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公開番号
2025136219
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034518
出願日
2024-03-07
発明の名称
バッテリモジュールの組付方法及び保持機構
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
H01M
50/262 20210101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約
【解決手段】バッテリモジュール10の組付方法は、弾性付勢力に抗して一対の保持プレート34の少なくとも一方を変形させる強制変形力を付与することにより、セル積層体12を配置可能な領域Rを一対の保持プレート34の間に形成する領域形成工程と、領域形成工程によって形成された領域Rに、セル積層体12を配置する配置工程と、領域Rにセル積層体12が配置された状態で、強制変形力を取り除くことにより、弾性付勢力によってセル積層体12を積層方向に押圧する押圧工程と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリセルと前記バッテリセルに積層された熱交換器とを有するセル積層体と、前記セル積層体の積層方向の両端部を保持する保持機構と、を備え、前記保持機構が、弾性変形可能な一対の保持プレートと、一対の前記保持プレートを互いに連結する複数の連結部材とを有し、一対の前記保持プレートの弾性付勢力によって前記積層方向の内方に前記セル積層体を押圧することにより前記セル積層体を保持するバッテリモジュールの組付方法であって、
前記弾性付勢力に抗して一対の前記保持プレートの少なくとも一方を変形させる強制変形力を付与することにより、前記セル積層体を配置可能な領域を一対の前記保持プレートの間に形成する領域形成工程と、
前記領域形成工程によって形成された前記領域に、前記セル積層体を配置する配置工程と、
前記領域に前記セル積層体が配置された状態で、前記強制変形力を取り除くことにより、前記弾性付勢力によって前記セル積層体を前記積層方向に押圧する押圧工程と、を有する、バッテリモジュールの組付方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のバッテリモジュールの組付方法において、
一対の前記保持プレートの各々は、押圧部と、前記押圧部から延出したアーム部と、を有し、
前記領域形成工程では、前記アーム部の延出方向の端部が固定された状態で前記強制変形力を付与することにより、前記アーム部を変形させる、バッテリモジュールの組付方法。
【請求項3】
請求項2に記載のバッテリモジュールの組付方法において、
前記領域形成工程では、前記押圧工程において前記セル積層体に付与する押圧方向とは逆方向に前記押圧部を移動させる、バッテリモジュールの組付方法。
【請求項4】
請求項3に記載のバッテリモジュールの組付方法において、
前記押圧部又は前記押圧部に重ねられた受圧プレートのうち少なくとも一方には、ネジ部が設けられており、
前記領域形成工程では、前記ネジ部にボルトを螺合させ、前記ボルトの軸方向位置を固定しつつ前記ボルトを回転させることにより、前記押圧部を移動させる、バッテリモジュールの組付方法。
【請求項5】
請求項4に記載のバッテリモジュールの組付方法において、
前記領域形成工程では、前記保持プレートに取り付けられた補助治具に挿通された前記ボルトを回転させる、バッテリモジュールの組付方法。
【請求項6】
請求項3に記載のバッテリモジュールの組付方法において、
前記押圧部、又は前記押圧部に重ねられた受圧プレートには、スリット及び係合溝を有する係合構造が設けられ、
前記領域形成工程は、
構造部材の先端部を前記係合構造の前記スリットに挿入する挿入工程と、
前記構造部材を回転させることにより前記先端部を前記係合溝に係合させる係合工程と、
前記構造部材を引っ張ることにより前記押圧部を移動させる移動工程と、を有する、バッテリモジュールの組付方法。
【請求項7】
請求項3に記載のバッテリモジュールの組付方法において、
前記領域形成工程では、外部からの磁力により前記押圧部を移動させる、バッテリモジュールの組付方法。
【請求項8】
互いに向かい合う弾性変形可能な一対の保持プレートと、一対の前記保持プレートを互いに連結する複数の連結部材とを備え、一対の前記保持プレートの弾性付勢力によって、一対の前記保持プレートの間に配置される保持対象物を保持することができる保持機構であって、
複数の前記保持プレートの各々は、押圧部と、前記押圧部から複数の前記連結部材に向かって延出した複数のアーム部と、を有し、複数の前記アーム部が複数の前記連結部材に連結されており、
一対の前記保持プレートの外側からの外力によって、前記押圧部を、一対の前記保持プレートの間隔を拡げる方向に移動させることができる、保持機構。
【請求項9】
請求項8に記載の保持機構において、
前記押圧部には、前記間隔を広げる前記方向に前記押圧部を移動させるための構造部材が取り付け可能である、保持機構。
【請求項10】
請求項9に記載の保持機構において、
前記押圧部には、前記構造部材と係合可能なネジ部が形成されている、保持機構。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリモジュールの組付方法及び保持機構に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリセルと熱交換器とが積層されることによって構成されたセル積層体を備えたバッテリモジュールが開示されている。バッテリモジュールは、セル積層体の両側から締付荷重を付与することによりセル積層体を保持する保持機構としてのバッテリフレームをさらに備える。バッテリフレームにより、バッテリセル及び熱交換器の移動が阻止されている。
【0003】
バッテリフレームは、一対のスプリングプレートと、一対のスプリングプレート同士を連結する4本の棒状の連結部材とを有する。スプリングプレートは、中心部から放射状に突出した4つのアーム部を有する。バッテリフレームにセル積層体を組付ける際には、連結部材の両端部に設けられた螺合構造(ボルト及びナット)を締めることでセル積層体に締付力を付与し、セル積層体を保持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-101130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、一対の保持プレートがそれぞれ複数の螺合構造によって連結部材に固定されるため、連結部材の両端部のナット間の距離を複数の連結部材間で均等にすることが難しい。このため、複数の連結部材に作用する応力を均等にすることが難しい。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、バッテリセルと前記バッテリセルに積層された熱交換器とを有するセル積層体と、前記セル積層体の積層方向の両端部を保持する保持機構と、を備え、前記保持機構が、弾性変形可能な一対の保持プレートと、一対の前記保持プレートを互いに連結する複数の連結部材とを有し、一対の前記保持プレートの弾性付勢力によって前記積層方向の内方に前記セル積層体を押圧することにより前記セル積層体を保持するバッテリモジュールの組付方法であって、前記弾性付勢力に抗して一対の前記保持プレートの少なくとも一方を変形させる強制変形力を付与することにより、前記セル積層体を配置可能な領域を一対の前記保持プレートの間に形成する領域形成工程と、前記領域形成工程によって形成された前記領域に、前記セル積層体を配置する配置工程と、前記領域に前記セル積層体が配置された状態で、前記強制変形力を取り除くことにより、前記弾性付勢力によって前記セル積層体を前記積層方向に押圧する押圧工程と、を有する、バッテリモジュールの組付方法である。
【0008】
本開示の第2の態様は、互いに向かい合う弾性変形可能な一対の保持プレートと、一対の前記保持プレートを互いに連結する複数の連結部材とを備え、一対の前記保持プレートの弾性付勢力によって、一対の前記保持プレートの間に配置される保持対象物を保持することができる保持機構であって、複数の前記保持プレートの各々は、押圧部と、前記押圧部から複数の前記連結部材に向かって延出した複数のアーム部と、を有し、複数の前記アーム部が複数の前記連結部材に連結されており、一対の前記保持プレートの外側からの外力によって、前記押圧部を、一対の前記保持プレートの間隔を拡げる方向に移動させることができる、保持機構である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、外部から強制変形力を保持プレートに付与することにより、セル積層体を配置可能な領域を形成することができる。また、強制変形力を取り除くことにより、保持プレートの弾性付勢力によってセル積層体を保持することができる。これにより、保持プレートを螺合構造によって締め付ける必要がなく、保持プレートと連結部材とを位置調整不可能に固定することができる。このため、複数の連結部材に作用する応力の均等化が図られる。この結果、セル積層体に対して締付力を良好に付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、バッテリモジュールの斜視図である。
図2は、セル積層体の分解斜視図である。
図3は、図1のIII-III線に沿った断面模式図である。
図4Aは、第1実施形態に係るバッテリモジュールの組付方法における領域形成工程の準備工程の説明図である。図4Bは、領域形成工程の移動工程の説明図である。
図5Aは、配置工程の説明図である。図5Bは、押圧工程の説明図である。
図6は、係合構造の斜視図である。
図7Aは、第2実施形態に係るバッテリモジュールの組付方法における領域形成工程の係合工程の説明図である。図7Bは、領域形成工程の移動工程の説明図である。
図8Aは、第3実施形態に係るバッテリモジュールの組付方法における領域形成工程の準備工程の説明図である。図8Bは、領域形成工程の移動工程の説明図である。
図9は、バッテリモジュールが搭載される航空機の模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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