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公開番号2025130221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027242
出願日2024-02-27
発明の名称画像処理方法、画像処理装置、印刷システムおよび画像処理プログラム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250901BHJP(電気通信技術)
要約【課題】印刷方式の違いによる印刷媒体の質感の違いをレンダリング画像により良く反映できる技術を提供する。
【解決手段】画像処理方法は、(a)印刷画像データを取得する工程と、(b)印刷媒体上に印刷画像を形成する方法である印刷方式を取得する工程と、(c)印刷画像の形成に用いられる印刷記録材の量である印刷記録材量に従って、印刷記録材の存在による印刷媒体表面の質感を表す第1質感パラメーターを設定する工程と、(d)印刷媒体自体の質感を表す第2質感パラメーターを設定する工程と、(e)印刷方式に従って、印刷方式に依存する印刷媒体の質感を表す第3質感パラメーターを設定する工程と、(f)印刷画像データと、第1質感パラメーターと、第2質感パラメーターと、第3質感パラメーターとを用いたレンダリング処理により、印刷画像が形成された印刷媒体のレンダリング画像を生成する工程と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像処理方法であって、
(a)印刷媒体上に形成される印刷画像の画素値を含む印刷画像データを取得する工程と、
(b)前記印刷媒体上に前記印刷画像を形成する方法である印刷方式を取得する工程と、
(c)前記印刷画像の形成に用いられる印刷記録材の量である印刷記録材量に従って、前記印刷記録材の存在による前記印刷媒体表面の質感を表す第1質感パラメーターを設定する工程と、
(d)前記印刷媒体自体の質感を表す第2質感パラメーターを設定する工程と、
(e)前記印刷方式に従って、前記印刷方式に依存する前記印刷媒体の質感を表す第3質感パラメーターを設定する工程と、
(f)前記印刷画像データと、前記第1質感パラメーターと、前記第2質感パラメーターと、前記第3質感パラメーターとを用いたレンダリング処理により、前記印刷画像が形成された前記印刷媒体のレンダリング画像を生成する工程と、を備える、
画像処理方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像処理方法であって、
(g)前記印刷媒体に画像を形成する際に用いる前記印刷記録材量に影響を与える印刷条件を取得する工程と、
(h)前記印刷画像データと、前記印刷条件と、を用いて前記印刷記録材量を決定する工程と、をさらに備える、
画像処理方法。
【請求項3】
請求項1に記載の画像処理方法であって、
前記工程(c)において、前記第1質感パラメーターを、前記印刷画像を構成する画素毎に設定する、
画像処理方法。
【請求項4】
請求項1に記載の画像処理方法であって、
前記工程(e)において、前記印刷方式と前記第3質感パラメーターを対応付けたテーブルを用いて前記第3質感パラメーターを設定する、
画像処理方法。
【請求項5】
請求項1に記載の画像処理方法であって、
前記第3質感パラメーターは、前記印刷媒体の見え方を表す第4質感パラメーターと、前記印刷媒体の動き方を表す第5質感パラメーターとの少なくともいずれか一方を含む、
画像処理方法。
【請求項6】
請求項5に記載の画像処理方法であって、
前記第3質感パラメーターは、前記第4質感パラメーターを含み、
前記第4質感パラメーターは、前記第1質感パラメーターの補正値または前記第2質感パラメーターの補正値を含み、
(i)前記第4質感パラメーターを用いて前記第1質感パラメーターまたは前記第2質感パラメーターを補正する工程をさらに備える、
画像処理方法。
【請求項7】
請求項5に記載の画像処理方法であって、
前記第3質感パラメーターは、前記第5質感パラメーターを含み、
前記工程(f)において、前記第5質感パラメーターを用いて前記レンダリング画像を生成し、
前記レンダリング画像は、前記印刷媒体の動きを表す動画である、
画像処理方法。
【請求項8】
画像処理装置であって、
印刷媒体上に形成される印刷画像の画素値を含む印刷画像データを取得する画像データ取得部と、
前記印刷媒体上に前記印刷画像を形成する方法である印刷方式を取得する印刷方式取得部と、
前記印刷画像の形成に用いられる印刷記録材の量である印刷記録材量に従って、前記印刷記録材の存在による前記印刷媒体表面の質感を表す第1質感パラメーターを設定する第1質感設定部と、
前記印刷媒体自体の質感を表す第2質感パラメーターを設定する第2質感設定部と、
前記印刷方式に従って、前記印刷方式に依存する前記印刷媒体の質感を表す第3質感パラメーターを設定する第3質感設定部と、
前記印刷画像データと、前記第1質感パラメーターと、前記第2質感パラメーターと、前記第3質感パラメーターとを用いたレンダリング処理により、前記印刷画像が形成された前記印刷媒体のレンダリング画像を生成するレンダリング部と、を備える、
画像処理装置。
【請求項9】
印刷システムであって、
請求項8に記載の画像処理装置と、
前記画像処理装置が生成した前記レンダリング画像を表示する表示装置と、
前記印刷画像データを前記印刷媒体に印刷する印刷装置と、を備える、
印刷システム。
【請求項10】
画像処理プログラムであって、
(a)印刷媒体上に形成される印刷画像の画素値を含む印刷画像データを取得する機能と、
(b)前記印刷媒体上に前記印刷画像を形成する方法である印刷方式を取得する機能と、
(c)前記印刷画像の形成に用いられる印刷記録材の量である印刷記録材量に従って、前記印刷記録材の存在による前記印刷媒体表面の質感を表す第1質感パラメーターを設定する機能と、
(d)前記印刷媒体自体の質感を表す第2質感パラメーターを設定する機能と、
(e)前記印刷方式に従って、前記印刷方式に依存する前記印刷媒体の質感を表す第3質感パラメーターを設定する機能と、
(f)前記印刷画像データと、前記第1質感パラメーターと、前記第2質感パラメーターと、前記第3質感パラメーターとを用いたレンダリング処理により、前記印刷画像が形成された前記印刷媒体のレンダリング画像を生成する機能と、
をコンピューターに実現させる、画像処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理方法、画像処理装置、印刷システムおよび画像処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、対応関係データベースに記録されている、印刷物に形成された見本パターンの拡散反射画像と、見本パターンの差分画像と、見本パターンを形成する際に指定した、印刷物の表面の質感に影響を与える情報と、に基づいて、印刷物の3次元プレビュー画像を生成する画像処理装置が開示されている。印刷物の表面の質感に影響を与える情報には、印刷方式の違いが含まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-52483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、印刷物の3次元プレビュー画像を生成する際に、印刷方式の違いが印刷物の表面の質感にどのように影響を与えるかについて具体的に言及されていない。したがって、印刷画像が形成された印刷媒体のレンダリング画像に、印刷方式の違いによる印刷媒体の質感の違いをより良く反映できる技術が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の形態によれば、画像処理方法が提供される。この画像処理方法は、(a)印刷媒体上に形成される印刷画像の画素値を含む印刷画像データを取得する工程と、(b)前記印刷媒体上に前記印刷画像を形成する方法である印刷方式を取得する工程と、(c)前記印刷画像の形成に用いられる印刷記録材の量である印刷記録材量に従って、前記印刷記録材の存在による前記印刷媒体表面の質感を表す第1質感パラメーターを設定する工程と、(d)前記印刷媒体自体の質感を表す第2質感パラメーターを設定する工程と、(e)前記印刷方式に従って、前記印刷方式に依存する前記印刷媒体の質感を表す第3質感パラメーターを設定する工程と、(f)前記印刷画像データと、前記第1質感パラメーターと、前記第2質感パラメーターと、前記第3質感パラメーターとを用いたレンダリング処理により、前記印刷画像が形成された前記印刷媒体のレンダリング画像を生成する工程と、を備える。
【0006】
本開示の第2の形態によれば、画像処理装置が提供される。この画像処理装置は、印刷媒体上に形成される印刷画像の画素値を含む印刷画像データを取得する画像データ取得部と、前記印刷媒体上に前記印刷画像を形成する方法である印刷方式を取得する印刷方式取得部と、前記印刷画像の形成に用いられる印刷記録材の量である印刷記録材量に従って、前記印刷記録材の存在による前記印刷媒体表面の質感を表す第1質感パラメーターを設定する第1質感設定部と、前記印刷媒体自体の質感を表す第2質感パラメーターを設定する第2質感設定部と、前記印刷方式に従って、前記印刷方式に依存する前記印刷媒体の質感を表す第3質感パラメーターを設定する第3質感設定部と、前記印刷画像データと、前記第1質感パラメーターと、前記第2質感パラメーターと、前記第3質感パラメーターとを用いたレンダリング処理により、前記印刷画像が形成された前記印刷媒体のレンダリング画像を生成するレンダリング部と、を備える。
【0007】
本開示の第3の形態によれば、印刷システムが提供される。この印刷システムは、上記第2の形態の画像処理装置と、前記画像処理装置が生成した前記レンダリング画像を表示する表示装置と、前記印刷画像データを前記印刷媒体に印刷する印刷装置と、を備える。
【0008】
本開示の第4の形態によれば、画像処理プログラムが提供される。この画像処理プログラムは、(a)印刷媒体上に形成される印刷画像の画素値を含む印刷画像データを取得する機能と、(b)前記印刷媒体上に前記印刷画像を形成する方法である印刷方式を取得する機能と、(c)前記印刷画像の形成に用いられる印刷記録材の量である印刷記録材量に従って、前記印刷記録材の存在による前記印刷媒体表面の質感を表す第1質感パラメーターを設定する機能と、(d)前記印刷媒体自体の質感を表す第2質感パラメーターを設定する機能と、(e)前記印刷方式に従って、前記印刷方式に依存する前記印刷媒体の質感を表す第3質感パラメーターを設定する機能と、(f)前記印刷画像データと、前記第1質感パラメーターと、前記第2質感パラメーターと、前記第3質感パラメーターとを用いたレンダリング処理により、前記印刷画像が形成された前記印刷媒体のレンダリング画像を生成する機能と、をコンピューターに実現させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
印刷システムの概略構成を示すブロック図である。
画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
レンダリング部の構成を示すブロック図である。
画像表示処理のフローチャートである。
色変換処理のフローチャートである。
第1質感パラメーター設定処理のフローチャートである。
第2質感パラメーター設定処理のフローチャートである。
印刷方式と第3質感パラメーターを対応付けたテーブルの例を示す図である。
彩度補正処理のフローチャートである。
ピクセル色決定処理のフローチャートである。
仮想空間における印刷媒体の動きを表す動画を構成する1枚の静止画の例を示す図である。
仮想空間における印刷媒体の動きを表す動画を構成する1枚の静止画の例を示す図である。
仮想空間における予め定められた印刷媒体の動きを表すアニメーションの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
A.第1実施形態:
図1は、印刷システム10の概略構成を示すブロック図である。印刷システム10は、画像処理装置100と、入力装置200と、表示装置300と、印刷装置400と、を備える。画像処理装置100は、物理ベースレンダリングにより、印刷画像が形成された印刷媒体を表すレンダリング画像を生成し、レンダリング画像を表示装置300に表示させる。本実施形態では、印刷媒体は、布や紙、ラベル等の柔らかい物体である。以下では、物理ベースレンダリングを、単にレンダリングと呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

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