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公開番号2025127557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024321
出願日2024-02-21
発明の名称プログラマブルロジックコントローラ
出願人株式会社キーエンス
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G05B 19/05 20060101AFI20250826BHJP(制御;調整)
要約【課題】PLCにおけるファイル等の一覧を容易に取得できるようにする。
【解決手段】PLCは、プログラム実行部で実行されるユーザプログラムに応じてアクセスされ、少なくとも一部のメモリ領域がスキャン毎にリフレッシュされるデータメモリと、ファイルシステムでフォーマットされたメモリであって、ファイルを保存するファイルメモリと、を有している。プログラム実行部は、ユーザプログラムに基づいて一覧取得命令を実行すると、ファイルメモリに保存され、一覧取得命令の対象となっている一または複数のファイルを特定し、特定された一または複数のファイルのそれぞれの名称の一覧をデータメモリに記憶する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザプログラムを実行するプログラム実行部と、
前記プログラム実行部で実行される前記ユーザプログラムに応じて当該プログラム実行部によりアクセスされ、少なくとも一部のメモリ領域がスキャン毎にリフレッシュされるデータメモリと、
ファイルシステムでフォーマットされたメモリであって、ファイルを保存するファイルメモリと、を有し、
前記プログラム実行部は、前記ユーザプログラムに基づいて一覧取得命令を実行すると、前記ファイルメモリに保存され、前記一覧取得命令の対象となっている一または複数のファイルを特定し、前記特定された一または複数のファイルのそれぞれの名称の一覧を前記データメモリに記憶する、ことを特徴とするプログラマブルロジックコントローラ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記一覧に含まれる前記一または複数のファイルのそれぞれの名称は、前記データメモリにおいて、一つのファイルごとに割り当てられたメモリ領域に記憶される、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項3】
前記一覧は、前記ファイルメモリに保存されるフォルダの名称を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項4】
前記一覧と対象となるファイルおよびフォルダは、指定されたフォルダに保存されているファイルおよびサブフォルダである、ことを特徴とする請求項3に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項5】
前記メモリ領域は、前記ユーザプログラムによりアクセス可能なメモリ領域であるデバイスメモリ、または、前記ユーザプログラムにより定義された変数を記憶するメモリ領域である、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項6】
前記プログラム実行部は、予め指定された名称に対して、前方一致、後方一致または部分一致するファイルの名称の一覧を前記データメモリに記憶する、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項7】
前記プログラム実行部は、前記データメモリに記憶されている前記一覧を読み出し、前記ファイルメモリに保存されているファイルであって、前記一覧に含まれているファイルの名称をリネームする、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項8】
前記プログラム実行部は、前記一覧に含まれるファイルの個数を前記データメモリに記憶する、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項9】
前記プログラム実行部は、前記一覧に含まれるファイルの名称に基づき、前記ファイルメモリに保存されているファイルにアクセスし、当該ファイルに含まれる指定行数のテキストを読み出す、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項10】
前記プログラム実行部は、予め指定された抽出条件にしたがった名称であって、予め指定された個数の名称の一覧を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラマブルロジックコントローラに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ファクトリーオートメーションにおいてプログラマブルロジックコントローラ(PLC)は、産業機械を制御する中核的なコントローラである。PLCは、産業機械の制御履歴を保持するファイルや産業機械の動作を撮影して生成された画像ファイル、産業機械により製造された製品(ワーク)を撮影して生成された画像ファイルなどを収集することがある。
【0003】
PLCが収集したファイルの名称を、所望の名称にリネームしたいことがある。特許文献1によれば、デバイスの状態変化を示すデータをファイル名に含めるようにリネームする技術が提案されている。なお、PLCの分野においてデバイスとは、1ビットのデータや1ワードのデータが記憶されるメモリ領域を言う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-302629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
PLCには、カメラなどの様々な外部機器が接続され、外部機器はPLCにファイルを転送することがある。すでにPLCに保存されているファイルの名称と、外部機器が転送しようとしているファイルの名称とが一致している場合、PLCに保存されているファイルは、外部機器から転送されるファイルによって上書きされてしまい、貴重なファイルが喪失してしまう。あるいは、カメラ側で同一名称のファイルが存在する場合に、上書きの代わりに、エラーとして処理するように設定されていることもある。この場合は、サイクルタイムが低下しうる。このような上書きを回避するには、PLCに保存されているファイルをリネームする必要がある。また、PLCがリネームを実行するには、リネームの対象となるファイルの名称を特定しなければならない。しかし、外部機器が転送してくるファイルの名称が固定名称でない場合、PLCはファイルの名称を特定することができない。そのため、外部機器は、PLCにとって既知である固定名称のファイルを転送し、PLCは既知の固定名称のファイルを受信すると、その固定名称を別の名称にリネームする。このように、PLC側でリネームを実行する場合、リネームが完了するまでは上書きを回避するために、外部機器は、次のファイルをPLCに転送できない。その結果、PLCと外部機器のサイクルタイムが低下する。
【0006】
このようにファイルの名称はファイルに対する何らかの操作を実行するために必要であり、PLCがファイルやフォルダの一覧を容易に取得できることが求められている。そこで、本発明は、PLCにおけるファイル等の一覧を容易に取得できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、たとえば、
ユーザプログラムを実行するプログラム実行部と、
前記プログラム実行部で実行される前記ユーザプログラムに応じて当該プログラム実行部によりアクセスされ、少なくとも一部のメモリ領域がスキャン毎にリフレッシュされるデータメモリと、
ファイルシステムでフォーマットされたメモリであって、ファイルを保存するファイルメモリと、を有し、
前記プログラム実行部は、前記ユーザプログラムに基づいて一覧取得命令を実行すると、前記ファイルメモリに保存され、前記一覧取得命令の対象となっている一または複数のファイルを特定し、前記特定された一または複数のファイルのそれぞれの名称の一覧を前記データメモリに記憶する、ことを特徴とするプログラマブルロジックコントローラを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、PLCにおけるファイル等の一覧を容易に取得できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
PLCシステムを説明する図。
基本ユニットを説明する図。
外部機器を説明する図。
ファイル一覧の作成方法を説明するフローチャート。
ファイル一覧の作成方法を説明するフローチャート。
ファイル一覧の作成方法を説明するフローチャート。
ファイル一覧の元になるファイルテーブルの作成方法を説明する図。
ファイル一覧取得命令を説明する図。
複数行を読み出すための命令を説明する図。
ディレクトリ構造を説明する図。
ファイル一覧を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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