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公開番号2025132340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029822
出願日2024-02-29
発明の名称非水電解液の製造方法、非水電解液を製造する装置および精製器
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類H01M 10/0566 20100101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】脱溶媒和抵抗を低減できる非水電解液の製造方法、非水電解液を製造する装置および精製器を提供する。
【課題手段】非水電解液の製造方法は、ジルコニウム及びランタンの少なくとも一方を含む酸化物と非水電解液とを接触させる工程と、酸化物に接触した非水電解液と酸化物とを分離する工程と、を含む。非水電解液を製造する装置は、ジルコニウム及びランタンの少なくとも一方を含む酸化物が配置された精製器を備える。精製器は、ジルコニウム及びランタンの少なくとも一方を含む酸化物が配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
ジルコニウム及びランタンの少なくとも一方を含む酸化物と非水電解液とを接触させる工程と、
前記酸化物に接触した前記非水電解液と前記酸化物とを分離する工程と、を含む非水電解液の製造方法。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記酸化物は、リチウム、ジルコニウム及びランタンを含むガーネット型の結晶構造を有する固体電解質である請求項１記載の非水電解液の製造方法。
【請求項３】
前記固体電解質は、マグネシウム及びストロンチウムをさらに含む請求項２記載の非水電解液の製造方法。
【請求項４】
ジルコニウム及びランタンの少なくとも一方を含む酸化物が配置された精製器を備える非水電解液を製造する装置。
【請求項５】
前記精製器は、前記酸化物の粒子の間を前記非水電解液が通過する通液性を有する請求項４記載の装置。
【請求項６】
ジルコニウム及びランタンの少なくとも一方を含む酸化物が配置された非水電解液の精製器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は非水電解液の製造方法、非水電解液を製造する装置および精製器に関する。
続きを表示（約 890 文字）【背景技術】
【０００２】
電解質を非水溶媒に溶解した非水電解液は、溶媒分子に配位した状態で電荷担体（イオン）が存在する。特許文献１に開示された先行技術は、非水電解液を含む電気化学素子の入出力特性の向上のため、非水電解液が、溶媒和イオン液体、低粘度有機溶媒および負極界面安定化剤を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１４５０５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
非水電解液は、溶媒分子に配位した電荷担体が電極の界面で脱溶媒和して電極を移動するため、電気化学素子の入出力特性に影響を与える脱溶媒和抵抗を低減する技術が求められている。
【０００５】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、脱溶媒和抵抗を低減できる非水電解液の製造方法、非水電解液を製造する装置および非水電解液の精製器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この目的を達成するための第１の態様は非水電解液の製造方法であって、ジルコニウム及びランタンの少なくとも一方を含む酸化物と非水電解液とを接触させる工程と、酸化物に接触した非水電解液と酸化物とを分離する工程と、を含む。
【０００７】
第２の態様は、第１の態様において、酸化物は、リチウム、ジルコニウム及びランタンを含むガーネット型の結晶構造を有する固体電解質である。
【０００８】
第３の態様は、第２の態様において、固体電解質は、マグネシウム及びストロンチウムをさらに含む。
【０００９】
第４の態様は非水電解液を製造する装置であって、ジルコニウム及びランタンの少なくとも一方を含む酸化物が配置された精製器を備える。
【００１０】
第５の態様は、第４の態様において、精製器は、酸化物の粒子の間を非水電解液が通過する通液性を有する。
（【００１１】以降は省略されています）

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