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公開番号
2025128538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025253
出願日
2024-02-22
発明の名称
通信システム、中継装置、交換装置、通信方法、中継方法、交換方法、中継装置用プログラム、及び交換装置用プログラム
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
H04M
3/58 20060101AFI20250827BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】WebRTCシステムをPBXシステムに接続する態様で多様な音声サービスを提供する。
【解決手段】本発明は、ゲートウェイ3と、PBX4とを備える通信システム100である。ゲートウェイ3は、通話中であるWebRTC端末1とのやり取りを処理するWebRTC UA部31と、SIP端末5bへの転送依頼をWebRTC端末1から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報をPBX4に送信するSIP UA部32と、を備える。PBX4の転送部42は、SIP端末5bに対して、SIPを用いた第1発呼処理を実行するとともに、通話中であるSIP端末5aに対して、SIPを用いた保留処理を実行する。また、転送部42は、ゲートウェイ3に対して、前記第1情報に関する応答処理を、SIPのINFOメッセージを有する第2情報を用いて実行する。また、転送部42は、ゲートウェイ3に対して、SIPを用いた第2発呼処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中継装置と、交換装置と、を備え、
前記中継装置は、
通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継処理部と、
転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIP(Session Initiation Protocol)のINFOメッセージを有する第1情報を前記交換装置に送信する第2中継処理部と、を備え、
前記交換装置は、
前記第1情報を受信すると、前記転送先端末に対して、SIPを用いた第1発呼処理を実行するとともに、通話中である転送元端末に対して、SIPを用いた保留処理を実行する第1交換処理部と、
前記第1発呼処理が実行された後であり、前記保留処理が実行された後に、前記中継装置に対して、前記第1情報に関する応答処理を、SIPのINFOメッセージを有する第2情報を用いて実行する第2交換処理部と、
前記応答処理が実行された後に、前記中継装置に対して、SIPを用いた第2発呼処理を実行する第3交換処理部と、を備える、通信システム。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記ブラウザ端末は、前記中継装置との呼接続を確立するための第1SDP(Session Description Protocol〉を用意しており、
前記中継装置は、前記ブラウザ端末との呼接続を確立するための第2SDP、及び前記第2SDPとは異なる第3SDPを用意しており、
前記転送元端末は、第4SDPを用意しており、
前記転送先端末は、第5SDPを用意しており、
前記交換装置は、第6SDPを用意しており、
前記第1交換処理部は、前記第1発呼処理のメッセージに前記第3SDPを付与するとともに、前記保留処理のメッセージに前記第6SDPを付与し、
前記第3交換処理部は、前記第2発呼処理のメッセージに前記第5SDPを付与する、請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
中継装置と交換装置とを備える通信システムにおける通信方法であって、
前記中継装置が、
通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継ステップと、
転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を前記交換装置に送信する第2中継ステップと、を実行し、
前記交換装置が、
前記第1情報を受信すると、前記転送先端末に対して、SIPを用いた第1発呼処理を実行するとともに、通話中である転送元端末に対して、SIPを用いた保留処理を実行する第1交換ステップと、
前記第1発呼処理が実行された後であり、前記保留処理が実行された後に、前記中継装置に対して、前記第1情報に関する応答処理を、SIPのINFOメッセージを有する第2情報を用いて実行する第2交換ステップと、
前記応答処理が実行された後に、前記中継装置に対して、SIPを用いた第2発呼処理を実行する第3交換ステップと、を実行する、通信方法。
【請求項4】
通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継処理部と、
転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を交換装置に送信する第2中継処理部と、を備える、中継装置。
【請求項5】
前記ブラウザ端末との呼接続を確立するための第2SDP、及び前記第2SDPとは異なる第3SDPを用意している、請求項4に記載の中継装置。
【請求項6】
コンピュータを中継装置として機能させる中継装置用プログラムであって、
前記コンピュータを、
通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継処理部、
転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を交換装置に送信する第2中継処理部、として機能させる中継装置用プログラム。
【請求項7】
中継装置が、
通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継ステップと、
転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を交換装置に送信する第2中継ステップと、を実行する、中継方法。
【請求項8】
転送先端末への転送依頼を、通話中であるブラウザ端末から受信した中継装置から、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を受信すると、前記転送先端末に対して、SIPを用いた第1発呼処理を実行するとともに、通話中である転送元端末に対して、SIPを用いた保留処理を実行する第1交換処理部と、
前記第1発呼処理が実行された後であり、前記保留処理が実行された後に、前記中継装置に対して、前記第1情報に関する応答処理を、SIPのINFOメッセージを有する第2情報を用いて実行する第2交換処理部と、
前記応答処理が実行された後に、前記中継装置に対して、SIPを用いた第2発呼処理を実行する第3交換処理部と、を備える、交換装置。
【請求項9】
前記第1交換処理部は、前記第1発呼処理のメッセージに第3SDPを付与するとともに、前記保留処理のメッセージに第6SDPを付与し、
前記第3交換処理部は、前記第2発呼処理のメッセージに第5SDPを付与し、
前記第3SDPは、前記中継装置に用意されたSDPとして、前記ブラウザ端末との呼接続を確立するための第2SDPとは異なるSDPであり、
前記第5SDPは、前記転送先端末に用意されたSDPであり、
前記第6SDPは、前記交換装置に用意されたSDPである、請求項8に記載の交換装置。
【請求項10】
コンピュータを交換装置として機能させる交換装置用プログラムであって、
前記コンピュータを、
転送先端末への転送依頼を、通話中であるブラウザ端末から受信した中継装置から、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を受信すると、前記転送先端末に対して、SIPを用いた第1発呼処理を実行するとともに、通話中である転送元端末に対して、SIPを用いた保留処理を実行する第1交換処理部、
前記第1発呼処理が実行された後であり、前記保留処理が実行された後に、前記中継装置に対して、前記第1情報に関する応答処理を、SIPのINFOメッセージを有する第2情報を用いて実行する第2交換処理部、
前記応答処理が実行された後に、前記中継装置に対して、SIPを用いた第2発呼処理を実行する第3交換処理部、として機能させる交換装置用プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、中継装置、交換装置、通信方法、中継方法、交換方法、中継装置用プログラム、及び交換装置用プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、インターネット上で多く利用されている音声会議は、WebRTC(Web Real-Time Communication)を用いたシステムが主流である。WebRTCシステムを用いた発明として、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1の発明は、インターネット回線等を利用したウェブ会議システムにおいて、画像や音声を利用可能とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-164121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
WebRTCシステムを従来のPBX(Private branch exchange)システムに接続するためには、ゲートウェイなどを経由させる必要がある。WebRTCシステムをPBXシステムに接続する態様であっても、電話をかけた相手先との通話等の単純な接続であれば、ゲートウェイでプロトコルなどの変換を行うのみでよい。しかし、保留や転送などPBXの様々な音声サービスについては、シーケンスが複雑すぎるため、音声サービスの提供が容易でないという問題がある。
【0005】
上記事情に鑑みて、本発明は、WebRTCシステムをPBXシステムに接続する態様で多様な音声サービスを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決する本発明は、中継装置と、交換装置と、を備え、前記中継装置は、通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継処理部と、転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIP(Session Initiation Protocol)のINFOメッセージを有する第1情報を前記交換装置に送信する第2中継処理部と、を備え、前記交換装置は、前記第1情報を受信すると、前記転送先端末に対して、SIPを用いた第1発呼処理を実行するとともに、通話中である転送元端末に対して、SIPを用いた保留処理を実行する第1交換処理部と、前記第1発呼処理が実行された後であり、前記保留処理が実行された後に、前記中継装置に対して、前記第1情報に関する応答処理を、SIPのINFOメッセージを有する第2情報を用いて実行する第2交換処理部と、前記応答処理が実行された後に、前記中継装置に対して、SIPを用いた第2発呼処理を実行する第3交換処理部と、を備える、通信システムである。
【0007】
また、本発明は、中継装置と交換装置とを備える通信システムにおける通信方法であって、前記中継装置が、通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継ステップと、転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を前記交換装置に送信する第2中継ステップと、を実行し、前記交換装置が、前記第1情報を受信すると、前記転送先端末に対して、SIPを用いた第1発呼処理を実行するとともに、通話中である転送元端末に対して、SIPを用いた保留処理を実行する第1交換ステップと、前記第1発呼処理が実行された後であり、前記保留処理が実行された後に、前記中継装置に対して、前記第1情報に関する応答処理を、SIPのINFOメッセージを有する第2情報を用いて実行する第2交換ステップと、前記応答処理が実行された後に、前記中継装置に対して、SIPを用いた第2発呼処理を実行する第3交換ステップと、を実行する、通信方法である。
【0008】
また、本発明は、通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継処理部と、転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を交換装置に送信する第2中継処理部と、を備える、中継装置である。
【0009】
また、本発明は、コンピュータを中継装置として機能させる中継装置用プログラムであって、前記コンピュータを、通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継処理部、転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を交換装置に送信する第2中継処理部、として機能させる中継装置用プログラムである。
【0010】
また、本発明は、中継装置が、通話中であるブラウザ端末とのやり取りを処理する第1中継ステップと、転送先端末への転送依頼を前記ブラウザ端末から受信すると、前記転送依頼に関する情報であり、SIPのINFOメッセージを有する第1情報を交換装置に送信する第2中継ステップと、を実行する、中継方法である。
(【0011】以降は省略されています)
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