスの燃焼により生じる火炎(フレア)や黒煙が放出される。このフレアの異常や黒煙の発生等のフレアの状態を早期発見することがフレアスタックの運転上重要となるため、フレアの状態を精度よく判定する技術が求められている。
【0003】
これに関して、特許文献1には、学習済モデルによってフレアの異常や、失火、黒煙発生等のフレアの状態を判定する監視装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-160794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の監視装置では、フレアスタックの運転員は、フレアの状態が把握できても余剰ガスのパラメータまでは把握できないため、今後の対処方針を精度よく決定することができず、異常等の早期発見や施設の省エネルギー化を図ることができない。
【0006】
上記課題に鑑み、本開示は、異常等の早期発見や施設の省エネルギー化を図ることができる監視プログラム及び監視装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示のある態様に係る監視プログラムは、施設の余剰ガスが燃却される際に発生するフレアを監視する監視プログラムであって、コンピュータを、前記フレアが発生される領域が撮影された画像データを取得する取得部、前記取得部で取得された前記画像データを分類モデルに入力することで前記フレアの状態を分類する分類部、前記取得部で取得された前記画像データを推算モデルに入力することで前記余剰ガスのパラメータを推算する推算部、前記分類部により分類された前記フレアの状態と、前記推算部により推算された前記余剰ガスのパラメータとを出力する出力部、として機能させる。
【0008】
また、本開示の別の態様に係る監視装置は、施設の余剰ガスが燃却される際に発生するフレアを監視する監視装置であって、コンピュータを、前記フレアが発生される領域が撮影された画像データを取得する取得部と、前記取得部で取得された前記画像データを分類モデルに入力することで前記フレアの状態を分類する分類部と、前記取得部で取得された前記画像データを推算モデルに入力することで前記余剰ガスのパラメータを推算する推算部と、前記分類部により分類された前記フレアの状態と、前記推算部により推算された前記余剰ガスのパラメータとを出力する出力部と、を備える。
【0009】
なお、本開示は、監視プログラムの一部または全部を実現する半導体集回路として実現され得たり、情報処理装置として実現され得たり、情報処理装置を含むシステムとして実現され得る。
【発明の効果】
【0010】
本開示に係る監視プログラム及び監視装置によれば、異常等の早期発見や施設の省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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