TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025136345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034852
出願日
2024-03-07
発明の名称
ネットワーク監視システム、ネットワーク監視方法、およびネットワーク監視プログラム
出願人
三菱電機デジタルイノベーション株式会社
,
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人クロスボーダー特許事務所
主分類
H04M
3/56 20060101AFI20250911BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】音声会議を中継する音声会議サーバを備える音声会議システムについて、よりユーザの体感に近いきめ細かいネットワーク監視を行うことを目的とする。
【解決手段】ネットワーク監視システム100は、音声会議サーバを備える音声会議システムの品質を監視する。サーバ状態計測部110は、音声会議サーバのサーバ状態511を計測する。通信品質計測部120は、複数の端末の各端末と音声会議サーバとの通信品質512を計測する。音声品質計測部130は、複数の端末の各端末における音声の品質を音声品質513として計測する。品質モデル作成部140は、サーバ状態511と通信品質512と音声品質513とを用いて、音声会議システムの品質モデル52を作成する。品質推定部150は、品質モデル52を用いて、品質を推定する対象の音声会議システムである推定対象システムにおけるの品質を推定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の端末によりネットワークを介して行われる音声会議を中継する音声会議サーバを備える音声会議システムの品質を監視するネットワーク監視システムにおいて、
前記音声会議サーバの状態をサーバ状態として計測するサーバ状態計測部と、
前記複数の端末の各端末と前記音声会議サーバとの通信品質を計測する通信品質計測部と、
前記複数の端末の各端末における音声の品質を音声品質として計測する音声品質計測部と、
前記サーバ状態と前記通信品質と前記音声品質とを用いて、前記音声会議システムの品質のモデルを品質モデルとして作成する品質モデル作成部と、
前記品質モデルを用いて、品質を推定する対象の音声会議システムである推定対象システムにおける品質を推定する品質推定部と
を備えるネットワーク監視システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ネットワーク監視システムは、
前記サーバ状態と前記通信品質と前記音声品質とを計測位置と計測時刻に関する補足情報とに対応付けて蓄積する計測結果データベースを備え、
前記品質モデル作成部は、
前記計測結果データベースに蓄積されたデータを入力として、前記品質モデルを作成する請求項1に記載のネットワーク監視システム。
【請求項3】
前記品質推定部は、
前記推定対象システムについて計測された前記サーバ状態と前記通信品質とを、前記品質モデルと照合することにより、前記推定対象システムの品質を推定する請求項2に記載のネットワーク監視システム。
【請求項4】
前記サーバ状態計測部は、
前記音声会議サーバにおける、中央処理装置の使用量、メモリ使用量、通信量、会議数、および参加者数を含む前記サーバ状態を計測する請求項2または請求項3に記載のネットワーク監視システム。
【請求項5】
前記ネットワーク監視システムは、
前記音声会議システムの品質の推定により得られた推定結果を可視化して出力機器に出力する開示部を備える請求項2または請求項3に記載のネットワーク監視システム。
【請求項6】
前記ネットワーク監視システムは、
前記品質モデルを更新するモデル更新部を備える請求項2または請求項3に記載のネットワーク監視システム。
【請求項7】
前記音声品質計測部は、
前記複数の端末の各端末における音声の品質を示す指標であるR値を含む前記音声品質を計測し、
前記モデル更新部は、
前記音声会議システムについて、前記品質モデルを用いた推定により得られるR値の予測値と、前記音声会議システムにおけるR値の実測値との差が閾値より大きくなった場合に、前記品質モデルを更新する請求項6に記載のネットワーク監視システム。
【請求項8】
前記ネットワーク監視システムは、
前記音声会議システムの品質の推定により得られた推定結果を分析し、品質の低下の要因を特定し、品質の低下の要因と要因に対応する処置内容とが設定された要因処置対応表を用いて、特定された要因に対応する処置内容を選択し、前記処置内容を実行する要因対応部を備える請求項2または請求項3に記載のネットワーク監視システム。
【請求項9】
前記ネットワーク監視システムは、
ユーザからの質問を受け付け、前記質問の内容を言語処理機能により解釈し、前記質問の内容に基づいて前記計測結果データベースと前記要因処置対応表とを参照し、前記質問に対する回答を作成して前記ユーザに提示するレポート解説部を備える請求項8に記載のネットワーク監視システム。
【請求項10】
前記ネットワーク監視システムは、
音声会議の属性を含む質問をユーザから受け付け、前記質問の内容を言語処理機能により解釈し、前記音声会議の属性と前記品質モデルとを照合し、前記音声会議の属性に適した時間帯を選定し、前記時間帯を含む回答を作成して前記ユーザに提示する事前調整部を備える請求項8に記載のネットワーク監視システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ネットワーク監視システム、ネットワーク監視方法、およびネットワーク監視プログラムに関する。特に、ネットワークユーザにおける体感品質を監視し、改善の処置を行うネットワーク監視システム、ネットワーク監視方法、およびネットワーク監視プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ネットワーク通信品質を示す指標として、パケットロス率、パケット通信所要時間の揺らぎを示すジッタ、および経路間の遅延時間といったデータがある。これらのデータを計測するためのネットワーク監視システムが運用されている。
近年では、Web会議といった、音声および画像通信を有する通信所要が増加している。こうした通信所要の品質を示す指標には、ITU-Tで規定された「R値」(Rating factorの略、「総合音声伝送品質」)等がある。前述のパケットロスといった指標よりも、ユーザの体感を表しやすいとされる。
【0003】
R値を計測するための製品として、音声通信を行う端末それぞれの近傍に配置され、通信内容を取得してR値を算出する製品がある。このような製品では、音声通信に参加する端末が多数で、通信の機会も多く常時計測したい場合は、多数の製品が必要となり、パケットロス等の計測システムに比して高価になる。
【0004】
安価に音声品質を計測するための技術として、例えば特許文献1の技術がある。
特許文献1の技術では、音声通信を行う経路の両端に音声品質測定装置を配置する。そして、ネットワークシミュレータにより通信時にパケットロスあるいは遅延を付加しながら音声通信を行う。基礎データ取得装置は、その結果を取得し、経路別・パケットロス・遅延の組み合わせに対するR値の表を作成する。この表は基礎データと呼ばれる。以上の構成を、使用する各通信経路に適用し、経路ごとの基礎データを取得しておく。以降、通常の音声通信時には、音声品質測定装置を使用せずとも、パケットロス等を計測する一般的なネットワーク監視システムにてパケットロス・遅延等を得て、基礎データと照合することで、ユーザ体感に近い音声品質を推定できるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許4536415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、近年のWeb会議で使われる音声通信の形態では、音声会議を中継するサービスシステムがある。また、そのシステム上には音声会議のための中継サーバである音声会議サーバがあり、各端末はこの音声会議サーバを介して音声データを交換する形態が一般的である。このようなサービスはクラウド上に構築されることが多いが、技術的にはクラウド環境以外でも実現可能である。
この音声会議を中継するサービスでは、通信経路の状態の他に、音声会議サーバの負荷、端末の負荷、あるいは端末に接続されるデバイスの状態といった状況も、音声品質に影響する。
【0007】
よって、特許文献1のように通信経路のパケットロスあるいは遅延といったデータのみを用いた音声品質の推定では、ユーザが体感する音声品質の近似は困難であるという課題がある。
【0008】
本開示では、音声会議を中継する音声会議サーバを備える音声会議システムについて、よりユーザの体感に近いきめ細かいネットワーク監視を低コストに実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係るネットワーク監視システムは、
複数の端末によりネットワークを介して行われる音声会議を中継する音声会議サーバを備える音声会議システムの品質を監視するネットワーク監視システムにおいて、
前記音声会議サーバの状態をサーバ状態として計測するサーバ状態計測部と、
前記複数の端末の各端末と前記音声会議サーバとの通信品質を計測する通信品質計測部と、
前記複数の端末の各端末における音声の品質を音声品質として計測する音声品質計測部と、
前記サーバ状態と前記通信品質と前記音声品質とを用いて、前記音声会議システムの品質のモデルを品質モデルとして作成する品質モデル作成部と、
前記品質モデルを用いて、品質を推定する対象の音声会議システムである推定対象システムにおける品質を推定する品質推定部と
を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示に係るネットワーク監視システムでは、音声会議サーバのサーバ状態と通信品質と音声品質とを用いて、音声会議システムの品質モデルを作成する。そして、この品質モデルを用いて品質を推定する対象の音声会議システムである推定対象システムにおける品質を推定する。よって、本開示に係るネットワーク監視システムによれば、音声会議サーバを備える音声会議システムについて、よりユーザの体感に近いきめ細かいネットワーク監視を低コストに実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
音響装置
4か月前
個人
店内配信予約システム
2か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
4か月前
WHISMR合同会社
収音装置
10日前
サクサ株式会社
中継装置
2か月前
アイホン株式会社
電気機器
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
25日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
キヤノン株式会社
通信装置
3か月前
キヤノン株式会社
電子機器
2か月前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
4か月前
株式会社リコー
画像形成装置
24日前
日本精機株式会社
画像投映システム
2か月前
電気興業株式会社
無線中継器
3か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
4か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
11日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
20日前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
2か月前
個人
ワイヤレスイヤホン対応耳掛け
2日前
キヤノン電子株式会社
モバイル装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
3か月前
キヤノン株式会社
通信システム
3か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
3か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
4か月前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
4か月前
キヤノン株式会社
撮像システム
4日前
リオン株式会社
電気機械変換器
3か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
4か月前
ブラザー工業株式会社
読取装置
1か月前
株式会社ニコン
撮像装置
1か月前
大日本印刷株式会社
写真撮影装置
3日前
シャープ株式会社
表示装置
3か月前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
19日前
国立大学法人電気通信大学
小型光学装置
27日前
続きを見る
他の特許を見る