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公開番号2025127922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024927
出願日2024-02-21
発明の名称ドライバ回路及び画像表示システム
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G09G 3/20 20060101AFI20250826BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】表示制御用データに基づいて表示データを表示パネルに表示する際に、誤った表示制御用データが出力されることにより異常な表示が行われる可能性を低減する。
【解決手段】出力用FF回路23A、23Bは、表示データを表示パネルに表示する制御に用いられる表示制御用データを保持して所定のタイミングで出力する。判定用FF回路24A~24Dは、予め設定された論理の判定データを保持する。判定回路25は、判定データの論理がそれぞれ予め設定された論理であり、かつ、入力ラッチデータ101がHレベルの場合に、異常が発生していないことを示す判定結果信号103を出力する。FF回路26、27と、ノア回路28と、クロックゲート回路29とから構成されるマスク制御回路は、判定結果信号103が、異常が発生していないことを示している場合に、表示制御用データが表示制御回路12に出力されるように制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
受信した表示データを表示パネルに表示させるドライバ回路であって、
前記表示データを表示パネルに表示するための制御に用いられる表示制御用データを保持して、所定のタイミングで出力する第1のレジスタ回路と、
予め設定された論理の判定データを保持する複数の第2のレジスタ回路と、
前記複数の第2のレジスタ回路に保持されている判定データの論理がそれぞれ予め設定された論理となっていて、かつ、前記第1のレジスタ回路に保持されている表示制御用データがアクティブの場合に、異常が発生していないことを示す判定結果を出力する判定回路と、
前記判定回路から出力された判定結果が、異常が発生していないことを示している場合に、前記第1のレジスタ回路に保持されている表示制御用データが前記表示パネルの表示制御を行う回路に出力されるように制御するマスク制御回路と、
を備えたドライバ回路。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記マスク制御回路は、前記判定回路から出力された判定結果が、異常が発生していないことを示している場合に、前記第1のレジスタ回路に保持されている表示制御用データを出力するための出力用のフリップフロップ回路にクロック信号が供給されるようにすることにより、前記第1のレジスタ回路に保持されている表示制御用データが前記表示パネルの表示制御を行う回路に出力されるように制御する、
請求項1に記載のドライバ回路。
【請求項3】
前記判定データが、ハイレベルの論理及びロウレベルの論理の両方の論理を少なくとも1つ含むデータである、
請求項1に記載のドライバ回路。
【請求項4】
前記複数の第2のレジスタ回路が、前記第1のレジスタ回路の近傍に配置されている、
請求項1に記載のドライバ回路。
【請求項5】
受信した表示データを表示パネルに表示させるドライバ回路であって、
前記表示データを表示パネルに表示するための制御に用いられる表示制御用データを保持して、所定のタイミングで出力する第1のレジスタ回路と、
予め設定された論理の判定データを保持する複数の第2のレジスタ回路と、
前記複数の第2のレジスタ回路に保持されている判定データとは異なる予め設定された論理の判定データを保持する複数の第3のレジスタ回路と、
前記表示制御用データの論理が切り替わるタイミングを制御する制御信号の論理に応じて、前記複数の第2のレジスタ回路又は前記複数の第3のレジスタ回路に保持されている判定データのいずれかを選択する選択回路と、
前記選択回路により選択された判定データの論理と、前記第1のレジスタ回路に保持されている表示制御用データの論理との組み合わせが、予め設定された組み合わせのいずれかと一致している場合に、異常が発生していないことを示す判定結果を出力する判定回路と、
前記判定回路から出力された判定結果が、異常が発生していないことを示している場合に、前記第1のレジスタ回路に保持されている表示制御用データが前記表示パネルの表示制御を行う回路に出力されるように制御するマスク制御回路と、
を備えたドライバ回路。
【請求項6】
前記第1のレジスタ回路及び前記判定回路がそれぞれ複数設けられ、
前記複数の判定回路が、前記複数の第1のレジスタ回路毎にそれぞれ配置され、
前記マスク制御回路は、前記複数の判定回路のうちいずれか1つから異常が発生していることを示す判定結果が出力された場合に、前記複数の第1のレジスタ回路に保持されている全ての表示制御用データが前記表示パネルの表示制御を行う回路に出力されないように制御する、
請求項5に記載のドライバ回路。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載のドライバ回路と、
前記ドライバ回路に前記表示データを送信する制御回路と、
を備えた画像表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、LCD(Liquid Crystal Display)等の液晶表示装置を駆動するためのドライバ回路(ドライバIC)に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータや携帯電話装置等の各種情報処理装置は、表示デバイスとしてLCD等の液晶表示装置が用いられている。このような液晶表示装置に表示データを表示させるためには、液晶表示装置を駆動するためのドライバ回路(ドライバIC)が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-145492号公報
特許第6712326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような液晶表示装置を駆動するためのドライバICでは、ソースロードパルス信号や異常検知信号等の表示制御用データに基づいて、表示データをライン毎に書き込むことにより表示制御を行っている。
【0005】
しかし、ESD(Electro Static Discharge)ノイズ等の外来ノイズの影響により、ドライバICの内部のフリップフロップ回路等のレジスタ回路に書き込まれた表示制御用データが変化したり破壊されたりした場合、表示画像に影響を及ぼして正常な画像表示が行われなくなってしまう可能性がある。そのため、EMS(Electro Magnetic Susceptibility)特性を向上させたドライバICが望まれている。
【0006】
そこで、このような画像表示の異常を防ぐために、ドライバIC内部に記憶されているデータを、ドライバICに表示データを送信する外部装置が読み出して照合して、書き込んだはずのデータから変化している場合に、異常が発生していると判定して表示データをドライバICに書き直す等の対処を行う方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
しかし、外部装置において異常の発生を検知してから再表示を行うような対処方法では、外部装置において異常の発生を検知した段階で既に表示パネルでは異常表示が行われている可能性があり、表示パネルにおいて異常な表示が行われることを完全に防ぐことは困難である。
【0008】
そこで、本発明の目的は、表示制御用データに基づいて表示データを表示パネルに表示する際に、誤った表示制御用データが出力されることにより異常な表示が行われる可能性を低減することが可能なドライバ回路及び画像表示システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のドライバ回路は、受信した表示データを表示パネルに表示させるドライバ回路であって、
前記表示データを表示パネルに表示するための制御に用いられる表示制御用データを保持して、所定のタイミングで出力する第1のレジスタ回路と、
予め設定された論理の判定データを保持する複数の第2のレジスタ回路と、
前記複数の第2のレジスタ回路に保持されている判定データの論理がそれぞれ予め設定された論理となっていて、かつ、前記第1のレジスタ回路に保持されている表示制御用データがアクティブの場合に、異常が発生していないことを示す判定結果を出力する判定回路と、
前記判定回路から出力された判定結果が、異常が発生していないことを示している場合に、前記第1のレジスタ回路に保持されている表示制御用データが前記表示パネルの表示制御を行う回路に出力されるように制御するマスク制御回路と、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態の画像表示システムの全体構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態のドライバIC10における構成を示すブロック図である。
ソースロードパルス信号や異常検知信号を出力する出力用FF回路23(33)を用いて誤った出力データが出力される様子を説明するための図である。
図3に示した出力用FF回路23(33)におけるタイミングチャートである。
図2に示した本発明の第1の実施形態のノイズ検知回路40の詳細な構成を示す図である。
図5に示した第1の実施形態におけるノイズ検知回路40の動作を説明するためのタイミングチャートである。
本発明の第2の実施形態のノイズ検知回路40Aの詳細な構成を示す図である。
図7中における判定回路62の判定論理を説明するための図である。
図7に示した第2の実施形態におけるノイズ検知回路40Aの動作を説明するためのタイミングチャートである。
複数のノイズ検知回路による連携動作を行う場合の回路構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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