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公開番号
2025127558
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024322
出願日
2024-02-21
発明の名称
プログラマブルロジックコントローラ
出願人
株式会社キーエンス
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G05B
19/05 20060101AFI20250826BHJP(制御;調整)
要約
【課題】プログラマブルロジックコントローラにおいて、HMI等に表示される一覧をソートできるようにする。
【解決手段】PLCは、ユーザプログラムを実行するプログラム実行部と、プログラム実行部で実行されるユーザプログラムに応じて当該プログラム実行部によりアクセスされ、当該ユーザプログラムが取り扱える変数として、複数のメンバからなる構造体型の配列変数を記憶可能なデータメモリを有する。プログラム実行部は、複数のメンバのうち第一のメンバであって、ソートキーとなる当該第一のメンバの指定を受け付け、当該第一のメンバを示す文字列を引数とするソート命令にしたがって、ソートキーとして第一のメンバを用いて、データメモリに記憶されている配列変数を並べ替える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザプログラムを実行するプログラム実行部と、
前記プログラム実行部で実行される前記ユーザプログラムに応じて当該プログラム実行部によりアクセスされ、当該ユーザプログラムが取り扱える変数として、複数のメンバからなる構造体型の配列変数を記憶可能なデータメモリと、を有し、
前記プログラム実行部は、前記複数のメンバのうち第一のメンバであって、ソートキーとなる当該第一のメンバの指定を受け付け、当該第一のメンバを示す文字列を引数とするソート命令にしたがって、前記ソートキーとして前記第一のメンバを用いて、前記データメモリに記憶されている前記配列変数を並べ替える、ことを特徴とするプログラマブルロジックコントローラ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記配列変数を表示する表示器をさらに有し、
前記表示器は、前記第一のメンバを前記ソートキーとして指定することを受け付ける入力機器を有している、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項3】
前記ソート命令は、引数として、並べ替えのルールである昇順または降順の指定を含む、ことを特徴とする請求項2に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項4】
前記表示器は、前記昇順または前記降順の指定を受け付けるための操作オブジェクトを表示する、ことを特徴とする請求項3に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項5】
前記表示器は、前記プログラマブルロジックコントローラに実装されたWebサーバと通信して前記配列変数を表示するWebクライアントを有する、ことを特徴とする請求項2に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項6】
前記配列変数は、前記プログラマブルロジックコントローラにおいて監視対象となるイベントが発生すると記録されるデータを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項7】
前記配列変数は、前記プログラマブルロジックコントローラにおいてロギング対象となるデータであって順次に記録されるデータを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項8】
前記プログラム実行部は、前記プログラマブルロジックコントローラの運転記録データを取得し、前記運転記録データのうち所定範囲のデータを前記配列変数に格納する、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項9】
前記プログラム実行部は、前記ユーザプログラムとして前記配列変数を並べ替えるラダープログラムを実行し、前記配列変数の並べ替えを、前記ラダープログラムの複数のスキャンに分割して実行する、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項10】
前記プログラム実行部は、前記ラダープログラムの一スキャンごとに前記配列変数の並べ替え時間を計測し、前記並べ替え時間が閾値時間に達すると、前記並べ替えを中断し、前記ラダープログラムの次のスキャンにおいて前記並べ替えを再開する、ことを特徴とする請求項9に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラマブルロジックコントローラに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ファクトリーオートメーションにおいてプログラマブルロジックコントローラ(PLC)は、産業機械を制御する中核的なコントローラである。PLCで実行されるユーザプログラムのルールは、IEC61131-3により規定されている。IEC61131-3によれば、ユーザ定義変数として構造体変数が定義されている。特許文献1によれば、構造体変数を登録する際のユーザ支援技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-223591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、PLCが保持しているデバイスメモリに記憶されているデータは、PLCに接続された表示機器であるHMI(ヒューマンマシンインタフェース)に表示される。なお、HMIはWebサーバとWebクライアントにより実現されることもある。HMIは、PLCが制御する産業機械とともに工場内に設置されるが、産業機械の動作を監視する現場作業者によって視聴される。たとえば、HMIは、プログラマブルロジックコントローラに設けられた複数のデバイスメモリに記憶されているデータを一覧形式で表示することができる。ここで、現場作業者は、HMIに表示された一覧において、ソートを実行したいと希望することがあるが、従来はこのようなニーズを満たす方法がなかった。
【0005】
そこで、本発明は、プログラマブルロジックコントローラにおいて、HMI等に表示される一覧をソートできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、たとえば、
ユーザプログラムを実行するプログラム実行部と、
前記プログラム実行部で実行される前記ユーザプログラムに応じて当該プログラム実行部によりアクセスされ、当該ユーザプログラムが取り扱える変数として、複数のメンバからなる構造体型の配列変数を記憶可能なデータメモリと、を有し、
前記プログラム実行部は、前記複数のメンバのうち第一のメンバであって、ソートキーとなる当該第一のメンバの指定を受け付け、当該第一のメンバを示す文字列を引数とするソート命令にしたがって、前記ソートキーとして前記第一のメンバを用いて、前記データメモリに記憶されている前記配列変数を並べ替える、ことを特徴とするプログラマブルロジックコントローラを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、プログラマブルロジックコントローラにおいて、HMI等に表示される一覧をソートできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
PLCシステムを説明する図
基本ユニットを説明する図
HMIを説明する図
PCを説明する図
第一のCPUコアで実行されるソート処理を説明する図
第二のCPUコアで実行される補助処理を説明する図
ソート命令を説明する図
アラーム履歴を説明する図
アラーム履歴を説明する図
アラーム履歴の表示画面を説明する図
ソート処理を実行するためのラダープログラムを説明する図
アラーム履歴の表示処理を示すシーケンス図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<PLCシステム>
図1は、本発明の実施の形態によるプログラマブル・ロジック・コントローラシステム(以下、PLCシステム1と称す。)の一例を示す。図1が示すように、このPLCシステム1は、工場等に設置される各種制御装置を統括的に制御するためのPLC(プログラマブルロジックコントローラ)である基本ユニット2と、基本ユニット2に接続された拡張ユニット3とを有している。基本ユニット2には、1つないし複数の拡張ユニット3(例:I/Oユニット、アナログ入力ユニット、アナログ出力ユニット、通信ユニット、拡張ユニット3等)が接続される。基本ユニット2はCPUユニットと呼ばれることもある。さらに、基本ユニット2にはHMI4や、Webブラウザを搭載したPC7などが接続される。基本ユニット2と拡張ユニット3とは通信バスを介して相互に通信可能である。基本ユニット2と拡張ユニット3との間の接続面には、通信バスを相互に接続するためのコネクタが設けられていてもよい。基本ユニット2とHMI4およびPC7とは通信ケーブルまたは無線回線を介して相互に通信可能である。PCはパーソナルコンピュータの略称である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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