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公開番号2025125142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024021003
出願日2024-02-15
発明の名称カバーの取付構造およびカバーの取付方法
出願人サクサ株式会社
代理人個人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20250820BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ねじ固定をするときにカバーが回転することを防ぎ、ユーザーの作業性を向上させることが可能なカバーの取付構造を提供する。
【解決手段】電子部品3が搭載された基板2と、基板2に立設された第1、第2のボス6a,6bと、ボス6の先端部の雌ねじ部8と、雄ねじ部9aを有する固定部材7と、ボス6に複数の固定部材7によって固定されたシート状のカバー4とを備える。カバー4は、第1の固定部14と第2の固定部15とを有する。第1の固定部14は第1の貫通孔16を有し、第2の固定部15は、第2のボス6bが挿通可能な第2の貫通孔17と、第3の貫通孔21とを含む。第3の貫通孔21が形成された部分(突片13)は、第2のボス6bに重なって固定部材7によって第2のボス6bに固定されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品が搭載された基板と、
前記基板に立設された少なくとも2つのボスと、
前記ボスの先端部に形成された雌ねじ部と、
前記雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじ部を有する固定部材と、
前記電子部品を覆う状態で前記ボスに複数の前記固定部材によって固定されたシート状のカバーとを備え、
前記カバーは、前記少なくとも2つのボスのうちの1本のボスとなる第1のボスに前記固定部材によって固定された第1の固定部と、他の1本のボスからなる第2のボスに前記固定部材によって固定された、回り止め構造を含む第2の固定部とを有し、
前記第1の固定部は、前記固定部材の前記雄ねじ部のみを挿通可能な第1の貫通孔を有し、
前記第2の固定部は、前記第2のボスが挿通可能に形成されて前記回り止め構造を構成する第2の貫通孔と、前記固定部材の前記雄ねじ部のみを挿通可能な第3の貫通孔とを含み、
前記カバーにおける前記第3の貫通孔が形成された部分は、前記第2の貫通孔に挿通された前記第2のボスに重なり、前記第3の貫通孔に前記雄ねじ部を通した別の前記固定部材によって前記第2のボスに固定されていることを特徴とするカバーの取付構造。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
請求項1に記載したカバーの取付構造において、
前記カバーは、可撓性を有する材料によって形成され、
前記第1の固定部は、前記カバーの一側部に設けられ、
前記第2の固定部は、前記カバーの他側部に設けられ、
前記カバーにおける前記第3の貫通孔が形成された部分は、前記第2の貫通孔を有する前記カバーの本体に隣接する突片となるように形成されているとともに、前記本体との境界となる部分で折れ曲がった状態で前記第2のボスに重ねられていることを特徴とするカバーの取付構造。
【請求項3】
請求項1に記載したカバーの取付構造における前記カバーを前記ボスに取り付けるカバーの取付方法であって、
前記第2のボスを前記第2の貫通孔に挿通させる第1のステップと、
前記第1の貫通孔に前記固定部材の前記雄ねじ部を挿入し、この固定部材で前記第1の固定部を前記第1のボスに固定する第2のステップと、
前記第3の貫通孔が形成された部分を前記第2のボスに重ねる第3のステップと、
前記第3の貫通孔に前記雄ねじ部を挿入した別の前記固定部材で前記部分を前記第2のボスに固定する第4のステップとによって実施することを特徴とするカバーの取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器の基板に搭載された電子部品を覆うカバーの取付構造およびカバーの取付方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子機器の基板には、電子部品を覆うカバーが設けられることがある。このカバーを設ける目的は、電子部品の保護したり、発熱する電子部品に作業者の手が触れることを防いだり、作業者が感電することを防止したり、静電気絶縁などを行うためである。
この種のカバーとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に開示されたカバーは、基板上の電子部品を遮蔽するように形成され、複数のねじ部材によって基板に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-27416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子部品を覆うカバーを基板に固定するに当たっては、カバーの少なくとも両端部となる2箇所をねじ止めして行うことが多い。このカバーの取付構造においては、最初のねじ部材を締め込むときに、ねじ部材からカバーに回転力が伝わってカバーも同方向に回転することがある。このようにカバーが回転するとカバーが電子部品を傷つけてしまうために、カバーを押さえながらねじ部材を締め込まなければならない。すなわち、従来のカバーの取付構造では、ねじ部材を締め込む動作と、カバーを押さえる動作とを同時に行わなければならないため、カバーを取り付ける作業の作業性が悪いという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、ねじ固定をするときにカバーが回転することを防ぎ、ユーザーの作業性を向上させることが可能なカバーの取付構造および取付方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、本発明に係るカバーの取付構造は、電子部品が搭載された基板と、前記基板に立設された少なくとも2つのボスと、前記ボスの先端部に形成された雌ねじ部と、前記雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじ部を有する固定部材と、前記電子部品を覆う状態で前記ボスに複数の前記固定部材によって固定されたシート状のカバーとを備え、前記カバーは、前記少なくとも2つのボスのうちの1本のボスとなる第1のボスに前記固定部材によって固定された第1の固定部と、他の1本のボスからなる第2のボスに前記固定部材によって固定された、回り止め構造を含む第2の固定部とを有し、前記第1の固定部は、前記固定部材の前記雄ねじ部のみを挿通可能な第1の貫通孔を有し、前記第2の固定部は、前記第2のボスが挿通可能に形成されて前記回り止め構造を構成する第2の貫通孔と、前記固定部材の前記雄ねじ部のみを挿通可能な第3の貫通孔とを含み、前記カバーにおける前記第3の貫通孔が形成された部分は、前記第2の貫通孔に挿通された前記第2のボスに重なり、前記第3の貫通孔に前記雄ねじ部を通した別の前記固定部材によって前記第2のボスに固定されているものである。
【0007】
本発明は、前記カバーの取付構造において、前記カバーは、可撓性を有する材料によって形成され、前記第1の固定部は、前記カバーの一側部に設けられ、前記第2の固定部は、前記カバーの他側部に設けられ、前記カバーにおける前記第3の貫通孔が形成された部分は、前記第2の貫通孔を有する前記カバーの本体に隣接する突片となるように形成されているとともに、前記本体との境界となる部分で折れ曲がった状態で前記第2のボスに重ねられていてもよい。
【0008】
本発明は、前記カバーの取付構造における前記カバーを前記ボスに取り付けるカバーの取付方法であって、前記第2のボスを前記第2の貫通孔に挿通させる第1のステップと、前記第1の貫通孔に前記固定部材の前記雄ねじ部を挿入し、この固定部材で前記第1の固定部を前記第1のボスに固定する第2のステップと、前記第3の貫通孔が形成された部分を前記第2のボスに重ねる第3のステップと、前記第3の貫通孔に前記雄ねじ部を挿入した別の前記固定部材で前記部分を前記第2のボスに固定する第4のステップとによって実施する方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ねじ固定をするときにカバーが回転することを防ぎ、ユーザーの作業性を向上させることが可能なカバーの取付構造および取付方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明に係るカバーの取付構造によりカバーが取り付けられた組立体の斜視図である。
図2は、カバーの取付構造の分解斜視図である。
図3は、カバーを示す図である。
図4は、カバーの取付方法を説明するためのフローチャートである。
図5は、カバーをボスに載せた状態を示す斜視図である。
図6は、第2の貫通孔に第2のボスを挿通させた状態を示す斜視図である。
図7は、第1の固定部を第1のボスに固定した状態を示す斜視図である。
図8は、突片を折り曲げた状態を示す斜視図である。
図9は、第1の固定部の固定状態を示す断面図である。
図10は、第2の固定部の固定状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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