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公開番号
2025133571
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031601
出願日
2024-03-01
発明の名称
シートシステム
出願人
テイ・エス テック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60N
2/90 20180101AFI20250904BHJP(車両一般)
要約
【課題】シート本体を用いて容易に荷物を遮蔽することができるシートシステムを提供する。
【解決手段】乗り物用シートS1用のシートシステムSは、シート本体10と、シート本体10を駆動させる駆動装置と、駆動装置を制御する制御装置50と、シート本体10の後方に載置される荷物Bの荷物情報を検出する荷物検出センサ60と、を有する。シート本体10は、シートバック1と、シートクッション2と、を有する。駆動装置は、シート本体10を、乗員が着座可能な通常状態と、シートバック1が荷物Bを上方から覆う荷物遮蔽状態と、に切り替え可能である。制御装置50は、荷物検出センサ60が取得した荷物情報に基づいて、シートバック1を荷物Bに近づけるように移動させて、シート本体10を通常状態から荷物遮蔽状態に切り替えるように駆動装置を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
乗り物用シート用のシートシステムであって、
シート本体と、
前記シート本体の一部又は全部を駆動させる駆動装置と、
前記駆動装置を制御する制御装置と、
前記シート本体の後方に載置される荷物の荷物情報を検出する荷物検出センサと、を有し、
前記シート本体は、乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部を支持するシートクッションと、を有し、
前記駆動装置は、前記シート本体を、前記乗員が着座可能な通常状態と、前記シートバックが前記荷物を上方から覆う荷物遮蔽状態と、に切り替え可能であり、
前記制御装置は、前記荷物検出センサが取得した前記荷物情報に基づいて、前記シートバックを前記荷物に近づけるように移動させて、前記シート本体を前記荷物遮蔽状態に切り替えるように前記駆動装置を制御することを特徴とするシートシステム。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記駆動装置は、前記シートバックを前記シートクッションに対して前後方向に傾動させるリクライニング装置と、前記シート本体を乗り物のフロアに対して上下方向に昇降させるハイト装置と、を有し、
前記荷物検出センサは、前記荷物の高さ情報を検出し、
前記制御装置は、前記荷物検出センサが取得した前記高さ情報に基づいて、前記シートバックの背面が前記荷物と上下方向で対向するように前記リクライニング装置及び前記ハイト装置を制御することを特徴とする請求項1に記載のシートシステム。
【請求項3】
前記制御装置は、
乗り物用ドアがロックされたことを検出するロック検出部を有し、
前記乗り物用ドアがロックされたことを前記ロック検出部が検出したとき、前記シート本体を前記通常状態から前記荷物遮蔽状態に切り替えるように前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のシートシステム。
【請求項4】
前記リクライニング装置は、前記シート本体を、前記通常状態と、前記シートバックが前記シートクッションに対して後傾して前記シートバックの着座面が前記シートクッションの着座面に対して平行となる前記荷物遮蔽状態と、に切り替え可能であることを特徴とする請求項2に記載のシートシステム。
【請求項5】
前記シートクッションの前端部に設けられ、前記シート本体の前方にある障害物と前記シート本体との距離情報を検出する障害物センサを有し、
前記駆動装置は、前記シート本体を乗り物のフロアに対して前後方向にスライドさせるスライド装置を有し、
前記スライド装置は、前記シートクッションを、通常位置と、前記通常位置よりも前方にある前方位置と、に切り替え可能であり、
前記制御装置は、前記障害物センサが取得した前記距離情報が所定の閾値以上である場合に、前記シートクッションを前記通常位置から前記前方位置に切り替えるように前記スライド装置を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のシートシステム。
【請求項6】
前記シートバックの背面に設けられ、前記シートバックと前記荷物の離間距離情報を検出する近接センサを有し、
前記制御装置は、前記近接センサが取得した前記離間距離情報に基づいて、前記シートバックを前記荷物に近づけるように前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項2に記載のシートシステム。
【請求項7】
前記シートバックの背面に設けられ、前記シートバックが前記荷物に当接したことを検出する当接センサを有し、
前記制御装置は、前記シートバックが前記荷物に当接したことを前記当接センサが検出するまで、前記シートバックを前記荷物に近づけるように前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項6に記載のシートシステム。
【請求項8】
前記シート本体は、前記乗員の腕部を支持するアームレストを有し、
前記駆動装置は、前記アームレストを前記シートバック又は前記シートクッションに対して前後方向に回動させる回動装置を有し、
前記回動装置は、前記アームレストを、前記腕部を支持する使用位置と、前記荷物のシート幅方向における側方に展開される展開位置と、に切り替え可能であり、
前記荷物検出センサは、シート幅方向における前記荷物の幅情報を検出し、
前記制御装置は、前記荷物検出センサが取得した前記幅情報に基づいて、前記アームレストを前記使用位置から前記展開位置に切り替えるように前記回動装置を制御することを特徴とする請求項2に記載のシートシステム。
【請求項9】
前記アームレストは、内部にエアセルを有し、
前記駆動装置は、前記エアセルに流体を供給して前記エアセルを膨張させる流体供給装置を有し、
前記流体供給装置は、前記アームレストを、前記展開位置と、前記エアセルが膨張して前記荷物のシート幅方向における側部を支持する支持位置と、に切り替え可能であり、
前記制御装置は、前記荷物検出センサが取得した前記幅情報に基づいて、前記展開位置から前記支持位置に切り替えるように前記流体供給装置を制御することを特徴とする請求項8に記載のシートシステム。
【請求項10】
前記駆動装置は、前記シートバックの下方部分に対して前記シートバックの上方部分を屈曲させる中折れ装置を有し、
前記中折れ装置は、前記シートバックを、前記上方部分及び前記下方部分で着座面を形成する着座位置と、前記上方部分が前記下方部分に対して後方に屈曲される屈曲位置と、に切り替え可能であり、
前記制御装置は、前記荷物検出センサが取得した前記荷物情報に基づいて、前記上方部分を前記着座位置から前記屈曲位置に切り替えるように前記中折れ装置を制御することを特徴とする請求項2に記載のシートシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートシステムに係り、特に、乗り物用シート用のシートシステムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シートシステムとして、乗り物用シートの後方に荷物を積み込むために、シート本体を移動させるシート移動処理を実行可能なものが知られている。
例えば、特許文献1に記載のシートシステムでは、乗員が持つ荷物の大きさを認識し、シート本体を前方に収納して荷室スペースを大きくすることが開示されている。
また、特許文献2に記載のシートシステムでは、荷室スペースに荷物を積み込む際に、荷物から離間させるようにシート本体を前方へ移動させることが開示されている。
【0003】
一方、乗り物用シートにおいて、シートクッションに置かれた荷物を覆うカバーが知られている。
例えば、特許文献3には、シートクッションに置かれた荷物を覆う移動制限部材を、シートクッションの前端部から引き出してシートバックに引っ掛けることで、シートクッションに置かれた荷物を覆ったり、移動制限したりすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-147749号公報
特開2010-111178号公報
特開2023-090391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、特許文献1や特許文献2のようなシートシステムでは、荷物に接触しないようにシート本体を前方へ移動する制御を行っていた。しかしながら、シート本体を用いて荷物を乗り物の外から遮蔽することは想定されていなかった。
また、特許文献3のような移動制限部材を用いて荷物を遮蔽したり保持したりする場合には、移動制限部材を引き出してシート本体に係止させる必要があった。そのため、荷物の遮蔽や保持に手間がかかっていた。
【0006】
本発明の目的は、シート本体を用いて容易に荷物を遮蔽することができるシートシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明のシートシステムによれば、乗り物用シート用のシートシステムであって、シート本体と、前記シート本体の一部又は全部を駆動させる駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置と、前記シート本体の後方に載置される荷物の荷物情報を検出する荷物検出センサと、を有し、前記シート本体は、乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部を支持するシートクッションと、を有し、前記駆動装置は、前記シート本体を、前記乗員が着座可能な通常状態と、前記シートバックが前記荷物を上方から覆う荷物遮蔽状態と、に切り替え可能であり、前記制御装置は、前記荷物検出センサが取得した前記荷物情報に基づいて、前記シートバックを前記荷物に近づけるように移動させて、前記シート本体を前記荷物遮蔽状態に切り替えるように前記駆動装置を制御することにより解決される。
上記構成により、荷物検出センサが取得した荷物情報に基づいて、シートバックが荷物に近づくように後方へ移動して荷物を上方から覆うため、シート本体によって自動的に荷物を遮蔽することができる。したがって、シート本体を用いて容易に荷物を遮蔽することができる。
【0008】
このとき、前記駆動装置は、前記シートバックを前記シートクッションに対して前後方向に傾動させるリクライニング装置と、前記シート本体を乗り物のフロアに対して上下方向に昇降させるハイト装置と、を有し、前記荷物検出センサは、前記荷物の高さ情報を検出し、前記制御装置は、前記荷物検出センサが取得した前記高さ情報に基づいて、前記シートバックの背面が前記荷物と上下方向で対向するように前記リクライニング装置及び前記ハイト装置を制御するとよい。
上記構成により、荷物の高さに応じてリクライニング装置及びハイト装置を動作させて、シートバックによって荷物を上方から覆うため、乗り物の外から荷物を見えにくくすることができる。
【0009】
このとき、前記制御装置は、乗り物用ドアがロックされたことを検出するロック検出部を有し、前記乗り物用ドアがロックされたことを前記ロック検出部が検出したとき、前記シート本体を前記通常状態から前記荷物遮蔽状態に切り替えるように前記駆動装置を制御するとよい。
上記構成により、乗り物用ドアがロックされたときにシート本体を移動させるため、降車してドアロックしたタイミングで自動的に荷物を遮蔽することができ、利便性を向上できる。
【0010】
このとき、前記リクライニング装置は、前記シート本体を、前記通常状態と、前記シートバックが前記シートクッションに対して後傾して前記シートバックの着座面が前記シートクッションの着座面に対して平行となる前記荷物遮蔽状態と、に切り替え可能であるとよい。
上記構成により、シートバックの着座面がシートクッションの着座面に対して平行となるフルフラット状態で荷物を遮蔽するため、より一層荷物を見えにくくすることができる。また、フルフラット状態であるため、シートバックの着座面にも荷物を載置することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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