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公開番号
2025138113
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024036952
出願日
2024-03-11
発明の名称
ワークの研削方法および研削システム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
B23F
5/04 20060101AFI20250917BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】熱処理による熱歪みを有するワークであっても、ワーク歯面を精度よく研削する。
【解決手段】ワーク12の研削方法は、歯車状のワークと研削工具14とを噛み合わせて回転させることによりワーク歯面62を研削歯面66で研削する第1研削ステップと、第1振れ波形を反転することにより第1補正情報を生成する第1補正情報生成ステップと、ワークと研削工具とを噛み合わせて回転させた状態で、第1補正情報に基づいてワークまたは研削工具の回転速度を変更させることにより、ワーク歯面を研削歯面で研削する第2研削ステップと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
歯車状のワークと研削工具とを噛み合わせて回転させることにより前記ワークのワーク歯面を前記研削工具の螺旋状の研削歯面で研削する第1研削ステップと、
前記第1研削ステップ中の前記研削歯面に対する前記ワーク歯面の振れ量と前記ワークの回転位相との関係を示す第1振れ波形を反転することにより第1補正情報を生成する第1補正情報生成ステップと、
前記ワークと前記研削工具とを噛み合わせて回転させた状態で、前記第1補正情報に基づいて前記ワークまたは前記研削工具の回転速度を変更させることにより、前記ワーク歯面を前記研削歯面で研削する第2研削ステップと、
を備える、ワークの研削方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のワークの研削方法であって、
前記第1補正情報生成ステップでは、前記第1研削ステップ中の前記ワークの回転位相の指令値と前記ワークの回転位相の検出値との差分を前記振れ量として取得する、ワークの研削方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載のワークの研削方法であって、
前記第2研削ステップ中の前記研削歯面に対する前記ワーク歯面の振れ量と前記ワークの回転位相との関係を示す第2振れ波形を反転することにより第2補正情報を生成する第2補正情報生成ステップと、
前記ワークと前記研削工具とを噛み合わせて回転させた状態で、前記第2補正情報に基づいて前記ワークまたは前記研削工具の回転速度を変更させることにより、前記ワーク歯面を前記研削歯面で研削する第3研削ステップと、
を備える、ワークの研削方法。
【請求項4】
歯車状のワークと研削工具とを噛み合わせて回転させることにより前記ワークのワーク歯面を前記研削工具の螺旋状の研削歯面で研削する第1研削ステップを行う研削制御部と、
前記第1研削ステップ中の前記研削歯面に対する前記ワーク歯面の振れ量と前記ワークの回転位相との関係を示す第1振れ波形を反転することにより第1補正情報を生成する補正情報生成部と、
を備え、
前記研削制御部は、前記ワークと前記研削工具とを噛み合わせて回転させた状態で、前記第1補正情報に基づいて前記ワークまたは前記研削工具の回転速度を変更させることにより、前記ワーク歯面を前記研削歯面で研削する第2研削ステップをさらに行う、研削システム。
【請求項5】
請求項4に記載の研削システムであって、
前記補正情報生成部は、前記第1研削ステップ中の前記ワークの回転位相の指令値と前記ワークの回転位相の検出値との差分を前記振れ量として取得する、研削システム。
【請求項6】
請求項4または5に記載の研削システムであって、
前記補正情報生成部は、前記第2研削ステップ中の前記研削歯面に対する前記ワーク歯面の振れ量と前記ワークの回転位相との関係を示す第2振れ波形を反転することにより第2補正情報を生成し、
前記研削制御部は、前記ワークと前記研削工具とを噛み合わせて回転させた状態で、前記第2補正情報に基づいて前記ワークまたは前記研削工具の回転速度を変更させることにより、前記ワーク歯面を前記研削歯面で研削する第3研削ステップをさらに行う、研削システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワークの研削方法および研削システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、歯車状のワークと研削工具とを噛み合わせて回転させることによりワークのワーク歯面を研削工具の螺旋状の研削歯面によって研削するワークの研削方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5467833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
より良好なワークの研削方法および研削システムが待望されている。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、歯車状のワークと研削工具とを噛み合わせて回転させることにより前記ワークのワーク歯面を前記研削工具の螺旋状の研削歯面で研削する第1研削ステップと、前記第1研削ステップ中の前記研削歯面に対する前記ワーク歯面の振れ量と前記ワークの回転位相との関係を示す第1振れ波形を反転することにより第1補正情報を生成する第1補正情報生成ステップと、前記ワークと前記研削工具とを噛み合わせて回転させた状態で、前記第1補正情報に基づいて前記ワークまたは前記研削工具の回転速度を変更させることにより、前記ワーク歯面を前記研削歯面で研削する第2研削ステップと、を備える、ワークの研削方法である。
【0007】
本開示の第2の態様は、歯車状のワークと研削工具とを噛み合わせて回転させることにより前記ワークのワーク歯面を前記研削工具の螺旋状の研削歯面で研削する第1研削ステップを行う研削制御部と、前記第1研削ステップ中の前記研削歯面に対する前記ワーク歯面の振れ量と前記ワークの回転位相との関係を示す第1振れ波形を反転することにより第1補正情報を生成する補正情報生成部と、を備え、前記研削制御部は、前記ワークと前記研削工具とを噛み合わせて回転させた状態で、前記第1補正情報に基づいて前記ワークまたは前記研削工具の回転速度を変更させることにより、前記ワーク歯面を前記研削歯面で研削する第2研削ステップをさらに行う、研削システムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、より良好なワークの研削方法および研削システムを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る研削システムの斜視図である。
図2は、研削システムの制御ブロック図である。
図3は、ワークの研削方法の一例を示すフローチャートである。
図4は、第1補正情報生成ステップの説明図である。
図5は、第2補正情報生成ステップの説明図である。
図6は、第3研削ステップの振れ波形を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
歯車状のワークには、研削を行う前に熱処理が施されている。この場合、ワークは、ワークの回転軸の方向から見て、熱歪みによって楕円形に変形することがある。そうすると、ワーク歯面を研削歯面によって精度よく研削できないおそれがある。本開示は、ワーク歯面を精度よく研削することができるワークの研削方法および研削システムを提供し得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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