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公開番号
2025136405
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034963
出願日
2024-03-07
発明の名称
セラミックス焼結体、ベアリングボール、および、切削工具
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C04B
35/119 20060101AFI20250911BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】 セラミックス焼結体において、強度を向上させる技術を提供する。
【解決手段】 セラミックス焼結体は、気孔を有するアルミナ結晶粒子と、ジルコニア結晶粒子とを含んでおり、セラミックス焼結体の断面において、アルミナ結晶粒子が有する気孔の合計面積は、断面に含まれる気孔の合計面積の95%以上である。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
セラミックス焼結体であって、
気孔を有するアルミナ結晶粒子と、ジルコニア結晶粒子とを含んでおり、
前記セラミックス焼結体の断面において、前記アルミナ結晶粒子が有する気孔の合計面積は、前記断面に含まれる気孔の合計面積の95%以上であることを特徴とする、
セラミックス焼結体。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のセラミックス焼結体であって、
前記断面に含まれる気孔の円相当径は、0.3μm以下であることを特徴とする、
セラミックス焼結体。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のセラミックス焼結体であって、
前記セラミックス焼結体は、60重量%以上93重量%以下のアルミナと、7重量%以上40重量%以下のジルコニアと、を含むことを特徴とする、
セラミックス焼結体。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のセラミックス焼結体であって、
前記ジルコニア結晶粒子の結晶相は、正方晶と立方晶のうちの少なくとも一方であることを特徴とする、
セラミックス焼結体。
【請求項5】
ベアリングボールであって、
請求項1または請求項2に記載のセラミックス焼結体により形成されていることを特徴とする、
ベアリングボール。
【請求項6】
切削工具であって、
請求項1または請求項2に記載のセラミックス焼結体により形成されていることを特徴とする、
切削工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セラミックス焼結体、ベアリングボール、および、切削工具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、アルミナを基とするセラミックス焼結体が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-132577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような先行技術によっても、セラミックス焼結体において、強度を向上させる技術については、なお、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、セラミックス焼結体において、強度を向上させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本発明の一形態によれば、セラミックス焼結体が提供される。このセラミックス焼結体は、気孔を有するアルミナ結晶粒子と、ジルコニア結晶粒子とを含んでおり、前記セラミックス焼結体の断面において、前記アルミナ結晶粒子が有する気孔の合計面積は、前記断面に含まれる気孔の合計面積の95%以上である。
【0008】
この構成によれば、気孔を有するアルミナ結晶粒子と、ジルコニア結晶粒子とを含んでいるセラミックス焼結体は、断面において、アルミナ結晶粒子が有する気孔の合計面積が、断面に含まれる気孔の合計面積の95%以上を占めている。すなわち、アルミナ結晶粒子の内部に比較的多くの気孔が存在している。これにより、セラミックス焼結体に外力が作用するとき、結晶粒界に気孔が存在する場合に比べ、亀裂進展が進行しにくい。したがって、セラミックス焼結体の強度を向上させることができる。
【0009】
(2)上記形態のセラミックス焼結体において、前記断面に含まれる気孔の円相当径は、0.3μm以下であってもよい。この構成によれば、セラミックス焼結体の断面に含まれる気孔の円相当径は、0.3μm以下となっている。これにより、セラミックス焼結体に外力が作用するとき、応力集中が起きにくくなるため、セラミックス焼結体の強度をさらに向上させることができる。
【0010】
(3)上記形態のセラミックス焼結体において、前記セラミックス焼結体は、60重量%以上93重量%以下のアルミナと、7重量%以上40重量%以下のジルコニアと、を含んでもよい。この構成によれば、セラミックス焼結体は、60重量%以上93重量%以下のアルミナと、7重量%以上40重量%以下のジルコニアとを含んでいる。これにより、セラミックス焼結体の強度をさらに向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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