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公開番号
2025133507
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031502
出願日
2024-03-01
発明の名称
画像読取装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250904BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】搬送される媒体の姿勢を適切化する。
【解決手段】送りローラー11と分離ローラー12とを有する給送部10と、給送部10よりも搬送方向下流に配置される第1搬送ローラー対20と、第1搬送ローラー対20よりも搬送方向下流に配置される第2搬送ローラー対30と、第2搬送ローラー対30よりも搬送方向下流に配置される読取部4と、を備え、給送部10は媒体Mの幅L1よりも狭いニップ幅L2で媒体Mをニップしつつ搬送し、第1搬送ローラー対20は給送部10のニップ幅L1よりも広いニップ幅L2で媒体Mをニップしつつ搬送し、第2搬送ローラー対30は複数のローラー対により第1搬送ローラー対20のニップ幅L2よりも広いニップ幅L3で媒体Mを搬送する画像読取装置1。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
送りローラーと、前記送りローラーとともに媒体をニップして前記媒体の分離を行う分離ローラーと、を有し、搬送経路に沿って前記媒体を搬送方向に搬送する給送部と、
前記給送部よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送する第1搬送ローラー対と、
前記第1搬送ローラー対よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体を前記搬送方向に搬送する第2搬送ローラー対と、
前記第2搬送ローラー対よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体の画像を読み取る読取部と、
を備え、
前記給送部は、前記搬送方向と交差する幅方向において前記媒体の幅よりも狭いニップ幅で前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送し、
前記第1搬送ローラー対は、前記幅方向において前記給送部のニップ幅よりも広いニップ幅で前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送し、
前記第2搬送ローラー対は、複数のローラー対により前記幅方向において前記第1搬送ローラー対のニップ幅よりも広いニップ幅で前記媒体を前記搬送方向に搬送することを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された画像読取装置において、
前記給送部におけるニップ位置と前記第1搬送ローラー対におけるニップ位置とが水平方向に配置され、
前記第1搬送ローラー対は、上側ローラーと下側ローラーとが上下方向に対向配置され、前記上側ローラーの回転軸が前記下側ローラーの回転軸よりも前記搬送方向下流に配置されることを特徴とする画像読取装置。
【請求項3】
請求項2に記載された画像読取装置において、
前記第1搬送ローラー対は、前記幅方向から見て前記上側ローラーの回転軸と前記下側ローラーの回転軸とを結ぶ線が前記下側ローラーの回転軸から鉛直上方向に向かう線に対して3°以上12°以下の角度をなすよう構成されていることを特徴とする画像読取装置。
【請求項4】
請求項1に記載された画像読取装置において、
前記給送部におけるニップ位置は、前記第1搬送ローラー対におけるニップ位置よりも高い位置に配置されることを特徴とする画像読取装置。
【請求項5】
請求項4に記載された画像読取装置において、
前記給送部におけるニップ位置と前記第1搬送ローラー対におけるニップ位置とを結ぶ線が水平線に対して2°以上15°未満の角度をなすよう構成されていることを特徴とする画像読取装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載された画像読取装置において、
前記第2搬送ローラー対のニップ幅は、前記幅方向における前記媒体の幅よりも広いことを特徴とする画像読取装置。
【請求項7】
請求項6に記載された画像読取装置において、
前記第2搬送ローラー対は、少なくとも前記幅方向における前記媒体の中央部と両端部とをニップすることを特徴とする画像読取装置。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか1項に記載された画像読取装置において、
前記読取部は、
前記媒体の第1面の画像を読み取る第1読取部と、
前記第1読取部と対向して配置され、前記第1面とは反対側の前記媒体の第2面の画像を読み取る第2読取部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、様々な画像読取装置が使用されている。このうち、搬送される媒体の画像を読み取る画像読取装置がある。例えば、特許文献1には、媒体の搬送経路の途中で読取部に向けて媒体を上方に屈曲させて搬送する給送装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-120742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示される給送装置においては、給送部において搬送方向から見てV字状に変形した媒体は、上方に屈曲した搬送経路を倣って搬送されるため、媒体の変形は補正される。このように、給送部において搬送方向から見てV字状に媒体を変形させ、その後、搬送方向と交差する幅方向から見て屈曲させることでV字状だった媒体を平らにして読取部の対向領域で平らにすることを行う場合がある。しかしながら、特許文献1で開示される給送装置のような搬送される媒体の画像を読み取る従来の画像読取装置においては、このような構成であったとしても、搬送される媒体の姿勢を適切化することが困難である。例えば、V字状に変形した媒体を屈曲させすぎる構成では、厚紙などコシの強い媒体を適切に搬送できない場合がある。また、V字状に変形した媒体を読取部の対向領域で平らにしきれず読み取り精度が低下する場合などがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の画像読取装置は、送りローラーと、前記送りローラーとともに媒体をニップして前記媒体の分離を行う分離ローラーと、を有し、搬送経路に沿って前記媒体を搬送方向に搬送する給送部と、前記給送部よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送する第1搬送ローラー対と、前記第1搬送ローラー対よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体を前記搬送方向に搬送する第2搬送ローラー対と、前記第2搬送ローラー対よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体の画像を読み取る読取部と、を備え、前記給送部は、前記搬送方向と交差する幅方向において前記媒体の幅よりも狭いニップ幅で前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送し、前記第1搬送ローラー対は、前記幅方向において前記給送部のニップ幅よりも広いニップ幅で前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送し、前記第2搬送ローラー対は、複数のローラー対により前記幅方向において前記第1搬送ローラー対のニップ幅よりも広いニップ幅で前記媒体を前記搬送方向に搬送することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施例1の画像読取装置の側面図。
図1の画像読取装置の一部分の拡大図であって、給送部、第1搬送ローラー対及び第2搬送ローラー対周辺の側面図。
図1の画像読取装置のベースユニットの斜視図。
図1の画像読取装置の開閉ユニットの斜視図。
本発明の実施例2の画像読取装置の概略側面図。
図5の画像読取装置の給送部、第1搬送ローラー対及び第2搬送ローラー対周辺の概略側面図。
図5の画像読取装置の第2搬送ローラー対周辺の背面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の画像読取装置は、送りローラーと、前記送りローラーとともに媒体をニップして前記媒体の分離を行う分離ローラーと、を有し、搬送経路に沿って前記媒体を搬送方向に搬送する給送部と、前記給送部よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送する第1搬送ローラー対と、前記第1搬送ローラー対よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体を前記搬送方向に搬送する第2搬送ローラー対と、前記第2搬送ローラー対よりも前記搬送方向下流に配置され、前記媒体の画像を読み取る読取部と、を備え、前記給送部は、前記搬送方向と交差する幅方向において前記媒体の幅よりも狭いニップ幅で前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送し、前記第1搬送ローラー対は、前記幅方向において前記給送部のニップ幅よりも広いニップ幅で前記媒体をニップしつつ前記搬送方向に搬送し、前記第2搬送ローラー対は、複数のローラー対により前記幅方向において前記第1搬送ローラー対のニップ幅よりも広いニップ幅で前記媒体を前記搬送方向に搬送することを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、給送部が幅方向において媒体の幅よりも狭いニップ幅で媒体をニップしつつ搬送方向に搬送するので、媒体をV字状にした状態で給送でき、給送不良を抑制することができる。また、第1搬送ローラー対が給送部のニップ幅よりも広いニップ幅で媒体をニップしつつ搬送し、第2搬送ローラー対が複数のローラー対により第1搬送ローラー対のニップ幅よりも広いニップ幅で媒体を搬送する。このような構成とすることで、V字状の状態の媒体を読取部に至るまでに好適に平らにすることができる。したがって、搬送される媒体の姿勢を適切化することができる。
【0009】
本発明の第2の態様の画像読取装置は、第1の態様に従属する態様であって、前記給送部におけるニップ位置と前記第1搬送ローラー対におけるニップ位置とが水平方向に配置され、前記第1搬送ローラー対は、上側ローラーと下側ローラーとが上下方向に対向配置され、前記上側ローラーの回転軸が前記下側ローラーの回転軸よりも前記搬送方向下流に配置されることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、第1搬送ローラー対は上側ローラーの回転軸が下側ローラーの回転軸よりも搬送方向下流に配置される。このような構成とすることで、幅方向から見て媒体を好適な角度で屈曲させる構成とすることができ、V字状の状態の媒体を読取部に至るまでに好適に平らにすることができる。また、給送部におけるニップ位置と第1搬送ローラー対におけるニップ位置とが水平方向に配置される。給送部近傍において搬送経路が上方に向く構成だと高さ方向において装置の大型化を招きやすいが、このような構成とすることで、高さ方向における装置の大型化を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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