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公開番号2025136479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035090
出願日2024-03-07
発明の名称半導体装置および半導体装置の製造方法
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H10D 1/68 20250101AFI20250911BHJP()
要約【課題】耐圧を向上できる半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置10は、半導体基板20、複数のトレンチ30、絶縁層41、複数の電極部60を含む。半導体基板20は、第1面20Sと、第1面20Sと反対側の第2面20Rと、を含む。複数のトレンチ30は、第1面20Sから第2面20Rに向けて凹み、平面視でY軸方向に延び、X軸方向に並べられている。絶縁層41は、複数のトレンチ30のそれぞれの内面31に配置されている。複数の電極部60は、複数のトレンチ30内において、対応する絶縁層41に囲まれた状態で設けられている。半導体基板20は、複数のトレンチ30の間に配置され、複数のトレンチ30を区画している複数の壁部50を含む。壁部50と電極部60とが絶縁層41を挟んで対向することによってキャパシタC1を構成している。絶縁層41の厚T13さは壁部50の厚さT14以上である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1面と、第1面と反対側の第2面とを含む半導体基板と、
前記第1面から前記第2面に向けて凹み、前記半導体基板の厚さ方向から視て第1方向に延び、前記厚さ方向から視て前記第1方向と直交する第2方向に並べられた複数のトレンチと、
前記複数のトレンチのそれぞれの内面に配置された絶縁層と、
前記複数のトレンチ内において、対応する前記絶縁層に囲まれた状態で設けられ、導電性を有する複数の電極部と、
を含み、
前記半導体基板は、前記複数のトレンチの間に配置され、前記複数のトレンチを区画している複数の壁部を含み、
前記壁部と前記電極部とが前記絶縁層を挟んで対向することによってキャパシタを構成しており、
前記絶縁層の厚さは前記壁部の厚さ以上である、
半導体装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記複数のトレンチは、前記第1方向を長手方向とし、前記第2方向を幅方向とするように延びている、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記複数のトレンチの幅は同一である、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記複数の壁部の厚さは同一である、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記壁部の厚さは、前記複数のトレンチの幅はよりも狭い、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記複数のトレンチの深さは前記複数のトレンチの底面と前記第2面との間の距離よりも短い、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記複数のトレンチの長さは、前記複数のトレンチの深さよりも長い、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1面の上に設けられた第1導電層を含み、
前記第1導電層は、前記複数の電極部を覆っており、前記複数の電極部を電気的に接続している、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1導電層は、前記厚さ方向から視て前記複数のトレンチを含む領域の全体を覆っている、
請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1導電層は、前記電極部とは別材料によって構成されている、
請求項8に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、基板と、基板上に形成された第1導電体膜と、第1導電体膜上および基板上に配置された誘電体膜と、誘電体膜上に配置たされた第2導電体膜とを備える、チップコンデンサを開示している。第1導電体膜は、第1接続領域および第1コンデンサ形成領域を含む。第2導電体膜は、誘電体膜を挟んで第1コンデンサ形成領域に対向する第2コンデンサ形成領域を含む。第1導電体膜の第1接続領域には、第1外部電極が接続されており、第2導電体膜の第2接続領域には、第2外部電極が接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-195321号公報
【0004】
[概要]
コンデンサ(キャパシタ)を含む半導体装置では、高耐圧の半導体装置が要求されている。
【0005】
本開示の一態様である半導体装置は、第1面と、第1面と反対側の第2面とを含む半導体基板と、前記第1面から前記第2面に向けて凹み、前記半導体基板の厚さ方向から視て第1方向に延び、前記厚さ方向から視て前記第1方向と直交する第2方向に並べられた複数のトレンチと、前記複数のトレンチのそれぞれの内面に配置された絶縁層と、前記複数のトレンチ内において、対応する前記絶縁層に囲まれた状態で設けられ、導電性を有する複数の電極部と、を含み、前記半導体基板は、前記複数のトレンチの間に配置され、前記複数のトレンチを区画している複数の壁部を含み、前記壁部と前記電極部とが前記絶縁層を挟んで対向することによってキャパシタを構成しており、前記絶縁層の厚さは前記壁部の厚さ以上である。
【0006】
本開示の一態様である半導体装置の製造方法は、第1面を含む半導体基板に、前記第1面から凹み、前記半導体基板の厚さ方向から視て第1方向に延び、前記厚さ方向から視て前記第1方向と直交する第2方向に並ぶ複数のトレンチを形成すること、前記複数のトレンチのそれぞれの内面に絶縁層を形成すること、前記複数のトレンチ内において、対応する前記絶縁層に囲まれ、導電性を有する複数の電極部を形成すること、を含み、前記半導体基板は、前記複数のトレンチの間に配置され、前記複数のトレンチを区画している複数の壁部を含み、前記壁部と前記電極部とが前記絶縁層を挟んで対向することによってキャパシタを構成しており、前記絶縁層の厚さは前記壁部の厚さ以上である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る例示的な半導体装置の概略斜視図である。
図2は、図1の半導体装置の概略平面図である。
図3は、図1の半導体装置の概略平面図である。
図4は、図3のF4-F4線に沿った半導体装置の概略断面図である。
図5は、図4の半導体装置の一部を拡大して示す概略断面図である。
図6は、図4の半導体装置の例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図7は、図6に続く製造工程を示す概略断面図である。
図8は、図7に続く製造工程を示す概略断面図である。
図9は、図8に続く製造工程を示す概略断面図である。
図10は、図9に続く製造工程を示す概略断面図である。
図11は、図10に続く製造工程を示す概略断面図である。
図12は、図11に続く製造工程を示す概略断面図である。
図13は、図12に続く製造工程を示す概略断面図である。
図14は、図13に続く製造工程を示す概略断面図である。
図15は、図14に続く製造工程を示す概略断面図である。
図16は、図15に続く製造工程を示す概略断面図である。
図17は、図16に続く製造工程を示す概略断面図である。
図18は、変更例の半導体装置を模式的に示す概略断面図である。
図19は、変更例の半導体装置を模式的に示す概略断面図である。
図20は、図19の半導体装置の例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図21は、図20に続く製造工程を示す概略断面図である。
図22は、図21に続く製造工程を示す概略断面図である。
図23は、図22に続く製造工程を示す概略断面図である。
図24は、図23に続く製造工程を示す概略断面図である。
図25は、図24に続く製造工程を示す概略断面図である。
図26は、図25に続く製造工程を示す概略断面図である。
図27は、第2実施形態に係る例示的な半導体装置の概略斜視図である。
図28は、図27の半導体装置の概略平面図である。
図29は、図27の半導体装置の概略平面図である。
図30は、図27のF30-F30線に沿った半導体装置の概略断面図である。
図31は、図27のF31-F31線に沿った半導体装置の概略断面図である。
図32は、図30のF32-F32線に沿った半導体装置の概略断面図である。
図33は、図30のF33-F33線に沿った半導体装置の概略断面図である。
図34は、図30の半導体装置の一部を拡大して示す概略断面図である。
図35は、図30の半導体装置の例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図36は、図35に続く製造工程を示す概略断面図である。
図37は、図36に続く製造工程を示す概略断面図である。
図38は、図37に続く製造工程を示す概略断面図である。
図39は、図38に続く製造工程を示す概略断面図である。
図40は、図39に続く製造工程を示す概略断面図である。
図41は、図40に続く製造工程を示す概略断面図である。
図42は、図41に続く製造工程を示す概略断面図である。
図43は、図42に続く製造工程を示す概略断面図である。
図44は、図43に続く製造工程を示す概略断面図である。
図45は、図44に続く製造工程を示す概略断面図である。
図46は、図45に続く製造工程を示す概略断面図である。
図47は、図46に続く製造工程を示す概略断面図である。
図48は、図47に続く製造工程を示す概略断面図である。
図49は、変更例の半導体装置を模式的に示す概略断面図である。
図50は、変更例の半導体装置を模式的に示す概略断面図である。
図51は、変更例の半導体装置を模式的に示す概略平面図である。
図52は、変更例の半導体装置を模式的に示す概略平面図である。
図53は、変更例の半導体装置を模式的に示す概略平面図である。
図54は、変更例の半導体装置を模式的に示す概略断面図である。
【0008】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示の半導体装置のいくつかの実施形態を説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単に対象物を区別するために用いられており、対象物を順位づけするものではない。
【0009】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0010】
(第1実施形態)
(半導体装置の概略構成)
図1は、第1実施形態に係る例示的な半導体装置10の概略斜視図である。図2は、図1の半導体装置10の概略平面図である。図3は、図1の半導体装置の概略平面図である。図3では、第1導電層70を透視して電極部60が示されている。図4は、図3のF4-F4線に沿った半導体装置の概略断面図である。図5は、図4の半導体装置の一部を拡大して示す概略断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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