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公開番号2025140523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024039979
出願日2024-03-14
発明の名称計算機システム及びデータ検索方法
出願人株式会社日立製作所
代理人藤央弁理士法人
主分類G06F 16/383 20190101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約【課題】効率的にデータを検索するための質問を行うシステムを実現する。
【解決手段】計算機システムは、複数のデータを格納するデータベースと接続する。データには、検索に使用する複数のタグが付与され、タグには、タグに関する事柄に該当することを表す第1属性値、及びタグに関する事柄に該当しないことを表す第2属性値のいずれかの属性値が付与される。計算機システムは、検索リクエストを受信した場合、検索リクエストからタグの属性値を取得し、データのタグの属性値と、取得されたタグの属性値との間の関係性を分析し、分析の結果に基づいてデータベースを参照し、検索リクエストに対する応答として出力するデータを検索し、分析の結果に基づいて、タグの属性値を確認するための質問文を生成し、検索されたデータ及び質問文の少なくともいずれかを出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
計算機システムであって、
複数のデータを格納するデータベースとアクセス可能に接続し、
前記データには、検索に使用する複数のタグが付与され、
前記タグには、前記タグに関する事柄に該当することを表す第1属性値、及び前記タグに関する事柄に該当しないことを表す第2属性値のいずれかの属性値が付与され、
前記計算機システムは、
少なくとも一つの前記タグについて前記タグに関する事柄の該否を示す情報を含む検索リクエストを受信した場合、前記検索リクエストから前記複数のタグの前記属性値を取得し、
前記データの前記複数のタグの前記属性値と、前記取得された複数のタグの前記属性値との間の関係性を分析し、
前記分析の結果に基づいて前記データベースを参照し、前記検索リクエストに対する応答として出力する前記データを検索し、
前記分析の結果に基づいて、前記タグの前記属性値を確認するための質問文を生成し、
検索された前記データ及び前記質問文の少なくともいずれかを出力することを特徴とする計算機システム。
続きを表示(約 3,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の計算機システムであって、
前記関係性は、前記タグの前記属性値の確認が必要であることを表す第1関係性、前記タグと関連性がある他の前記タグの属性値の確認が必要であることを表す第2関係性、及び前記タグの前記属性値の確認が必要ないことを表す第3関係性があり、
前記計算機システムは、
前記分析では、前記複数のデータの各々について、前記複数のタグの各々の前記関係性を特定し、記録する第1処理を実行し、
前記質問文の生成では、
前記第1処理の結果に基づいて、前記複数のタグの各々について、前記第1関係性及び前記第2関係性の少なくともいずれかが成立する前記データの数を第1カウント値として算出する第2処理を実行し、
前記第2処理の結果に基づいて、前記複数のタグの各々について、前記第1カウント値の合計を第1指標として算出する第3処理を実行し、
前記第1指標に基づいて、前記質問文を生成するために使用する前記タグを選択する第4処理を実行し、
前記選択されたタグの前記属性値を確認するための質問文、及び前記選択されたタグと関連性がある他の前記タグの前記属性値を確認するための質問文の少なくともいずれかを生成する第5処理を実行することを特徴とする計算機システム。
【請求項3】
請求項2に記載の計算機システムであって、
前記第1処理の結果に基づいて、前記複数のデータの各々について、前記関係性毎に前記関係性が成立する前記タグの数を第2カウント値として算出し、
前記第2カウント値に基づいて、前記質問文に対する回答から取得される前記複数のタグの前記属性値との間で前記分析を行う前記データを選択することを特徴とする計算機システム。
【請求項4】
請求項2に記載の計算機システムであって、
前記タグには、前記第1属性値、前記第2属性値、及び前記タグに関する事柄の該否の判定が不要であることを表す第3属性値のいずれかの属性値が付与され、
前記関係性は、前記第1関係性、前記第2関係性、前記第3関係性、及び前記データの前記タグの前記属性値が前記第3属性値であることを表す第4関係性があり、
前記計算機システムは、
前記第2処理では、前記第1処理の結果に基づいて、前記複数のタグの各々について、前記第4関係性が成立する前記データの数を第3カウント値として算出し、
前記第3処理では、前記第2処理の結果に基づいて、前記複数のタグの各々について、前記第3カウント値の合計を第2指標として算出し、
前記第4処理では、前記第2指標に基づいて、選択対象から除外する前記タグを選択し、前記第1指標に基づいて、除外された前記タグの中から前記質問文を生成するために使用する前記タグを選択することを特徴とする計算機システム。
【請求項5】
請求項2に記載の計算機システムであって、
前記第1指標に基づいて、出力する前記質問文を選択することを特徴とする計算機システム。
【請求項6】
計算機システムが実行するデータ検索方法であって、
前記計算機システムは、複数のデータを格納するデータベースとアクセス可能に接続し、
前記データには、検索に使用する複数のタグが付与され、
前記タグには、前記タグに関する事柄に該当することを表す第1属性値、及び前記タグに関する事柄に該当しないことを表す第2属性値のいずれかの属性値が付与され、
データ検索方法は、
少なくとも一つの前記タグについて前記タグに関する事柄の該否を示す情報を含む検索リクエストを受信した場合、前記計算機システムが、前記検索リクエストから前記複数のタグの前記属性値を取得する第1のステップと、
前記計算機システムが、前記データの前記複数のタグの前記属性値と、前記取得された複数のタグの前記属性値との間の関係性を分析する第2のステップと、
前記計算機システムが、前記分析の結果に基づいて前記データベースを参照し、前記検索リクエストに対する応答として出力する前記データを検索する第3のステップと、
前記計算機システムが、前記分析の結果に基づいて、前記タグの前記属性値を確認するための質問文を生成する第4のステップと、
前記計算機システムが、検索された前記データ及び前記質問文の少なくともいずれかを出力する第5のステップと、を含むことを特徴とするデータ検索方法。
【請求項7】
請求項6に記載のデータ検索方法であって、
前記関係性は、前記タグの前記属性値の確認が必要であることを表す第1関係性、前記タグと関連性がある他の前記タグの属性値の確認が必要であることを表す第2関係性、及び前記タグの前記属性値の確認が必要ないことを表す第3関係性があり、
前記第2のステップは、前記計算機システムが、前記複数のデータの各々について、前記複数のタグの各々の前記関係性を特定し、記録する第1処理を実行するステップを含み、
前記第4のステップは、
前記計算機システムが、前記第1処理の結果に基づいて、前記複数のタグの各々について、前記第1関係性及び前記第2関係性の少なくともいずれかが成立する前記データの数を第1カウント値として算出する第2処理を実行するステップと、
前記計算機システムが、前記第2処理の結果に基づいて、前記複数のタグの各々について、前記第1カウント値の合計を第1指標として算出する第3処理を実行するステップと、
前記計算機システムが、前記第1指標に基づいて、前記質問文を生成するために使用する前記タグを選択する第4処理を実行するステップと、
前記計算機システムが、前記選択されたタグの前記属性値を確認するための質問文、及び前記選択されたタグと関連性がある他の前記タグの前記属性値を確認するための質問文の少なくともいずれかを生成する第5処理を実行するステップと、を含むことを特徴とするデータ検索方法。
【請求項8】
請求項7に記載のデータ検索方法であって、
前記第4のステップは、
前記計算機システムが、前記第1処理の結果に基づいて、前記複数のデータの各々について、前記関係性毎に前記関係性が成立する前記タグの数を第2カウント値として算出するステップと、
前記計算機システムが、前記第2カウント値に基づいて、前記質問文に対する回答から取得される前記複数のタグの前記属性値との間で前記分析を行う前記データを選択するステップと、を含むことを特徴とするデータ検索方法。
【請求項9】
請求項7に記載のデータ検索方法であって、
前記タグには、前記第1属性値、前記第2属性値、及び前記タグに関する事柄の該否の判定が不要であることを表す第3属性値のいずれかの属性値が付与され、
前記関係性は、前記第1関係性、前記第2関係性、前記第3関係性、及び前記データの前記タグの前記属性値が前記第3属性値であることを表す第4関係性があり、
前記計算機システムは、
前記第2処理は、前記計算機システムが、前記第1処理の結果に基づいて、前記複数のタグの各々について、前記第4関係性が成立する前記データの数を第3カウント値として算出するステップを含み、
前記第3処理は、前記計算機システムが、前記第2処理の結果に基づいて、前記複数のタグの各々について、前記第3カウント値の合計を第2指標として算出するステップを含み、
前記第4処理は、前記計算機システムが、前記第2指標に基づいて、選択対象から除外する前記タグを選択し、前記第1指標に基づいて、除外された前記タグの中から前記質問文を生成するために使用する前記タグを選択するステップを含むことを特徴とするデータ検索方法。
【請求項10】
請求項7に記載のデータ検索方法であって、
前記第4のステップは、前記計算機システムが、前記第1指標に基づいて、出力する前記質問文を選択するステップを含むことを特徴とするデータ検索方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ検索を支援する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
データの検索技術としてタグ検索が知られている。データにタグを付与することによって、効率的かつ高速にデータを検索することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-187109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
検索リクエストに含まれるタグの情報が不十分である場合、所望のデータを検索することができない。そのため、データを特定するためには追加のタグ情報が必要となる。例えば、検索システムが、タグ情報を取得するための質問を行う方法が考えられる。質問を生成する技術として特許文献1に記載の技術が知られている。
【0005】
特許文献1には、「対話知識生成装置は、業務文書及び過去の対話記録を含む対象データから、対話のキーワードである属性値と属性値のカテゴリを示す属性名とを、それぞれの選定条件を示す手掛かり句を用いて選定するキーワード選定部と、属性値と属性名との対応関係を対象データにおけるそれぞれの取得位置に基づいて決定する対応付け部と、属性値または属性名を有する複数のアイテムの階層関係を抽出し、抽出した階層関係に基づいて複数のアイテムを組み合わせることにより、知識グラフを生成するグラフ生成部と、を備える。」ことが記載されている。
【0006】
本発明は、効率的にデータを検索するための質問を行うシステム及び方法を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、計算機システムであって、複数のデータを格納するデータベースとアクセス可能に接続し、前記データには、検索に使用する複数のタグが付与され、前記タグには、前記タグに関する事柄に該当することを表す第1属性値、及び前記タグに関する事柄に該当しないことを表す第2属性値のいずれかの属性値が付与され、前記計算機システムは、少なくとも一つの前記タグについて前記タグに関する事柄の該否を示す情報を含む検索リクエストを受信した場合、前記検索リクエストから前記複数のタグの前記属性値を取得し、前記データの前記複数のタグの前記属性値と、前記取得された複数のタグの前記属性値との間の関係性を分析し、前記分析の結果に基づいて前記データベースを参照し、前記検索リクエストに対する応答として出力する前記データを検索し、前記分析の結果に基づいて、前記タグの前記属性値を確認するための質問文を生成し、検索された前記データ及び前記質問文の少なくともいずれかを出力する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、効率的にデータを検索するための質問を行うことができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のシステム構成の一例を示す図である。
実施例1の検索システムを構成する計算機のハードウェア構成の一例を示す図である。
実施例1のデータベースの一例を示す図である。
実施例1の生成方針情報の一例を示す図である。
実施例1のカテゴリ情報の一例を示す図である。
実施例1の相関情報の一例を示す図である。
実施例1の検索システムが実行する検索処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の検索システムが実行するタグ分析処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の検索リクエストから取得した各タグの属性値の一例を示す図である。
実施例1の分析情報の一例を示す図である。
実施例1の検索システムが実行する質問文生成処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の検索部の演算処理の一例を示す図である。
実施例2のデータベースの一例を示す図である。
実施例2の生成方針情報の一例を示す図である。
実施例2の分析情報の一例を示す図である。
実施例2の検索部の演算処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
(【0011】以降は省略されています)

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