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公開番号
2025127118
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023650
出願日
2024-02-20
発明の名称
スパークプラグ
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
H01T
13/20 20060101AFI20250825BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】溶融部が露出するまでの時間を長くできるスパークプラグを提供する。
【解決手段】スパークプラグは、チップの放電面の重心および軸線を含む電極の断面において、放電面の軸線に直交する方向の長さをDとし、軸線がチップの境界で切り取られてできる線分の長さL1、軸線との間の距離がD/4であって軸線に平行な第1の直線がチップの境界で切り取られてできる線分の長さL2、軸線との間の距離が3D/8であって軸線に平行な第2の直線がチップの境界によって切り取られてできる線分の長さL3が、L1<L2<L3の関係を満たす。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
母材と、溶融部を介して前記母材に接合されるチップと、を含む第1電極と、
前記チップの放電面と軸線の方向に対向する第2電極と、を備えるスパークプラグであって、
前記放電面の重心および前記軸線を含む前記第1電極の断面において、
前記放電面の前記軸線に直交する方向の長さをDとし、
前記軸線との間の距離がD/4であって前記軸線に平行な第1の直線と、
前記軸線との間の距離が3D/8であって前記軸線に平行な第2の直線と、
前記放電面の前記重心に対し前記母材の反対側に位置し前記軸線に直交する第3の直線と、をひき、
前記放電面ではない方の前記チップの境界と前記第3の直線とによって前記軸線が切り取られてできる線分の長さをL1とし、
前記放電面ではない方の前記チップの境界と前記第3の直線とによって前記第1の直線が切り取られてできる線分の長さをL2とし、
前記放電面ではない方の前記チップの境界と前記第3の直線とによって前記第2の直線が切り取られてできる線分の長さをL3としたときに、
前記軸線を境にして隣接する前記断面の2つの領域のうち少なくとも一方の領域においてL1<L2<L3の関係を満たすスパークプラグ。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記断面において前記溶融部は前記2つの領域に亘って前記チップの端から端まで連続している請求項1記載のスパークプラグ。
【請求項3】
前記断面において、
前記溶融部と前記母材との境界と前記第3の直線とによって前記軸線が切り取られてできる線分の長さをL4とし、
前記溶融部と前記母材との境界と前記第3の直線とによって前記第2の直線が切り取られてできる線分の長さをL5としたときに、
少なくとも一方の前記領域においてL4<L5の関係を満たす請求項2記載のスパークプラグ。
【請求項4】
前記2つの領域においてL4<L5の前記関係を満たす請求項3記載のスパークプラグ。
【請求項5】
前記L3から前記L1を減じた長さは0.05mm以上である請求項1から4のいずれかに記載のスパークプラグ。
【請求項6】
前記L3から前記L1を減じた長さは0.08mm以上である請求項1から4のいずれかに記載のスパークプラグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はチップを含む電極を有するスパークプラグに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
溶融部を介して母材に接合されるチップを含む電極は、チップの放電面の縁に電界が集中しやすく、チップの縁の部分に放電が生じやすいため、チップの縁の部分が放電によって消耗しやすい。特許文献1に開示された先行技術では、チップの消耗が進行するとチップの縁に近い溶融部が露出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-119818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
放電によって溶融部が消耗する速度はチップが消耗する速度よりも速いため、スパークプラグの交換頻度を少なくするために、溶融部が露出するまでの時間を長くする技術が求められている。
【0005】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、溶融部が露出するまでの時間を長くできるスパークプラグの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための本発明の第1の態様は、母材と、溶融部を介して母材に接合されるチップと、を含む第1電極と、チップの放電面と軸線の方向に対向する第2電極と、を備え、放電面の重心および軸線を含む第1電極の断面において、放電面の軸線に直交する方向の長さをDとし、軸線との間の距離がD/4であって軸線に平行な第1の直線と、軸線との間の距離が3D/8であって軸線に平行な第2の直線と、放電面の重心に対し母材の反対側に位置し軸線に直交する第3の直線と、をひき、放電面ではない方のチップの境界と第3の直線とによって軸線が切り取られてできる線分の長さをL1とし、放電面ではない方のチップの境界と第3の直線とによって第1の直線が切り取られてできる線分の長さをL2とし、放電面ではない方のチップの境界と第3の直線とによって第2の直線が切り取られてできる線分の長さをL3としたときに、軸線を境にして隣接する断面の2つの領域のうち少なくとも一方の領域においてL1<L2<L3の関係を満たす。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、断面において溶融部は2つの領域に亘ってチップの端から端まで連続している。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、断面において、溶融部と母材との境界と第3の直線とによって軸線が切り取られてできる線分の長さをL4とし、溶融部と母材との境界と第3の直線とによって第2の直線が切り取られてできる線分の長さをL5としたときに、少なくとも一方の領域においてL4<L5の関係を満たす。
【0009】
第4の態様は、第3の態様において、2つの領域においてL4<L5の関係を満たす。
【0010】
第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、L3からL1を減じた長さは0.05mm以上である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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