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公開番号
2025127554
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024318
出願日
2024-02-21
発明の名称
設定支援装置、PLCシステムおよびプログラム
出願人
株式会社キーエンス
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G05B
19/05 20060101AFI20250826BHJP(制御;調整)
要約
【課題】それぞれ製造メーカが異なる複数のモータドライバがPLCに接続されている場合の試運転またはチューニングに関するユーザの負担を軽減する。
【解決手段】記憶部は複数のモータ駆動装置のそれぞれのモータ制御に関し、ベンダ特定情報と製品特定情報との組み合わせに関連付けられている設定情報を記憶する。設定支援装置は、それぞれベンダ特定情報と製品特定情報とにより特定される複数のモータ駆動装置の中からいずれかのモータ駆動装置を選択し、選択されたモータ駆動装置に関連付けられているベンダ特定情報と製品特定情報との組み合わせに対応する設定情報を記憶部から読み出し、当該設定情報に基づいて当該モータ駆動装置を試運転またはチューニングするためのインターフェース画面を生成し、インターフェース画面を介して受け付けられた指示を、プログラマブルロジックコントローラおよび産業用通信を介してモータ駆動装置に送信する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
産業用通信のメインとして機能するプログラマブルロジックコントローラと、
前記産業用通信のペリフェラルとして機能し、当該産業用通信により当該メインから伝送されるモータ制御データに基づいてモータを駆動するモータ駆動装置と、
を有するPLCシステムに対する設定を支援する設定支援装置であって、
それぞれベンダ特定情報と製品特定情報とにより特定される複数のモータ駆動装置の中からいずれかのモータ駆動装置を、前記メインとして機能する前記プログラマブルロジックコントローラに対して前記ペリフェラルとして接続されるものとして選択する選択部と、
前記複数のモータ駆動装置のそれぞれのモータ制御に関する設定情報であって、前記ベンダ特定情報と前記製品特定情報との組み合わせに関連付けられている設定情報を記憶する記憶部と、
前記選択部により選択された前記モータ駆動装置に関連付けられている前記ベンダ特定情報と前記製品特定情報との組み合わせに対応する前記設定情報を前記記憶部から読み出し、当該設定情報に基づいて当該モータ駆動装置を試運転またはチューニングするためのインターフェース画面を生成する画面生成部と、
前記画面生成部により生成された前記インターフェース画面を介して受け付けられた指示を、前記プログラマブルロジックコントローラおよび前記産業用通信を介して前記モータ駆動装置に送信する送信部と、
を有することを特徴とする設定支援装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記プログラマブルロジックコントローラに対して接続されている前記複数のモータ駆動装置のうちで前記インターフェース画面を通じてチューニングされる一つのモータ駆動装置の選択を受け付ける受付部をさらに有し、
前記画面生成部は、前記受付部により選択を受け付けられた前記一つのモータ駆動装置に関連付けられている前記ベンダ特定情報と前記製品特定情報との組み合わせに対応する前記設定情報を前記記憶部から読み出し、当該設定情報に基づいて当該一つのモータ駆動装置をチューニングするための前記インターフェース画面を生成する、
ように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の設定支援装置。
【請求項3】
前記インターフェース画面は、前記モータ駆動装置の制御パラメータをチューニングするためのチューニング画面を含み、
前記チューニング画面は、前記モータ駆動装置の前記ベンダ特定情報と前記製品特定情報との組み合わせに対応する前記設定情報に基づく前記制御パラメータのチューニングを受け付ける、ことを特徴とする請求項2に記載の設定支援装置。
【請求項4】
前記チューニング画面は、
前記複数のモータ駆動装置のうちでチューニング対象となるモータ駆動装置の切替の指示を受け付ける切替部と、
前記切替部により指示された前記チューニング対象となる前記モータ駆動装置について一つ以上の制御パラメータの調整部と
を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の設定支援装置。
【請求項5】
前記プログラマブルロジックコントローラに対して接続されている前記複数のモータ駆動装置のうちで前記インターフェース画面を通じて試運転される一つのモータ駆動装置の選択を受け付ける受付部をさらに有し、
前記画面生成部は、前記受付部により選択を受け付けられた前記一つのモータ駆動装置に関連付けられている前記ベンダ特定情報と前記製品特定情報との組み合わせに対応する前記設定情報を前記記憶部から読み出し、当該設定情報に基づいて当該一つのモータ駆動装置を試運転するための前記インターフェース画面を生成する、
ように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の設定支援装置。
【請求項6】
前記インターフェース画面は、前記モータ駆動装置の試運転の指示を受け付ける試運転画面を含み、
前記試運転画面は、前記モータ駆動装置の前記ベンダ特定情報と前記製品特定情報との組み合わせに対応する前記設定情報に基づく運転内容についての指示を受け付ける、ことを特徴とする請求項5に記載の設定支援装置。
【請求項7】
前記試運転画面は、前記複数のモータ駆動装置を並列に試運転するために、前記複数のモータ駆動装置に対して一対一で設けられた複数の指示部を含む、ことを特徴とする請求項6に記載の設定支援装置。
【請求項8】
前記試運転画面において指定された運転内容を前記モータ駆動装置に実行させるためのプログラムに変換する変換部をさらに有する、ことを特徴とする請求項6に記載の設定支援装置。
【請求項9】
前記変換部は、前記運転内容を二モニックで記述した前記プログラムに変換し、前記プログラムをクリップボードにコピーする、ことを特徴とする請求項8に記載の設定支援装置。
【請求項10】
前記試運転は、ジョグ運転または原点復帰を含む、請求項5に記載の設定支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、設定支援装置、PLCシステムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ファクトリーオートメーションにおいてプログラマブルロジックコントローラ(PLC)は、産業機械を制御する中核的なコントローラである。産業機械のほとんどはモータを駆動源として様々な負荷を駆動する。特許文献1が記載するように、PLCは、モータ駆動装置(以下、モータドライバと称す。)と通信し、モータドライバに接続されているモータを駆動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-012025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、PLCの製造メーカ(ベンダ)と、モータドライバの製造メーカとは一致することが推奨されるが、ユーザは、別の製造メーカにより製造されたモータドライバを所有しており、それをPLCに接続することを希望することがある。この場合、それぞれ異なる製造メーカにより製造されたPLCと複数のモータドライバとが混在することになる。このように、それぞれ製造メーカが異なる複数のモータドライバについて試運転したり、チューニングしたりするためには、製造メーカごとの専用の設定支援装置をモータドライバに接続する必要があった。仮に、それぞれ製造メーカが異なる複数のモータドライバに対して共通の設定支援装置から共通のユーザインターフェースを介して試運転やチューニングを実行できれば、ユーザにとって便利であろう。
【0005】
そこで、本発明は、それぞれ製造メーカが異なる複数のモータドライバがPLCに接続されている場合の試運転またはチューニングに関するユーザの負担を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、たとえば、
産業用通信のメインとして機能するプログラマブルロジックコントローラと、
前記産業用通信のペリフェラルとして機能し、当該産業用通信により当該メインから伝送されるモータ制御データに基づいてモータを駆動するモータ駆動装置と、
を有するPLCシステムに対する設定を支援する設定支援装置であって、
それぞれベンダ特定情報と製品特定情報とにより特定される複数のモータ駆動装置の中からいずれかのモータ駆動装置を、前記メインとして機能する前記プログラマブルロジックコントローラに対して前記ペリフェラルとして接続されるものとして選択する選択部と、
前記複数のモータ駆動装置のそれぞれのモータ制御に関する設定情報であって、前記ベンダ特定情報と前記製品特定情報との組み合わせに関連付けられている設定情報を記憶する記憶部と、
前記選択部により選択された前記モータ駆動装置に関連付けられている前記ベンダ特定情報と前記製品特定情報との組み合わせに対応する前記設定情報を前記記憶部から読み出し、当該設定情報に基づいて当該モータ駆動装置を試運転またはチューニングするためのインターフェース画面を生成する画面生成部と、
前記画面生成部により生成された前記インターフェース画面を介して受け付けられた指示を、前記プログラマブルロジックコントローラおよび前記産業用通信を介して前記モータ駆動装置に送信する送信部と、
を有することを特徴とする設定支援装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、それぞれ製造メーカが異なる複数のモータドライバがPLCに接続されている場合の試運転またはチューニングに関するユーザの負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
PLCシステムを説明する図。
設定支援装置を説明する図。
基本ユニットを説明する図。
モータドライバを説明する図。
CPUの機能を説明する図。
パラメータ設定画面を説明する図。
チューニング画面を説明する図。
リアルタイムチャートモニタ画面を説明する図。
試運転画面を説明する図。
プログラムを説明する図。
試運転画面を説明する図。
設定方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<PLCシステム>
図1は、本発明の実施の形態によるプログラマブル・ロジック・コントローラシステム(以下、PLCシステム1と称す。)の一構成例を示す。図1が示すように、このPLCシステム1は、ラダープログラムなどのユーザプログラムの編集を行うための設定支援装置であるPCと、工場等に設置される各種制御装置を統括的に制御するためのPLC(プログラマブルロジックコントローラ)である基本ユニット3と、複数のモータドライバ4a~4cと、を備えている。複数のモータドライバ4a~4cは、それぞれモータ10a、10b、10cを駆動する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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