TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025135981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034099
出願日2024-03-06
発明の名称インクジェット印刷用基材、アクリル樹脂積層体、キーホルダー、ストラップ、及びアクリルスタンド
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人
主分類B41M 5/52 20060101AFI20250911BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】レーザー加工性に優れ、インクジェット印刷用インクから形成されるインクジェット印刷層に対して、接着層を設けることなく、より高い優れた密着性を得ることが可能なインクジェット印刷用基材を提供する。
【解決手段】(メタ)アクリル系樹脂(a)及び下記式(1)で表される樹脂(b)を含む層を有するインクジェット印刷用基材。前記インクジェット印刷用基材と、該インクジェット印刷用基材の表面に形成されたインクジェット印刷層とを含むアクリル樹脂積層体。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025135981000008.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">50</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">147</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式(1)中、Rは炭素数1~13の炭化水素基である。l、mおよびnは、それぞれ独立に、1~10,000の自然数である。)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
(メタ)アクリル系樹脂(a)及び下記式(1)で表される樹脂(b)を含む、インクジェット印刷用基材。
TIFF
2025135981000007.tif
50
147
(式(1)中、Rは炭素数1~13の炭化水素基である。
l、mおよびnは、それぞれ独立に、1~10,000の自然数である。)
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記インクジェット印刷用基材中の、前記樹脂(b)の含有割合が0.1質量%以上である、請求項1に記載のインクジェット印刷用基材。
【請求項3】
前記樹脂(b)の数平均分子量が10,000以上である、請求項1に記載のインクジェット印刷用基材。
【請求項4】
前記樹脂(b)に含まれる前記式(1)における繰り返し数mである水酸基含有繰り返し単位の含有割合が、前記樹脂(b)に含まれる全繰り返し単位に対して20.0mol%以上である、請求項1に記載のインクジェット印刷用基材。
【請求項5】
前記樹脂(b)に含まれる前記式(1)における繰り返し数nであるアセタール基含有繰り返し単位の含有割合が、前記樹脂(b)に含まれる全繰り返し単位に対して60.0mol%以上である、請求項1に記載のインクジェット印刷用基材。
【請求項6】
前記式(1)におけるRがプロピル基である、請求項1に記載のインクジェット印刷用基材。
【請求項7】
前記式(1)におけるRがメチル基である、請求項1に記載のインクジェット印刷用基材。
【請求項8】
前記(メタ)アクリル系樹脂(a)中のメタクリル酸メチルに由来する繰り返し単位の含有割合が85質量%以上である、請求項1に記載のインクジェット印刷用基材。
【請求項9】
2層以上の積層構造である、請求項1に記載のインクジェット印刷用基材。
【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載のインクジェット印刷用基材と、該インクジェット印刷用基材の表面に形成されたインクジェット印刷層とを含む、アクリル樹脂積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット印刷用基材とこのインクジェット印刷用基材を含むアクリル樹脂積層体、キーホルダー、ストラップ、及びアクリルスタンドに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
アクリル樹脂、ポリカーボネート系樹脂及びスチレン系樹脂等の透明樹脂は、透明性や機械的性質等に優れており、装飾品、表示用看板や広告等の表示物及びディスプレイ等の幅広い用途に使用されている。特に、アクリル樹脂は、レーザー切断加工時に切断面を綺麗に仕上げることができ、臭気の発生が少ないことから、従来より、上記の用途で採用が進められてきた。
【0003】
上述した装飾品の主たる用途としては、キーホルダー、ストラップ、アクリルスタンドがある。具体的には、ワークサイズに切断したアクリル樹脂組成物からなるシート状の成形体(アクリル樹脂シート)の表面に、インクジェット印刷を行い、キャラクター等の画像を印刷した後、印刷形状に応じてレーザー切断加工機で最終製品の形状に切り出し、所定の形状に加工することにより、キーホルダーやストラップ、アクリルスタンドとして商品化されている。
【0004】
キーホルダーやストラップ、アクリルスタンド等の装飾品の用途では、アクリル樹脂シートの表面にキャラクター等の画像を印刷したときに、印刷された画像の色合いや形状が鮮明に視認されるように、透明性を有するアクリル樹脂シートが要求されている。
また、製品からインクジェット印刷層が剥がれないように、インクジェット印刷用インクから形成されるインクジェット印刷層に対して、高い密着性(インクジェット印刷密着性)を有したアクリル樹脂シートが要求されている。
【0005】
アクリル樹脂シートのインクジェット印刷密着性を向上する技術として、例えば、特許文献1には、アクリル樹脂など基材の表面に粘着性を有するプライマー層を設けたUVインク固定構造が開示されている。
特許文献2には、アクリル樹脂など基材の表面に、硬化性樹脂、重合開始剤及びアクリル系レベリング剤を含有するハードコート層を設けたインクジェット印刷用ハードコートフィルムが開示されている。
特許文献3には、透明基板の表面にアクリル共重合ポリマーからなる受像層を設けたインクジェット印刷用基材が開示されている。
特許文献4には、特定のメタクリル酸メチル由来の繰り返し単位量及びアクリル酸エステル由来の繰り返し単位量を有するアクリル共重合ポリマーからなるインクジェット印刷用基材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-52378号公報
特開2017-177600号公報
特開2014-46586号公報
特開2019-214200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1~3に開示されている技術では、基材に対して、それぞれプライマー層、ハードコート層および受像層といった、新たな接着層を設ける必要があり、製造工程の複雑化やコストアップに繋がるといった課題があった。
また、特許文献4に開示されているインクジェット印刷用基材では、新たな接着層を設ける必要はない一方で、インクジェットの印刷密着性において、更なる改良の余地があった。
【0008】
本発明は以上の各課題を解決すべくなされたものである。すなわち、本発明の目的は、レーザー加工性に優れ、インクジェット印刷用インクから形成されるインクジェット印刷層に対して、接着層を設けることなく、より高い優れた密着性を得ることが可能な、インクジェット印刷用基材、アクリル樹脂積層体、キーホルダー、ストラップ及びアクリルスタンドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するため検討を重ねた結果、(メタ)アクリル系樹脂(a)及び後述する特定の樹脂(b)を含むインクジェット印刷用基材を用いることで、上記課題を解決し得ることを知見した。
【0010】
すなわち、本発明の第1の要旨は、(メタ)アクリル系樹脂(a)及び下記式(1)で表される樹脂(b)を含む、インクジェット印刷用基材にある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

三菱ケミカル株式会社
粘着シート
4日前
三菱ケミカル株式会社
ガス吸着フィルム
11日前
三菱ケミカル株式会社
アルコールの製造方法
10日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステルフィルム
3日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステルフィルム
3日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステルフィルム
3日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物の再利用方法
3日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物の再利用方法
3日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物の再利用方法
3日前
三菱ケミカル株式会社
顕色剤及び感熱記録材料
2日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物の再利用方法
3日前
三菱ケミカル株式会社
コークス炉の煉瓦組積構造
11日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物、硬化物及び接着剤
2日前
三菱ケミカル株式会社
放射線検出素子及び放射線検出器
3日前
三菱ケミカル株式会社
粘着剤組成物、粘着剤及び粘着シート
2日前
三菱ケミカル株式会社
モビリティ用表示装置、および、移動体
3日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物、成形材料、及び樹脂成形体
2日前
三菱ケミカル株式会社
液晶組成物及びこれを用いた液晶調光素子
3日前
三菱ケミカル株式会社
メタクリル酸メチル系重合体及びその製造方法
10日前
三菱ケミカル株式会社
共重合体、感光性樹脂組成物、硬化物、積層体
2日前
三菱ケミカル株式会社
共重合体、医療用コーティング剤及び医療機器
2日前
三菱ケミカル株式会社
共重合体、感光性樹脂組成物、硬化物、積層体
2日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステル原料組成物及びポリエステルの製造方法
3日前
三菱ケミカル株式会社
ポリアルキレンエーテルグリコール及びポリエステルの製造方法
3日前
三菱ケミカル株式会社
再封機能付き多層フィルム、再封機能付き多層体、及び再封機能付き包装体
10日前
三菱ケミカル株式会社
再封機能付き多層フィルム、再封機能付き多層体、及び再封機能付き包装体
10日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物、および電磁波吸収体
10日前
三菱ケミカル株式会社
触媒成形体及びその製造方法、並びに該触媒成形体を用いたアルコールの製造方法
10日前
三菱ケミカル株式会社
ブロックドウレタン、樹脂組成物、硬化物及び接着剤、並びにブロックドウレタンの製造方法
2日前
三菱ケミカル株式会社
薬剤含有ハイドロゲルの製造方法、眼科用医療器具の製造方法及びコンタクトレンズの製造方法
3日前
三菱ケミカル株式会社
インクジェット印刷用基材、アクリル樹脂積層体、キーホルダー、ストラップ、及びアクリルスタンド
2日前
国立大学法人東京農工大学
活性エネルギー線硬化性コーティング剤用組成物、抗菌性組成物、抗菌性硬化物
2日前
三菱ケミカル株式会社
着色樹脂組成物、カラーフィルタ、画像表示装置、及び着色剤分散液
2日前
三菱ケミカル株式会社
ブロックドウレタン、ブロックドウレタン組成物、樹脂組成物、硬化物及び接着剤、並びにブロックドウレタン及びブロックドウレタン組成物の製造方法
2日前
三菱ケミカル株式会社
環状ジエン含有組成物、アルデヒドの製造方法、アルコールの製造方法、及び環状ジエン含有組成物の製造方法
2日前
三菱ケミカル株式会社
シリカ粒子の製造方法、シリカゾルの製造方法、研磨方法、半導体ウェハの製造方法及び半導体デバイスの製造方法
10日前
続きを見る