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公開番号2025139179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037983
出願日2024-03-12
発明の名称空気調和機
出願人日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類F25B 49/02 20060101AFI20250918BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷媒配管に感熱管を取り付けやすい空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機は、前記熱交換器の冷媒の流路の一部を構成している、又は、前記熱交換器に接続されている配管を構成している、アルミニウム又はアルミニウム合金を材料に使用した冷媒配管13と、冷媒配管13の温度を検出する温度センサ15と、温度センサ15を冷媒配管13に取り付ける感熱管14と、を備え、感熱管14は、冷媒配管13と感熱管14との接触部分のうち、ロウ付けされている固定部分と、ロウ付けされていない非固定部分22とを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
熱交換器を有する空気調和機であって、
前記熱交換器の冷媒の流路の一部を構成している、又は、前記熱交換器に接続されている配管を構成している、アルミニウム又はアルミニウム合金を材料に使用した冷媒配管と、
前記冷媒配管の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサを前記冷媒配管に取り付ける感熱管と、を備え、
前記感熱管は、前記冷媒配管と前記感熱管との接触部分のうち、ロウ付けされている固定部分と、ロウ付けされていない非固定部分とを有する、空気調和機。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
熱交換器を有する空気調和機であって、
前記熱交換器の冷媒の流路の一部を構成している、又は、前記熱交換器に接続されている配管を構成している、アルミニウム又はアルミニウム合金を材料に使用した冷媒配管と、
前記冷媒配管の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサを前記冷媒配管に取り付ける感熱管と、を備え、
前記感熱管は、
ロウ付けにより前記冷媒配管に固定される固定部分と、
前記固定部分における前記冷媒配管との距離と同じ距離だけ前記冷媒配管から離れ、ロウ付けされていない非固定部分とを有する、空気調和機。
【請求項3】
前記感熱管は、方向の両端の少なくとも一方側に前記非固定部分を有する、請求項1又は2に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記感熱管は、前記温度センサが取り付けられた状態で前記温度センサの温度検知部が位置する箇所の外面に対応する位置に前記固定部分を有する、請求項1又は2に記載の空気調和機。
【請求項5】
前記温度センサを回路基板に接続させる配線を備え、
前記配線は、前記感熱管の下端から前記温度センサに接続され、
前記感熱管は、長手方向の両端に前記非固定部分を有し、上端側に位置する前記非固定部分は下端側に位置する前記非固定部分り長い、請求項4に記載の空気調和機。
【請求項6】
前記感熱管の長手方向において、前記固定部分は前記温度センサより短い、請求項1又は2に記載の空気調和機。
【請求項7】
前記感熱管の長手方向において、前記固定部分は前記非固定部分より短い、請求項1又は2に記載の空気調和機。
【請求項8】
前記感熱管の長手方向において、前記固定部分は前記温度センサの温度検知部より長い、請求項1又は2に記載の空気調和機。
【請求項9】
前記感熱管は、アルミニウム又はアルミニウム合金を材料としている、請求項1又は2に記載の空気調和機。
【請求項10】
前記感熱管の肉厚は前記冷媒配管の肉厚より厚い、請求項9に記載の空気調和機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ヒートポンプ方式の冷凍サイクルの制御では、熱交換器の温度を検出する必要がある。
本技術分野の背景技術として、特許第6822547号公報(特許文献1)がある。この公報には、「内部に冷媒が流れるアルミ製の配管(30)と、上記冷媒の温度を検出するサーミスタ(12)と、上記サーミスタ(12)を上記配管(30)に取り付ける取付部(13)とを備え、上記配管(30)の表面の一部には、上記配管(30)を構成するアルミよりも電位が低い犠牲層(14)が設けられており、上記取付部(13)は、上記犠牲層(14)よりも高い電位を有し、上記取付部(13)の少なくとも一部が、上記犠牲層(14)が設けられていない上記配管(30)の表面に取り付けられ、上記取付部(13)が、上記犠牲層(14)よりも電位が高いロウ付け部(132)を有し、上記サーミスタ(12)が、上記ロウ付け部(132)を介して上記配管(30)に取り付けられている、熱交換器(10)。」と記載されている(特許請求の範囲参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6822547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、冷媒配管が銅製であり、ステンレス製のC型の板バネを使用してサーミスタの冷媒配管への取付けを行っている。
しかし、冷媒配管をアルミニウム又はアルミニウム合金を材料にすると、前記のような板バネを使用したときに冷媒配管に傷が付きやすく、また、異種金属同士の接触による腐食も生じやすい。これらは、冷媒配管の冷媒漏れやサーミスタの脱落につながりやすいという不具合がある。
一方、冷媒配管に感熱管をロウ付けする場合、ロウ材とアルミニウムの融点が近いことから、取り付けの難易度が高い。
【0005】
そこで、本発明は、冷媒配管に感熱管を取り付けやすい空気調和機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、熱交換器を有する空気調和機であって、前記熱交換器の冷媒の流路の一部を構成している、又は、前記熱交換器に接続されている配管を構成している、アルミニウム又はアルミニウム合金を材料に使用した冷媒配管と、前記冷媒配管の温度を検出する温度センサと、前記温度センサを前記冷媒配管に取り付ける感熱管と、を備え、前記感熱管は、前記冷媒配管と前記感熱管との接触部分のうち、ロウ付けされている固定部分と、ロウ付けされていない非固定部分とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、冷媒配管に感熱管を取り付けやすい空気調和機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の空気調和機の概略構成図である。
本実施形態の空気調和機における熱交換器の正面図である。
本実施形態の空気調和機における冷媒配管と感熱管の縦断面図である。
本実施形態の空気調和機における冷媒配管と感熱管の接合状況を説明する正面図である。
本実施形態の空気調和機における冷媒配管と感熱管の接合状況の他の例を説明する正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の空気調和機の概略構成図である。本実施例の空気調和機100は、室外機1と、室内機2とを備えている。
室外機1は、冷媒を圧縮する圧縮機3と、冷媒の流れの向きを切り替える四方弁4と、室外空気と冷媒との間で熱交換する室外熱交換器5と、室外空気を室外機1の内部に取り込むプロペラファン6と、冷媒を膨張させる膨張弁7とを備えている。
【0010】
室内機2は、室内空気と冷媒との間で熱交換する室内熱交換器8と、室内空気を室内機2の内部に取り込む送風ファンとしての貫流ファン9とを備えている。
また、室外機1において、圧縮機3、四方弁4、室外熱交換器5、膨張弁7、および、室内熱交換器8は、配管10で接続されており、配管10を介して冷媒が各機器を循環することができる。冷媒としては、R410AやR32等の冷媒が使用され得る。
空気調和機100の冷房運転時において、四方弁4は、図1の実線で示すような接続状態とされる。この場合、圧縮機3から吐出された冷媒は、室外熱交換器5、膨張弁7、室内熱交換器8の順に流れ、再び圧縮機3に循環するようになっている(図1の実線矢印参照)。一方、空気調和機100の暖房運転時において、四方弁4は、図1の破線で示すような接続状態とされる。この場合、圧縮機3から吐出された冷媒は、室内熱交換器8、膨張弁7、室外熱交換器5の順に流れ、再び圧縮機3に循環する(図1の破線矢印参照)。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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