特許ウォッチ

公開番号2025139139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037919
出願日2024-03-12
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体
出願人パイオニア株式会社
代理人個人
主分類G01C 21/36 20060101AFI20250918BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数の出発予定時刻が異なる時間帯に属している場合に、移動予定経路における所要時間を簡便に把握することが可能な情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、算出部と、提示制御部と、を有する。算出部は、出発地から目的地までの経路に対して設定された複数の出発予定時刻各々について、経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する第1の予測所要時間を算出する。提示制御部は、複数の出発予定時刻各々に対応する第1の予測所要時間を提示させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
出発地から目的地までの経路に対して設定された複数の出発予定時刻各々について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する第１の予測所要時間を算出する算出部と、
前記複数の出発予定時刻各々に対応する前記第１の予測所要時間を提示させる提示制御部と、
を有する情報処理装置。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記経路に含まれる各リンクの中から、前記複数の出発予定時刻各々において渋滞の発生が予測される渋滞予測リンクを抽出する抽出部をさらに有し、
前記算出部は、前記渋滞予測リンクの通過に要すると予測される時間幅を有する第２の予測所要時間を算出し、
前記提示制御部は、前記複数の出発予定時刻各々について、前記第１の予測所要時間と、前記第２の予測所要時間と、前記渋滞予測リンクの位置を示す位置情報と、を提示させる請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記提示制御部は、前記渋滞予測リンクが抽出されなかった場合に、前記位置情報及び前記第２の予測所要時間の代わりに、前記経路の移動に際して遅延が少ない旨を示す情報を提示させる請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記複数の出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻のうち、前記第１の予測所要時間の前記時間幅が最小となる時刻を推奨出発時刻として設定する設定部をさらに有し、
前記算出部は、前記推奨出発時刻について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する第３の予測所要時間を算出し、
前記提示制御部は、前記複数の出発予定時刻各々に対応する前記第１の予測所要時間と、前記推奨出発時刻に対応する前記第３の予測所要時間と、を提示させる請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
出発地から目的地までの経路に対して設定された２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する予測所要時間を算出する算出部と、
前記２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻のうち、前記予測所要時間の前記時間幅が最小となる時刻を推奨出発時刻として設定する設定部と、
前記推奨出発時刻に対応する前記予測所要時間を提示させる提示制御部と、
を有する情報処理装置。
【請求項６】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
出発地から目的地までの経路に対して設定された複数の出発予定時刻各々について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する第１の予測所要時間を算出する算出工程と、
前記複数の出発予定時刻各々に対応する前記第１の予測所要時間を提示させる提示制御工程と、
を有する情報処理方法。
【請求項７】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
出発地から目的地までの経路に対して設定された２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する予測所要時間を算出する算出工程と、
前記２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻のうち、前記予測所要時間の前記時間幅が最小となる時刻を推奨出発時刻として設定する設定工程と、
前記推奨出発時刻に対応する前記予測所要時間を提示させる提示制御工程と、
を有する情報処理方法。
【請求項８】
コンピュータにより実行されるプログラムであって、
出発地から目的地までの経路に対して設定された複数の出発予定時刻各々について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する第１の予測所要時間を算出する算出部、及び、
前記複数の出発予定時刻各々に対応する前記第１の予測所要時間を提示させる提示制御部として前記コンピュータを機能させるプログラム。
【請求項９】
コンピュータにより実行されるプログラムであって、
出発地から目的地までの経路に対して設定された２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する予測所要時間を算出する算出部、
前記２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻のうち、前記予測所要時間の前記時間幅が最小となる時刻を推奨出発時刻として設定する設定部、及び、
前記推奨出発時刻に対応する前記予測所要時間を提示させる提示制御部として前記コンピュータを機能させるプログラム。
【請求項１０】
請求項８または９に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、移動体の移動に要する時間を予測する技術に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
移動体の移動に要する時間の予測に係る技術が提案されている。
【０００３】
具体的には、例えば、特許文献１には、出発地と、目的地と、渋滞許容時間と、出発希望時刻または到着希望時刻と、を含む探索条件を用いた経路探索において、当該渋滞許容時間を満足する推奨経路及び推奨出発時刻をユーザに提供する観点が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００９－１９２３５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、特許文献１に開示された技術によれば、例えば、複数の出発予定時刻が異なる時間帯に属している場合に、移動予定経路における所要時間を把握することが困難である、という課題が生じている。
【０００６】
本開示は、上記の課題を鑑み、複数の出発予定時刻が異なる時間帯に属している場合に、移動予定経路における所要時間を簡便に把握することが可能な情報処理装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
請求項に記載の発明は、情報処理装置であって、出発地から目的地までの経路に対して設定された複数の出発予定時刻各々について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する第１の予測所要時間を算出する算出部と、前記複数の出発予定時刻各々に対応する前記第１の予測所要時間を提示させる提示制御部と、を有する。
【０００８】
請求項に記載の発明は、情報処理装置であって、出発地から目的地までの経路に対して設定された２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する予測所要時間を算出する算出部と、前記２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻のうち、前記予測所要時間の前記時間幅が最小となる時刻を推奨出発時刻として設定する設定部と、前記推奨出発時刻に対応する前記予測所要時間を提示させる提示制御部と、を有する。
【０００９】
請求項に記載の発明は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、出発地から目的地までの経路に対して設定された複数の出発予定時刻各々について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する第１の予測所要時間を算出する算出工程と、前記複数の出発予定時刻各々に対応する前記第１の予測所要時間を提示させる提示制御工程と、を有する。
【００１０】
請求項に記載の発明は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、出発地から目的地までの経路に対して設定された２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻について、前記経路全体の通過に要すると予測される時間幅を有する予測所要時間を算出する算出工程と、前記２つの出発予定時刻の範囲内に含まれる各時刻のうち、前記予測所要時間の前記時間幅が最小となる時刻を推奨出発時刻として設定する設定工程と、前記推奨出発時刻に対応する前記予測所要時間を提示させる提示制御工程と、を有する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許