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公開番号2025143845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043305
出願日2024-03-19
発明の名称加熱調理システム
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類F24C 3/12 20060101AFI20250925BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】調理空間に人が存在しない場合に、調理を行っていた人に対し加熱調理器による加熱状況に対応した報知を適切に行える加熱調理システムを提供する。
【解決手段】調理機器を加熱部にて加熱する加熱調理器10と、警報器20と、加熱調理器10と警報器20との間で情報を伝える通信部30とを備える。警報器20は、報知情報を出力する報知出力部22bと、音声によって報知情報を出力する音声出力部24と、調理空間における人の存否を判定する人体検知部23と、通信部30を介して加熱調理器10から取得した調理状態情報としての加熱部での加熱熱量に基づいて、加熱熱量が大きいほど短い時間となるタイムアップ時間を設定する判定処理部22cとを有し、報知出力部22bは、加熱部で加熱が継続する状況で、人体検知部23で人が検出されない時間がタイムアップ時間を超えた際に報知情報を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
調理空間に設置され調理機器を加熱部にて加熱する加熱調理器と、前記調理空間に設置された警報器と、前記加熱調理器と前記警報器との間で情報を伝える通信部とを備え、
前記警報器は、報知情報を出力する報知出力部と、音声によって前記報知情報を出力する音声出力部と、前記調理空間における人の存否を判定する人体検知部と、前記通信部を介して前記加熱調理器から取得した調理状態情報としての前記加熱部における加熱熱量に基づいて、前記加熱熱量が大きいほど短い時間となるタイムアップ時間を設定する判定処理部とを有し、
前記報知出力部は、前記加熱調理器で加熱が継続する状況で、前記人体検知部で人が検出されない時間が前記タイムアップ時間を超えた際に前記報知情報を出力する加熱調理システム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記判定処理部は、前記加熱部における前記加熱熱量が大きいほど加熱レベルを高く判定する処理を行い、
前記加熱調理器が予め設定されたルーチンに従って加熱を行う自動調理モードにある場合には、前記判定処理部は、前記加熱熱量に拘わらず前記加熱レベルを最も低く設定する請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項3】
前記判定処理部は、前記タイムアップ時間を設定する際、前記加熱部における前記加熱熱量が同等である場合には、前記タイムアップ時間を前記調理状態情報としての前記調理機器の温度が高いほど短い時間となる時間に設定する請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項4】
前記報知出力部は、前記加熱部で加熱が継続する状況で、前記人体検知部で人が検出されない時間が前記タイムアップ時間を超えるごとに、前記報知情報の出力を、繰り返して行うと共に、繰り返し回数が増大するほど前記報知情報の音量を増大させる請求項1に記載の加熱調理システム。
【請求項5】
前記加熱調理器は、前記通信部を介して伝えられる制御信号により前記加熱部の加熱の停止を可能にする加熱制御部を有し、
前記報知出力部は、前記加熱部で加熱が継続する状況で、前記人体検知部で人が検出されない時間が前記タイムアップ時間を超えるごとに、前記報知情報の出力を繰り返して行うと共に、繰り返し回数が所定回数に達した後、所定時間を超えた場合に、前記通信部を介して前記加熱制御部に前記加熱部の加熱を停止すべき制御信号を送信する請求項1に記載の加熱調理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、人体検知センサーにより調理機器前の人体の有無を検知し、所定の時間以上、人が不在である場合に、大火力や高温状態での調理の火力を制御する加熱装置が記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、人体検知センサーによりキッチン内の人体の有無を検知し、人が不在で、調理機器の温度が基準値以上の場合にキッチン照明のパターンを設定する機器制御システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4992553号公報
特許第6594234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、鍋の調理物を、ガスコンロによって加熱調理を行っている人が、訪問者に対応するため、あるいは、育児のためにキッチンを離れることがある。このように、調理を行っていた人が加熱調理の際にキッチンを離れる場合には、鍋の調理物は加熱され続け、焦げなどの調理の失敗に繋がることや、過剰な加熱を招くこともある。
【0006】
このような課題に対し、例えば、特許文献1に記載されるように、キッチン内の人体の有無に基づき調理器の火力を制御するものでは、例えば、加熱に時間を要する調理や自動調理のために、調理する人が一時的にキッチンを離れた場合でも火力が変化することに繋がり、必要な調理を行えない不都合に繋がるものであった。
【0007】
また、特許文献2に記載されるように、人が不在で、調理機器の温度が基準値以上である場合にキッチン照明のパターンを設定するものでは、キッチンを離れた人物が、照明パターンの変化を視認できないこともあり、調理物が加熱され続けていることの報知を適正に行えないことが懸念される。
【0008】
このような理由から、調理を行っていた人が調理空間から離れた場合には、調理を行っていた人に対し加熱状況に対応した報知を適切に行える加熱調理システムが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る加熱調理システムの特徴構成は、調理空間に設置され調理機器を加熱部にて加熱する加熱調理器と、前記調理空間に設置された警報器と、前記加熱調理器と前記警報器との間で情報を伝える通信部とを備え、前記警報器は、報知情報を出力する報知出力部と、音声によって前記報知情報を出力する音声出力部と、前記調理空間における人の存否を判定する人体検知部と、前記通信部を介して前記加熱調理器から取得した調理状態情報としての前記加熱部における加熱熱量に基づいて、前記加熱熱量が大きいほど短い時間となるタイムアップ時間を設定する判定処理部とを有し、前記報知出力部は、前記加熱調理器で加熱が継続する状況で、前記人体検知部で人が検出されない時間が前記タイムアップ時間を超えた際に前記報知情報を出力する点にある。
【0010】
本特徴構成によると、加熱調理が行われている調理空間から人が離れた場合には、人体検知部が、人が存在しないことを検知する。警報器は通信部を介して伝えられる調理状態情報に基づき加熱部での加熱熱量が大きいほどタイムアップ時間に短い時間が設定される。これにより、例えば、加熱熱量の大きい調理を行っている人が調理空間から離れた場合には、離れた時間が短くとも報知出力部から音声出力部に対し報知情報が出力され、音声出力部から当該報知情報が音声によって出力される。そのため、例えば、光線を用いたものや、ディスプレイに表示を行う形態の報知情報のように、調理を行っていた人の視線の方向に拘わらず報知情報の報知が可能になり、調理を行っていた人に対して適切な報知を可能にする。
従って、調理を行っていた人が調理空間から離れた場合には、調理を行っていた人に対し加熱状況に対応した報知を適切に行える加熱調理システムが構成された。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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