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公開番号2025135456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033317
出願日2024-03-05
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B29C 45/76 20060101AFI20250910BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】最適化計算の計算量を抑えつつ、キャビティ単位での品質を考慮して製造条件を最適化する。
【解決手段】情報処理装置(2)は、複数の樹脂成形品を同時に成形するための複数のキャビティのうちの一部で成形された樹脂成形品の品質を、複数の樹脂成形品の製造条件から予測する品質予測部(202)と、品質予測部の予測結果に基づいて複数の樹脂成形品の製造条件を最適化する最適化計算部(203)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の樹脂成形品を同時に成形するための複数のキャビティのうちの一部で成形された前記樹脂成形品の品質を、前記複数の樹脂成形品の製造条件から予測する品質予測部と、
前記品質予測部の予測結果に基づいて前記複数の樹脂成形品の製造条件を最適化する最適化計算部と、を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記複数のキャビティのそれぞれで成形された樹脂成形品の品質の評価結果に基づき、前記品質予測部による品質予測の対象とするキャビティを決定する対象決定部を備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記樹脂成形品は、生分解性樹脂を含む成形品である、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記生分解性樹脂は、ポリヒドロキシアルカノエート系樹脂である、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
1または複数の情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
複数の樹脂成形品を同時に成形するための複数のキャビティのうちの一部で成形された前記樹脂成形品の品質を、前記複数の樹脂成形品の製造条件から予測する品質予測ステップと、
前記品質予測ステップの予測結果に基づいて前記複数の樹脂成形品の製造条件を最適化する最適化計算ステップと、を含む、
情報処理方法。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための情報処理プログラムであって、前記品質予測部および前記最適化計算部としてコンピュータを機能させるための情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一回の射出で多数個の射出成形品を製造する、いわゆる多数個取りと呼ばれる製造方法が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載された発明は、各キャビティにおける樹脂の充填が同時に完了するように制御することにより、成形不良のない射出成形品を安定して生産する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-155184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
樹脂の特性上、一定の製造条件で製造したとしても、不良品が発生する場合がある。この点を解決する方法として、樹脂成形品の製造条件から、その製造条件で製造された樹脂成形品の品質を予測する品質予測モデルを活用して、逆解析により所望する品質が得られる製造条件を算出する方法が考えられる。しかしながら、多数個取りの射出成形において、キャビティ毎に品質予測モデルを用意して最適化しようとすると、最適化計算の計算量が増大し、また、計算結果が収束しにくい、といった問題や、パレート解の中から相反しない解を選択することが難しい、といった問題がある。その一方で、全てのキャビティを平均化した品質予測モデルではキャビティごとの差異が最適化に反映されないため、所望の品質を得ることは難しい。
【0005】
本発明の一態様は、最適化計算の計算量を抑えつつ、キャビティ単位での品質を考慮して製造条件を最適化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、複数の樹脂成形品を同時に成形するための複数のキャビティのうちの一部で成形された前記樹脂成形品の品質を、前記複数の樹脂成形品の製造条件から予測する品質予測部と、前記品質予測部の予測結果に基づいて前記複数の樹脂成形品の製造条件を最適化する最適化計算部と、を備える。
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理方法は、複数の樹脂成形品を同時に成形するための複数のキャビティのうちの一部で成形された前記樹脂成形品の品質を、前記複数の樹脂成形品の製造条件から予測する品質予測ステップと、前記品質予測ステップの予測結果に基づいて前記複数の樹脂成形品の製造条件を最適化する最適化計算ステップと、を含む。
【0008】
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記情報処理装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、最適化計算の計算量を抑えつつ、キャビティ単位での品質を考慮して製造条件を最適化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態1に係る情報処理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施形態1に係る情報処理システムの概要を示す図である。
射出成形における製造条件の例を説明する図である。
本発明の実施形態1に係る、樹脂成形品の製造条件の最適化方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態2に係る情報処理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施形態2に係る、樹脂成形品の製造条件の最適化方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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