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公開番号
2025141300
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041174
出願日
2024-03-15
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G06F
16/90 20190101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約
【課題】生成AIがシステムに組み込まれて利用される状況下において、生成AIがシステム又は自らの能力に関する質問を受け付けた場合に、適切な回答を出力する。
【解決手段】情報処理装置16は、ユーザから入力された対話データを取得する。情報処理装置16は、対話データが、情報処理システム10又は生成AIの能力に関する質問を表している場合に、情報処理システム10の構成を表す構成データが格納されているシステム構成データベース162を参照し、構成データに応じた回答データを出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
生成AI(Artificial Intelligence)が組み込まれたシステムを利用する際に用いられる情報処理装置であって、
ユーザから入力された対話データを取得する取得部と、
前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表しているか否かを判定し、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合に、前記システムの構成を表す構成データが格納されているシステム構成データベースを参照し、前記構成データに応じた回答データを出力する回答部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記システム構成データベースには、前記システムの構成の変更履歴を表す変更履歴データが更に格納されており、
前記回答部は、前記システム構成データベースに格納されている前記変更履歴データを参照し、前記変更履歴データに応じた前記回答データを出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記回答部は、
前記対話データが前記システム及び前記生成AIの能力に関する質問を表していない場合には、前記対話データを前記生成AIに入力することにより、前記生成AIからデータを出力させ、前記生成AIから出力されたデータを出力し、
前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合には、前記システム構成データベースを参照することにより前記構成データを取得し、取得した前記構成データと前記構成データに基づいて回答を生成することを指示するプロンプトとを前記生成AIへ入力することにより、前記生成AIからデータを出力させ、前記生成AIから出力されたデータを前記回答データとして出力する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記回答部は、
前記対話データが前記システム及び前記生成AIの能力に関する質問を表していない場合には、前記対話データを前記生成AIに入力することにより、前記生成AIからデータを出力させ、前記生成AIから出力されたデータを出力し、
前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合には、前記システム構成データベースを参照することを指示するプロンプトを前記生成AIへ入力することにより、前記生成AIからデータを出力させ、前記生成AIから出力されたデータを前記回答データとして出力する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記回答部は、
前記対話データが前記システム及び前記生成AIの能力に関する質問を表していない場合には、前記対話データを前記生成AIに入力することにより、前記生成AIからデータを出力させ、前記生成AIから出力されたデータを出力し、
前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合には、前記対話データを前記生成AIに入力することにより、前記生成AIからデータを出力させ、前記生成AIから出力されたデータを修正することによって前記回答データを生成し、前記回答データを出力する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記生成AIは、大規模言語モデルを用いたAIである、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
生成AI(Artificial Intelligence)が組み込まれたシステムを利用する際に用いられる情報処理装置を構成するコンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザ入力された対話データを取得し、
前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表しているか否かを判定し、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合に、前記システムの構成を表す構成データが格納されているシステム構成データベースを参照し、前記構成データに応じた回答データを出力する、
情報処理方法。
【請求項8】
生成AI(Artificial Intelligence)が組み込まれたシステムを利用する際に用いられる情報処理装置を構成するコンピュータに実行させるための情報処理プログラムであって、
ユーザ入力された対話データを取得し、
前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表しているか否かを判定し、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合に、前記システムの構成を表す構成データが格納されているシステム構成データベースを参照し、前記構成データに応じた回答データを出力する、
情報処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、RAG(Retrieval‐Augmented Generation)という技術が知られている(例えば、非特許文献1,2を参照)。生成AI(Artificial Intelligence)とRAGとを組み合わせることにより、生成AIから出力されるデータをより適切なものとすることが可能となる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Patrick Lewis, et al. "Retrieval-Augmented Generation for Knowledge-Intensive NLP Tasks",[令和6年2月29日検索],インターネット<URL:https://arxiv.org/abs/2005.11401>
Yunfan Gao, et al. "Retrieval-Augmented Generation for Large Language Models: A Survey",[令和6年2月29日検索],インターネット<URL:https://arxiv.org/abs/2312.10997>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1,2に開示されているように、RAGを用いることにより、生成AIは知識データベースを参照することが可能となる。これにより、例えば、知識データベースに文書データが格納された場合、生成AIはその文書データを参照して、質問に対する適切な回答を出力することが可能となる。
【0005】
しかし、ユーザと生成AIとが対話をする場面を想定した場合、ユーザが生成AIに対して能力に関する質問をする場合がある。例えば、ユーザは「Xをすることは可能か?」といった質問を生成AIに問い合わせる場合がある。このような場合、生成AIは自らがRAGのシステムに組み込まれていることを認識していないため、不適切な回答をしてしまう場合がある。
【0006】
上記非特許文献1~2にはRAGに関する技術が開示されているものの、生成AIに対して能力に関する質問がされた場合にどのように対処するのかについては開示されていない。
【0007】
本開示は、上記の点に鑑みてなされたものであり、生成AIがシステムに組み込まれて利用される状況下において、生成AIがシステム又は自らの能力に関する質問を受け付けた場合に、適切な回答を出力することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本開示に係る情報処理装置は、生成AI(Artificial Intelligence)が組み込まれたシステムを利用する際に用いられる情報処理装置であって、ユーザ入力された対話データを取得する取得部と、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表しているか否かを判定し、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合に、前記システムの構成を表す構成データが格納されているシステム構成データベースを参照し、前記構成データに応じた回答データを出力する回答部と、を備える情報処理装置である。
【0009】
また、本開示の情報処理方法は、生成AI(Artificial Intelligence)が組み込まれたシステムを利用する際に用いられる情報処理装置を構成するコンピュータが実行する情報処理方法であって、ユーザ入力された対話データを取得し、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表しているか否かを判定し、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合に、前記システムの構成を表す構成データが格納されているシステム構成データベースを参照し、前記構成データに応じた回答データを出力する、情報処理方法である。
【0010】
また、本開示の情報処理プログラムは、生成AI(Artificial Intelligence)が組み込まれたシステムを利用する際に用いられる情報処理装置を構成するコンピュータに実行させるための情報処理プログラムであって、ユーザ入力された対話データを取得し、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表しているか否かを判定し、前記対話データが前記システム又は前記生成AIの能力に関する質問を表している場合に、前記システムの構成を表す構成データが格納されているシステム構成データベースを参照し、前記構成データに応じた回答データを出力する、情報処理プログラムである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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