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公開番号
2025140296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039608
出願日
2024-03-14
発明の名称
変更管理装置、変更管理方法、およびプログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
40/166 20200101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約
【課題】頂点に関連付くテキストを変更しようとするときに、その変更に影響を受ける関係情報辺および無関係情報辺を決定(推定)することのできる関係管理装置を提供する
【解決手段】一実施形態の変更管理装置は、グラフ保持部と、変更影響算出部とを備える。グラフ保持部は、それぞれがテキストを有する複数の頂点と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係があることを表す関係情報辺と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係がないことを表す無関係情報辺と、で成るグラフ情報を保持する。変更影響算出部は、前記複数の頂点のうちの1つの頂点が、テキストの変更の対象となっている変更対象頂点であるときに、前記グラフ保持部が保持する前記グラフ情報に基づいて、当該テキストの変更の影響を受ける関係情報辺と、当該テキストの変更の影響を受ける無関係情報辺と、を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれがテキストを有する複数の頂点と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係があることを表す関係情報辺と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係がないことを表す無関係情報辺と、で成るグラフ情報を保持するグラフ保持部と、
前記複数の頂点のうちの1つの頂点が、テキストの変更の対象となっている変更対象頂点であるときに、前記グラフ保持部が保持する前記グラフ情報に基づいて、当該テキストの変更の影響を受ける関係情報辺と、当該テキストの変更の影響を受ける無関係情報辺と、を決定する変更影響算出部と、
を備える変更管理装置。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
それぞれがテキストを有する複数の頂点と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係があることを表す関係情報辺と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係がないことを表す無関係情報辺と、で成るグラフ情報を保持するグラフ保持部と、
前記複数の頂点のうちの1つの頂点が、テキストの変更の対象となっている変更対象頂点であるときに、当該テキストの変更の影響を受ける関係情報辺と、当該テキストの変更の影響を受ける無関係情報辺と、を決定する変更影響算出部と、
を備え、
前記変更影響算出部は、前記変更対象頂点を下位側の頂点としている関係情報辺のそれぞれについて、当該関係情報辺の上位側の頂点である第1頂点から関係情報辺でさらに上位に連結されたすべての頂点を第2頂点として、前記第1頂点を下位側の頂点としている無関係情報辺のそれぞれについて当該無関係情報辺の上位側の頂点である第3頂点から関係情報辺でさらに上位側に連結されたすべての頂点を第4頂点として、第2頂点であって且つ第4頂点ではない頂点が有するテキストと、前記変更対象頂点の変更に関する情報である変更テキスト情報と、の類似度である第1類似度を算出し、当該第1類似度が所定の閾値を下回る場合に、当該第1頂点から前記変更対象頂点への関係を表す関係情報辺を、変更の影響を受ける関係情報辺として決定し、且つ、
前記変更影響算出部は、前記前記変更対象頂点を下位側の頂点としている無関係情報辺のそれぞれについて、当該無関係情報辺の上位側の頂点である第5頂点から関係情報辺でさらに上位に連結されたすべての頂点を第6頂点として、前記第5頂点を下位側の頂点としている無関係情報辺のそれぞれについて当該無関係情報辺の上位側の頂点である第7頂点から関係情報辺でさらに上位側に連結されたすべての頂点を第8頂点として、第6頂点であって且つ第8頂点ではない頂点が有するテキストと、前記変更対象頂点の変更に関する情報である変更テキスト情報と、の類似度である第2類似度を算出し、当該第2類似度が所定の閾値を上回る場合に、当該第5頂点から前記変更対象頂点への関係がないことを表す無関係情報辺を、変更の影響を受ける無関係情報辺として決定する、
変更管理装置。
【請求項3】
前記変更影響算出部が、
前記変更影響算出部が前記変更の影響を受ける関係情報辺として決定した関係情報辺のそれぞれについて、当該変更の影響を受ける関係情報辺の上位側の頂点である第9頂点を基に、
当該第9頂点から関係情報辺で上位に連結された頂点である第10頂点のうち、
当該第10頂点から関係情報辺でさらに上位側に連結されたすべての頂点を第11頂点として、
当該第10頂点を下位側の頂点とするすべての無関係情報辺の上位側の頂点を第12頂点として、
第12頂点から関係情報辺でさらに上位側に連結されたすべての頂点を第13頂点として、
第11頂点であって且つ第13頂点ではない頂点が有するテキストと、前記変更対象頂点の変更に関する情報である変更テキスト情報と、の類似度である第3類似度を算出し、
当該第3類似度が所定の閾値を上回る場合に、当該第10頂点を上位側として前記変更対象頂点を下位側とする関係情報辺が、変更の影響を受けて新たに付与し得る関係情報辺であるとして決定する、
請求項2に記載の変更管理装置。
【請求項4】
前記変更テキスト情報は、前記変更対象頂点における変更前のテキストと変更後のテキストとの差分のテキストである、
請求項2または3に記載の変更管理装置。
【請求項5】
前記変更テキスト情報は、前記変更対象頂点における変更前のテキストと変更後のテキストとの差分のテキスト、および前記変更対象頂点が変更によって持つこととなる変更後のテキストである、
請求項2または3に記載の変更管理装置。
【請求項6】
前記変更影響算出部が、前記変更の影響を受けて新たに付与し得る関係情報辺を決定する際に、前記第9頂点から前記第10頂点までの距離が近い順に上位K個(Kは、適宜定められる1以上の整数)の前記変更の影響を受けて新たに付与し得る関係情報辺に限定して決定し、
前記距離は、前記第9頂点から前記第10頂点までの間で経由する関係情報辺の数である、
請求項3に記載の変更管理装置。
【請求項7】
前記複数の頂点の集合は、要件定義であり、
個々の前記頂点が持つテキストは、個々の要件本文を表し、
前記関係情報辺は、当該関係情報辺の上位側の頂点に対応する要件から下位側の頂点に対応する要件への関係があることを表し、
前記無関係情報辺は、当該関係情報辺の上位側の頂点に対応する要件から下位側の頂点に対応する要件への関係がないことを表す、
請求項2に記載の変更管理装置。
【請求項8】
前記変更影響算出部が決定した、前記テキストの変更の影響を受ける関係情報辺と、前記テキストの変更の影響を受ける無関係情報辺とを、ユーザに対して提示するインタフェース部、
をさらに備える請求項2に記載の変更管理装置。
【請求項9】
グラフ保持部と、変更影響算出部とを有する変更管理装置が変更を管理する変更管理方法であって、
前記グラフ保持部が、それぞれがテキストを有する複数の頂点と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係があることを表す関係情報辺と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係がないことを表す無関係情報辺と、で成るグラフ情報を保持し、
前記変更影響算出部が、前記複数の頂点のうちの1つの頂点が、テキストの変更の対象となっている変更対象頂点であるときに、前記グラフ保持部が保持する前記グラフ情報に基づいて、当該テキストの変更の影響を受ける関係情報辺と、当該テキストの変更の影響を受ける無関係情報辺と、を決定する、
変更管理方法。
【請求項10】
それぞれがテキストを有する複数の頂点と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係があることを表す関係情報辺と、1つの上位側の頂点から他の下位側の頂点への関係がないことを表す無関係情報辺と、で成るグラフ情報を保持するグラフ保持部と、
前記複数の頂点のうちの1つの頂点が、テキストの変更の対象となっている変更対象頂点であるときに、前記グラフ保持部が保持する前記グラフ情報に基づいて、当該テキストの変更の影響を受ける関係情報辺と、当該テキストの変更の影響を受ける無関係情報辺と、を決定する変更影響算出部と、
を備える変更管理装置、としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、変更管理装置、変更管理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来技術において、複数のテキストが表す意味間の対応関係は、グラフ構造で表すことができた。対応関係の一つは上位と下位との関係である。グラフ構造は、頂点と辺とから成る。最上位の頂点から、段階的に詳細化することで、下位の頂点へ、そしてさらに下位の頂点へとつながるグラフを表現することができる。
【0003】
このようなグラフ構造による表現を、例えばシステムの開発等における要件定義に適用した場合には、次のとおりである。即ち、要件定義は顧客からの要求を最上位の頂点に対応付け、その要求を段階的に詳細化した要件をグラフ構造として表現することで構成されてきた。このグラフで上位と下位との関係を表すため、要件は階層構成を成す。
【0004】
代表的な表現形式として、たとえばObject Management Group(OMG)により策定されたSysML(登録商標)では、この要件の集合を表現する手段としてRequirement Diagram(リクワイアメント・ダイアグラム、要求図)が定義されている。Requirement Diagramは、要件を頂点として、要件間の導出や依存や包含関連などの関係を辺としたグラフ構造で示される。前述のとおり、これらの関係は段階的な詳細化を表現するものであるため、詳細化の元となる要件を上位、詳細化された結果となる要件を下位とする上位・下位関係と呼ぶことができる。
【0005】
上記の要件定義は一例であり、要件定義に限らず、テキストが表す概念の構造をグラフで表現することができる。多くの概念を取り扱う状況(言い換えれば、個別の要件を集めて構成される大規模なグラフを取り扱う状況)を考えた場合、すべての概念間の関係を人手で管理するのは困難である。概念の集合から機械的にその関係を類推し提示する、あるいは関係を機械的に構築する手法が従来提案されてきた。
【0006】
例えば、特許文献1には、ユーザ駆動によるセマンティックネットワークの動的生成およびメディア統合のための方法、システム、ならびにコンピュータプログラムが記載されている。特許文献1では、セマンティックネットワークと呼ばれる概念の構造を構築するために、ユーザからのテキストによる問い合せを逐次受け取り、問合せから算出された新たな概念と概念の構造との関係を導出し、その導出された関係を概念の構造に組み込む手法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6958083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載された方法等は、導出される関係は既存の概念間の関係が既に構築されていることを前提とし、既存の概念間の関係から新たに構成される概念間の関係を推測しているに過ぎない。概念の構造を作成/変更している過程では、ある2つの概念間に関係が存在しないことは、最終的な概念構造で2つの概念間に関係が無いことを示すとは限らない。ユーザにより、当該存在しなかった関係が存在するべきであることが後から示されることもあり得るため、作成過程の概念構造を新たな概念における関係の類推に用いるのは適切ではないという問題がある。
【0009】
特に、対象とする概念が非常に特殊であり、既存の概念との違いが多いなどの理由で概念の構造の再利用が出来ない場合に、この問題は顕著に現れる。特許文献1はこの問題に対する解決手段を何ら示していない。
【0010】
本開示の目的は、上述の課題を解決する変更管理装置、変更管理方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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