TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025126441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022627
出願日2024-02-19
発明の名称ポリプロピレン及びポリエチレンを含む試料の定量方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 27/62 20210101AFI20250822BHJP(測定;試験)
要約【課題】迅速かつ簡便なポリプロピレン及びポリエチレンの定量方法を提供する。
【解決手段】定量方法は、熱分解ガスクロマトグラフ質量分析計を用いた、ポリプロピレン及びポリエチレンを含む試料の定量方法であって、電界イオン化法により試料をイオン化して得られる、質量電荷比252におけるマスクロマトグラムの、ポリプロピレンに由来するピーク及びポリエチレンに由来するピークの面積比に基づいてポリプロピレン及びポリエチレンを定量する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
熱分解ガスクロマトグラフ質量分析計を用いた、ポリプロピレン及びポリエチレンを含む試料の定量方法であって、電界イオン化法により前記試料をイオン化して得られる、質量電荷比252におけるマスクロマトグラムの、ポリプロピレンに由来するピーク及びポリエチレンに由来するピークの面積比に基づいてポリプロピレン及びポリエチレンを定量する、ポリプロピレン及びポリエチレンを含む試料の定量方法。
続きを表示(約 78 文字)【請求項2】
ポリプロピレン中に含まれるポリエチレンの含有率を測定する、請求項1記載のポリプロピレン及びポリエチレンを含む試料の定量方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリプロピレン及びポリエチレンを含む試料の定量方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境問題への関心が世界的に高まっており、環境負荷低減のための方法の一つとして、廃プラスチックを新たな製品の原料として再利用するマテリアルリサイクルについて様々な提案がなされている。
【0003】
マテリアルリサイクルによって処理されたポリプロピレンには、物理的性状が近く、その再生過程で分離ができないという理由からポリエチレンが混ざってしまう。ポリプロピレン及びポリエチレンは一般的には相溶しないが、そのようなリサイクル材に含まれるポリエチレンの種類及び含有量によっては、ポリプロピレンが有する機械物性及び耐熱寿命が損なわれるため、製品の原料として再利用できなくなる可能性がある。そのため、リサイクル材のポリプロピレンを使用するにあたり、ポリプロピレン中に含まれるポリエチレンの含有量を定量し、リサイクル材の組成を確認することが不可欠である。
【0004】
特許文献1では、ポリプロピレン及びポリエチレンのような複数種類のプラスチック材料を含む廃プラスチックの組成分析装置について開示されている。ここでは、廃プラスチックに含まれる成分を予め想定して、それらについて熱分解ガスクロマトグラフィーにより、リテンション時間及び信号強度ベクトルを測定しておき、廃プラスチックの測定結果から行列計算を行って、各成分の含有量を求めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-270233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のような方法で廃プラスチック中の成分を定量するとき、熱分解成分の種類及び量が多くなると測定精度が不十分となり、迅速かつ簡便に定量することができないことが課題となっている。
【0007】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、迅速かつ簡便なポリプロピレン及びポリエチレンの定量方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様に係る定量方法は、熱分解ガスクロマトグラフ質量分析計を用いた、ポリプロピレン及びポリエチレンを含む試料の定量方法であって、電界イオン化法により試料をイオン化して得られる、質量電荷比252におけるマスクロマトグラムの、ポリプロピレンに由来するピーク及びポリエチレンに由来するピークの面積比に基づいてポリプロピレン及びポリエチレンを定量する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、迅速かつ簡便なポリプロピレン及びポリエチレンの定量方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る定量方法によって得られた、トータルイオンクロマトグラム(TIC)の一例である。
図1から抽出した、質量電荷比(m/z)252におけるマスクロマトグラムの一例である。
本実施形態に係る定量方法によってホモポリプロピレン(ホモPP)を測定して得られた、トータルイオンクロマトグラム(TIC)及び質量電荷比252におけるマスクロマトグラムである。
本実施形態に係る定量方法によって高密度ポリエチレン(HDPE)を測定して得られた、トータルイオンクロマトグラム(TIC)及び質量電荷比252におけるマスクロマトグラムである。
本実施形態に係る定量方法によってリサイクル材を測定して得られた、トータルイオンクロマトグラム(TIC)及び質量電荷比252におけるマスクロマトグラムの一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
端子
16日前
矢崎総業株式会社
電線
1か月前
矢崎総業株式会社
端子
16日前
矢崎総業株式会社
治具
2か月前
矢崎総業株式会社
端子台
2か月前
矢崎総業株式会社
導電体
1か月前
矢崎総業株式会社
箱状体
19日前
矢崎総業株式会社
箱状体
19日前
矢崎総業株式会社
バスバ
25日前
矢崎総業株式会社
雌端子
22日前
矢崎総業株式会社
導電体
1か月前
矢崎総業株式会社
導電体
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
24日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
車体構造
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
19日前
矢崎総業株式会社
巻付装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1日前
矢崎総業株式会社
照明装置
24日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
給電装置
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
続きを見る