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公開番号
2025126674
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024023027
出願日
2024-02-19
発明の名称
回収装置
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
B01D
53/38 20060101AFI20250822BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】吸着操作開始時の吸着塔の圧力を高くできる回収装置を提供する。
【解決手段】回収装置は、燃焼装置の排ガスが流れるダクトに配置された第1の送風機と、吸着剤が収容され第1の送風機によって排ガスが供給される吸着塔と、吸着塔を減圧する真空ポンプと、吸着塔に第1の送風機が排ガスを供給し対象ガスを吸着剤が吸着する第1の状態と、吸着塔を真空ポンプによって減圧し対象ガスを吸着剤が脱離する第2の状態と、を切り替える切替装置と、を備え、第2の状態から第1の状態へ変わる前に、吸着塔に大気を導入して第3の状態とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
燃焼装置の排ガスが流れるダクトに配置された第1の送風機と、
吸着剤が収容され前記第1の送風機によって前記排ガスが供給される吸着塔と、
前記吸着塔を減圧する真空ポンプと、
前記吸着塔に前記第1の送風機が前記排ガスを供給し対象ガスを前記吸着剤が吸着する第1の状態と、前記吸着塔を前記真空ポンプによって減圧し前記対象ガスを前記吸着剤が脱離する第2の状態と、を切り替える切替装置と、を備える回収装置であって、
前記切替装置は、前記第2の状態から前記第1の状態へ変わる前に、前記吸着塔に大気を導入して第3の状態とする回収装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記第3の状態では、大気が導入された前記吸着塔の圧力を50kPa以上にする請求項1記載の回収装置。
【請求項3】
前記第3の状態では、大気が導入された前記吸着塔の圧力を大気圧以上にする請求項1記載の回収装置。
【請求項4】
水を取り除く除湿部を備え、
前記大気は、前記除湿部を通って、前記吸着塔に収容された前記吸着剤に達する請求項1記載の回収装置。
【請求項5】
前記除湿部は、前記吸着塔の内部に設けられており、水を吸着する除湿剤を含む請求項4記載の回収装置。
【請求項6】
前記吸着塔に前記気体を供給する第2の送風機を備える請求項1から5のいずれかに記載の回収装置。
【請求項7】
前記第1の送風機の吸い込み側と吐出側とを迂回するバイパス管と、
前記バイパス管に配置された第1の調節弁と、
前記第1の送風機の吸い込み側に配置された第1の圧力計と、を備え、
前記切替装置は、前記第1の圧力計が検知する圧力に基づいて前記第1の調節弁の開度を調節する請求項1から5のいずれかに記載の回収装置。
【請求項8】
前記第1の送風機の吸い込み側に配置された第2の圧力計と、
前記第1の送風機の吐出側に配置された第2の調節弁と、を備え、
前記切替装置は、前記第2の圧力計が検知する圧力に基づいて前記第2の調節弁の開度を調節する請求項1から5のいずれかに記載の回収装置。
【請求項9】
前記第1の送風機の吸い込み側に配置された第3の圧力計を備え、
前記切替装置は、前記第3の圧力計が検知する圧力に基づいて前記第1の送風機の回転数を調節する請求項1から5のいずれかに記載の回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は燃焼装置の排ガスから特定のガスを回収する回収装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
燃焼装置の排ガスから特定のガスを回収する技術として、吸着剤が収容された吸着塔に送風機を使って排ガスを導入し、ガスを吸着させて分離する吸着操作と、真空ポンプで吸着塔を減圧して、吸着したガスを脱離させる脱離操作と、を繰り返すものがある。脱離操作では吸着塔の圧力が大気圧よりも低い負圧の状態になるため、脱離操作から吸着操作に切り替わった直後の吸着塔が負圧の状態になる。燃焼装置のダクトに送風機が配置されている場合、送風機を介して燃焼装置と吸着塔とがつながるため、燃焼装置の内部の圧力が低下して火が消えるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-12978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吸着塔の圧力差を小さくする均圧操作を脱離操作と吸着操作との間に設ける先行技術が特許文献1に開示されているが、負圧の状態からの圧力の上昇は不十分である。
【0005】
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、吸着操作開始時の吸着塔の圧力を十分に上昇できる回収装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための第1の態様は、燃焼装置の排ガスが流れるダクトに配置された第1の送風機と、吸着剤が収容され第1の送風機によって排ガスが供給される吸着塔と、吸着塔を減圧する真空ポンプと、吸着塔に第1の送風機が排ガスを供給し対象ガスを吸着剤が吸着する第1の状態と、吸着塔を真空ポンプによって減圧し対象ガスを吸着剤が脱離する第2の状態と、を切り替える切替装置と、を備え、切替装置は、第2の状態から第1の状態へ変わる前に、吸着塔に大気を導入して第3の状態とする。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、第3の状態では、大気が導入された吸着塔の圧力を50kPa以上にする。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、大気が導入された吸着塔の圧力を大気圧以上にする。
【0009】
第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、水を取り除く除湿部を備え、大気は、除湿部を通って、吸着塔に収容された吸着剤に達する。
【0010】
第5の態様は、第4の態様において、除湿部は吸着塔の内部に設けられており、水を吸着する除湿剤を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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