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公開番号2025136418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034979
出願日2024-03-07
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G01C 21/34 20060101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約【課題】運転するユーザの状況または走行する環境を含む観点からユーザの運転を適切に支援する。
【解決手段】制御部は、ユーザが車両を運転するときの運転に関連するユーザ特性と車両の車両特性と車両が走行する環境データとを基に求められる走破特性を取得する。そして、制御部は、取得した上記走破特性がこの車両または他の車両が過去に走行したときの過去の走破特性と許容可能な限度で一致または類似するときに、この車両または他の車両が過去の走破特性で走行したときの走行履歴を取得する。そして本制御部は、取得した走行履歴に基づいてこの車両が走行する走行経路上で運転支援を実施する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザが車両を運転するときの運転に関連するユーザ特性と前記車両の車両特性と前記車両が走行する環境データとを基に求められる走破特性を取得し、
取得した前記走破特性が前記車両または他の車両が過去に走行したときの過去の走破特性と許容可能な限度で一致または類似するときに、前記車両または前記他の車両が前記過去の走破特性で走行したときの走行履歴を取得し、
取得した前記走行履歴に基づいて前記車両が走行する走行経路上で運転支援を実施する制御部を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記制御部は、取得した前記走行履歴に基づいて前記車両が走行する走行経路上での走行容易性を判定し、判定した前記走行容易性に基づいて前記運転支援を実施する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ユーザ特性は、運転技量を含み、
前記制御部は、前記ユーザが前記車両を運転したときの前記ユーザの車両走行データを取得し、
取得した前記ユーザの車両走行データを基に前記運転技量を判定する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ユーザ特性は、前記ユーザが前記車両を運転したときの前記ユーザの精神的特性を含み、
前記制御部は、前記ユーザが前記車両を運転したときの前記ユーザのバイタルデータをから取得し、
取得した前記ユーザのバイタルデータを基に前記ユーザの精神的特性を判定する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記環境データは、前記車両が走行するときの気象データおよび時間帯の少なくとも1つを含み、
前記制御部は、前記車両が走行する走行経路を特定する情報と、出発予定日時または目的地への到着予定日時を特定する日時情報を取得し、
前記日時情報に基づいて前記車両が走行する走行経路上の前記環境データを取得し、
取得した前記環境データを基に前記走破特性を計算する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記運転支援は、経路案内を含み
前記制御部は、地図データベースで特定される道路区間のうち、取得した前記走行履歴に基づいて走行に支障があった道路区間を除外道路区間として抽出し、抽出された除外道路区間と同一または類似する道路特性の道路区間を除外して、前記車両が走行する走行経路を決定する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記運転支援は、経路案内を含み、
前記制御部は、地図データベースで特定される道路区間のうち、取得した前記走行履歴に基づいて前記走破特性で走行する前記車両の前記ユーザに推奨する優先道路区間を抽出し、抽出された優先道路区間の道路特性と同一または類似する道路特性の道路区間を優先して、前記車両が走行する走行経路を決定する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記運転支援は、運転アドバイスを含み、
前記制御部は、地図データベースで特定される道路区間のうち、取得した前記走行履歴に基づいて走行に支障があった道路区間を要注意区間として抽出し、前記車両が前記要注
意区間に入る前に前記ユーザに注意を喚起する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記情報処理装置は、ネットワークを介して車両に搭載された装置と連携する車載装置であり、
前記制御部は、前記運転支援は、経路案内を含み、
前記制御部は、地図データベースで特定される道路区間のうち、取得した前記走行履歴に基づいて前記車両の前記ユーザに推奨する優先道路区間または推奨できない除外道路区間を特定し、特定された道路区間を前記車載装置に通知し、
前記車載装置に、前記車両が走行する走行経路上での前記運転支援を実施させる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
コンピュータが、ユーザが車両を運転するときの運転に関連するユーザ特性と前記車両の車両特性と前記車両が走行する環境データとを基に求められる走破特性を取得し、
取得した前記走破特性が前記車両または他の車両が過去に走行したときの過去の走破特性と許容可能な限度で一致または類似するときに、前記車両または前記他の車両が前記過去の走破特性で走行したときの走行履歴を取得し、
取得した前記走行履歴に基づいて前記車両が走行する走行経路上で運転支援を実施する情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車幅等の車両情報と、道路情報(幅員等)に基づき、推奨経路を案内するナビゲーション装置が提案されている(例えば、下記特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-157760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の技術では、上記車両情報あるいは道路情報以外のものによる状況が考慮されていない。すなわち、同一の道路で同一車種の車両を運転する場合でも、運転するユーザの状況または走行する環境によっては、当該道路が推奨道路になる場合とならない場合が生じ得る。例えば、ユーザの運転技量またはユーザの精神的特性等を含むユーザの運転特性が推奨道路の決定に影響する場合もあり得る。また、例えば、走行時の気象条件、時間帯等の条件が推奨道路の決定に影響する場合もあり得る。そのため、技量が十分でないユーザにとっては技量が十分なユーザに適合する道路区間での幅員が十分でない場合、あるいは、その道路区間での通行に手間がかかる場合があり得る。また、技量が十分でないユーザは、技量が十分なユーザに適合する道路区間において、不安・緊張等により運転に非常に疲れてしまうといった問題が生じ得る。
【0005】
そこで、開示の実施形態の目的は、運転するユーザの状況または走行する環境を含む観点からユーザの運転を適切に支援することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の実施形態の一側面は、制御部を備える情報処理装置によって例示される。本制御部は、ユーザが車両を運転するときの運転に関連するユーザ特性と車両の車両特性と車両が走行する環境データとを基に求められる走破特性を取得する。そして、本制御部は、取得した上記走破特性がこの車両または他の車両が過去に走行したときの過去の走破特性と許容可能な限度で一致または類似するときに、この車両または他の車両が過去の走破特性で走行したときの走行履歴を取得する。そして、本制御部は、取得した走行履歴に基づいてこの車両が走行する走行経路上で運転支援を実施する。
【発明の効果】
【0007】
本制御部は、ユーザが車両を運転するときの運転に関連するユーザ特性と車両の車両特性と車両が走行する環境データとを基に求められる走破特性を取得する。そして、本制御部は、この走破特性と一致または類似するユーザ、車両および環境での過去の走行履歴を取得する。したがって、本制御部は、現在、運転支援の対象であるユーザ、車両、および環境データと整合する過去のユーザ特性、車両特性および環境データでの走行履歴から、運転支援、例えば、走行経路の案内、あるいは走行中の助言等を実行できる。すなわち、本制御部は、運転するユーザの状況または走行する環境を含む観点からユーザの運転を適切に支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、運転支援システムの構成を例示する図である。
図2は、車載装置のハードウェア構成を例示する図である。
図3は、走破特性を例示する図である。
図4は、走破特性データベースの構成を例示する図である。
図5は、走行履歴データベースの構成を例示する図である。
図6は、道路特性データベースの構成を例示する図である。
図7は、経路計算Aを例示するフローチャートである。
図8は、経路計算Bを例示するフローチャートである。
図9は、要注意区間設定処理を例示するフローチャートである。
図10は、車載装置による運転助言処理を例示するフローチャートである。
図11は、車載装置による情報収集処理を例示するフローチャートである。
図12は、支援サーバよる技量判定処理を例示するフローチャートである。
図13は、支援サーバよる精神安定度計算処理を例示するフローチャートである。
図14は、実施形態2の支援サーバの処理を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態1>
以下、図面を参照して、一実施形態に係る運転支援システム50が説明される。
【0010】
(構成)
図1は、運転支援システム50の構成を例示する図である。本運転支援システムは、支援サーバ2と、支援サーバ2から支援を受ける車両1-1、1-2等に搭載された車載装置10-1、10-2等を含む。また、図1には、気象サーバ3も、併せて記載されている。支援サーバ2は、情報処理装置の一例であり、プログラムにしたがって情報処理方法を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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